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[鳥ィさんの名曲セレクション ]エンディングテーマ/amazarashi

今回は、amazarashiのエンディングテーマについて記事にしていこうと思います。

この曲は、聴かなくてもわかりますよね?
エンディングテーマの曲なのです。

真っ白な病室の窓の向こうでは
そろそろ桜も咲くんだろうけどな
満たされていないっていつも思うけれど
満たされていないからこその願う力

主人公は入院している事がわかります。
季節はもうすぐ春と言ったところですね。
おそらく余命があまりないのでしょう。

私も常に満たされていないと思っています。しかし、満たされることは決してないと思います。
一時的に満たされても次の欲が出てくるからです。

失う事、つまりは死ぬことに対する恐怖心に駆られているのでしょう。
だからこそ、生きていたいと強く願っているのです。

失う事に慣れたりしなかった
最後まで僕は悲しい人間でした
だけどそれと引き換えに僕は願うのです
生きて 生きて 生きていたいと

人間は行動と気持ちが矛盾する生き物です。表面上では否定していても、本心では否定していない。それをわからない人が多い気がしますね。

そして、2番の歌詞です。

幼い頃飼ってたペットが死んだとき
あまりの悲しさに出会わなきゃ良かったと思った
手にする喜びと失う悲しみ
天秤にかけるのは馬鹿げたことです

飼う時はペットとの楽しい時間を過ごすことばかり考えますが、いざ飼っていたペットが死ぬとなると、こんなに辛い思いをするのなら出会わなきゃ良かったと後悔する人も居ることでしょう。

1番の歌詞では「生きていたい」だったけれど、2番では「あなたの中で生きていたいに」変わっています。
主人公の心情に変化があったのではと捉えました。

生まれてきたからには必ず死は訪れます。
しかし、肉体としては居なくなっても、心の中では生き続けている。
だから、ふとした時に思い出してほしい。
そういう事を伝えたいのかなと私は思いました。

満たされていないからこそ必死になれる、でも必死になることで後悔する事だってある。

幸せって何なのだろう?

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