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絵を描こうと、とりあえず2週間続けてみた話

1. 自分の手で生み出したいという欲求

「いや〜、やっぱりこういうのは、お金をかけて絵師さんに依頼して作ってもらう方がいいよ」

 活動報酬なしの手弁当で運用している私の団体で、商品のデザインの打ち合わせをしていた時に、別の役員が口にしました。

 当時、私がオリジナルで0から1のデザインをする際に使っていたのは、PowerPointで図形を組み合わせ、ベクター画像にPhotoshopのブラシ機能で風味を出す画風でした。
 うまくやれば、エリック・カールのような風合いの絵を作ることができます。

▲お薬教室の模擬処方箋で使っているお薬の絵

 私もその商品のデザインは、昭和風の市販薬のようなデザインを期待していたので、自分の画風では無理だなと思っていたので、しっかりと報酬をだして依頼すると、素敵なデザインがあがってきました。

 でも、自分でも一度デザインに挑戦してみたかったなと、もやもや感はありました。

2.悩むよりもとりあえずやっちゃう

 Twitterの薬剤師界隈には、日頃絵を書いては公開している絵師がいます。
たまたま、その絵師の皆様から、私が描いた落書きをほめてもらうことがありました。

 何気ないパロディの絵ではあったんですが、それがちょっと嬉しくなり、自信をもっていきました。

 そして、自分も手を動かしていきたいと思ったのが、2022年11月末でした。

ちょうどブラックフライデーもあり、ネットショッピングでiPadとApple Pencilが安かったため購入。もし、絵を諦めても娘のタブレット教材として生きると思いながら購入しました。

3.描いてみたはいいけれど?

Instagramで誰とも繋がっていないアカウントを作成。(Ph.ko_o)
1日1枚絵をアップするようになりました。

Day.1

Adobeを入れていたので、Photoshopも1つの手なのですが、使いやすいと話題のProcreateのアプリで作成。とりあえず、説明動画をみず、ただ直感でフリーハンドで描いてみた。

ただのお絵かきアプリでも書けそうないびつさで、
自分は絵の色塗りが苦手だったなーと昔のことを思い出すきっかけになりました。

絵もただ闇雲にかくというのも良くないので、
薬育ラボで行なっている、手洗い忍者という手洗いをリズムゲームで学べる活動の資料になるような絵をめざすことにしました。

Day2

手洗い忍者のデザインを考えながら一枚。
下書きの絵と色を塗った絵がこんなにも乖離するなんて。

このとき、Procreateの便利機能なんて知るよしもなかったです(笑)

Day3

ようやくマスク機能があることを学習。
はみ出さないように色を塗ることができるようになりました。
形になっていくのがただ楽しくて描いていました。

Day4

ちょっと手洗い忍者っぽいデザインを修正しつつ、いろんなブラシを使い始めるように。

主線が筆のような手書き感があり、30代にはなつかしいような、昔の待ち受けにつかっていたポエム系絵柄になってきた。

Day5

主線の主張を控えながら描いてみた。
果物や野菜の絵を描く、筆画のような画風を目指せそうな絵柄になってきた。

Day6

この日、「主線なし」の絵というジャンルがあることを知りました。
絵本のような?ゲームのような?そういった画風。

消しゴムハンコのようなスタンプの絵や、絵本の優しいタッチに惹かれるものがある。自分はきっと、「主線なし」でしばらく絵を描いても良さそうだと納得した。

Day8

Day7、Day8で手洗い忍者の違うポーズを描いてみた。
ものなどは、手をかけるほどリアルに描いてしまっている。

線画の癖もそうだが、線画でやると劇画風になるし、
主線なしでもリアルに描こうとする癖があるみたい。

Day12

Day9〜15は、手洗いに必要な手の洗い方の型の絵を描き続けた。
描けば描くほどリアルに描きたくなっちゃう。でもこれは、なにか違うのかもしれない?そう思い始めた。

Day16

デフォルメをするのであれば、しっかりデフォルメするようにすると、キャラクターデザインも変更した。ここから、2~3頭身のキャラクターになる描き方に。

4.これからも

今もコツコツと絵を描いています。
そんな中、薬剤師あるあるをカルタにするというお祭りのお誘いがありました。

そこに絵師として参加して、絵師の皆様から褒めてもらうことがありました。
このいろんな頑張っている人からの「いいね」が心地よくて、「やってみよう」につながっていくんだなぁと改めて思いました。

背中を押してもらった体験から、Twitterでも絵を公開することに。
そのタイミングで、今回のNoteを書いてみました。

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