あなたに訊かれた7つのこと #5
今週もこの時間です。なんだか、もう1週間経ったの?って気持ちと、あれまだ先週のことなの?が一緒くたになっている感じ。今週は何だか疲れました。湿度でしょうか。
今週の問いはこの7つなので、元の記事は二つ載せておきますね。
まずこれ。最初の。これはお題の発表だけと言えばそうなんですけど。何にせよ私は金井政人という人の言葉の綴り方、紡ぎ方がどうにも好きなのです。だからどんな文章もおすすめしたい(もっとわがままを言えば、…いや、やめておきましょう)。
そしてこちら。5.5。
ついにオチケンさんを呼んでくれましたね、王子。
私はと言えば、物心ついた時からラジオはずっとFM京都・α-Stationで育ってきた、すなわち佐藤弘樹さんと谷口キヨコさんの声で育ってきた滋賀県民なのですが、そんな私が大学生になってからFM802に出会い、すっかり大好きになってしまったのがこのオチケンこと落合健太郎さん。本当に格好いいし、不老の魔法がかかってるタイプの人です。MINAMI WHEELでは実はオチケンさんを探すのが楽しみになっている部分もあります。(一度御堂筋の横断歩道で前を歩いてらしたのだけど、モデルさんのような着こなしで颯爽と歩く姿がその日のどの演者よりもおしゃれで格好良くて、友人と語彙力を失いました。)
そんなオチケンさんの回答、人柄がすごく出てた気がします。真面目で、実直だけど、堅くなく優しげにやわらかい。
さて、私も答えて参りましょう。
1. 誰もいない空っぽの教室で、好きに座席を選んでください。あなたはどこの座席に座りますか?
A. 窓際の後ろから2番目。
学校の教室、と言われて一番思い出すのは、小学校でも高校でも大学でもなく、中学の教室です。古い校舎に並ぶように建てられた小さな新校舎は何となく白くて新しくて、窓のすぐ横に大きな木(なんだったかは忘れた)が植えられていました。その木の向こうはテニスコートで開けていたので、何の理由もなく外を眺めていました。そんな記憶がなぜか残っているので、窓際の後ろから2番目。ドラマだったら美人のヒロインが座ってる席です。すみません、ご期待に添えなくて。
2.1時間早く約束の時間に来られるのと、5分遅刻されること、どちらが迷惑だと感じますか?
A. 1時間早く来られる方。
待ってるのは大して苦じゃないけど、待たせるのはひどく心苦しいし、1時間も早いとなるとべらぼうに慌てます。
自分が時間を間違ったのだろうかと動悸がひどくなるのでやめてください、それなら1時間遅く起きてください。
3. あなたの最もささやかな幸せについて教えてください。
A. 街路樹の緑と青空のコントラストが爽やかに美しいと、一瞬幸せです。
今週もそんなことがあったので職場のビルの前でちょっと空を見上げていたら、同じ職場のおじさんがちょうど来て「何してんの」と訝しげに言ってきたのですっかりげんなりしました。なんでおじさんって、男の人ってそうなんでしょうね?(偏見オブ偏見)
あ、あと、メイクが上手くいった時も幸せです。ささやかどころじゃなく、ちょっと小躍りするのでこの問いの答えからは外しましたが、メイクは大事。1日のモチベーションに関わってくるので。私は重たい一重まぶたを無理やり二重まぶたに折りたたんでいるので、泣いた次の日や湿度の高い日は本当に家から出たくなくなるくらいメイクが思い通りにいきません。キレそうになる。
いや、話を戻しますが、職場の前で空を見上げてる私の方がよっぽど変ですよ。
4. 笑った顔、泣いた顔、怒った顔、寂しそうな顔。あなたの素の自分に近いのは、どの表情ですか?
A. 笑った顔
基本的には笑っていたいし、笑顔がいい自信があるので。そう、珍しく自信があるんです。面接でも笑顔を褒められることは結構あるし(それでも怒涛のように落ちるから他によほど褒めるところも魅力もないのかもしれない)、友人からも高評価をいただいているので嬉しい。
だから笑っているのが一番自分らしい気がします。何も気にせず笑っていられるということが、私が素でいられているということのように思います。
5. 強欲に塗れた人間と、質素倹約した人間、チャンスを掴むとすればどちらだと思いますか?
A. 強欲に塗れた人間。
常に虎視眈々と狙い、何が欲しいかを常に口にでき、何をしたいかを常にはっきり持っている人にはちゃんとチャンスが巡ってくるし、そういう人はそれを掴む準備が常にできているから。質素倹約はいざという時の踏み切りにモタつきそう。
でも問題は、強欲に塗れて周りが見えなくなってしまうかもしれないこと。強欲が故に誰かを踏みつけてしまっているかもしれないとか、人がどう思うかとか、そういうことを気にしなくなってしまうのは怖いと思う。
6. 仕事、家族、恋愛、仁義、約束、どの言葉に1番重みを感じますか?
A. 約束
約束以外の4つも約束だと、私は思うのです。だから「約束」にしました。
もし違っても、私にとっては「約束」が重いです。ともすれば、ほぼ同義とも言える「契約」や「取引」よりも重たい。心を問われているような気がします。契約や取引にはどこまでもドライに、ビジネスライクになることができますが、約束はあくまで個人として、その良心に委ねられたもののように思われて、とてもじゃないけど軽々に破れません。交わした約束はよほどの理由がなければ破りません。(合コンで出会った人との「今度2人でご飯行きましょうね」を除く。これは約束ではなく社交辞令。)
7. これまでのあなたという人生の物語にひとつサブタイトルをつけてみてください。
A. 「高嶺の花に背伸びして」
いかにもなサブタイトルが仕上がってしまいましたが、どうかご容赦ください(わかる人にはわかる)。
これまでの約29年間(正確に言えば28年10ヶ月)、私はいつも手の届かないものに背伸びして手を伸ばし続けてきたような気がします。届いたものも中にはあるような気がしますが、全く届かないまま私の指先の遥か上で燦然と輝いているもの(ひと)の方が遥かに多いです。きっと私はそういう星のもとに生まれたのでしょう。見上げる人や目指すものが多いことが嬉しくもあるほどです。見上げれば見上げるほど、背伸びして手を伸ばそうと頑張るほど、疲れることも自信をなくすこともたくさんありますが、見上げ続ける(=憧れ続ける、熱望し続ける)ことはある種の生きがいにも近いなと思います。
この企画もあと2週間で終わってしまうと思うと無性に寂しいですが、どんな本が仕上がるのかとワクワクする気持ちも膨らんで参りました。(採用されてたらいいななんて欲深く思ったりもして。)
みなさま、雨予報ではありますが、良き週末を!