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Dec.9.2017

(photo by あんちょび さん)
PRIMAL CURVEに焦がれて

昨日見た彼らのライヴは、とんでもなく素晴らしくて、4人で鳴らすのがこれで最後だなんて、とてもじゃないけど信じられなかった。それくらい4人の息がぴったりで、いつにも増してバランスが良くて、ほんとうに、本当に美しかったのだ。4人が大好きで大好きでたまんなくて、私3年前に彼らに出会えてよかったんだなって、あの時ひと耳惚れして信じてよかったんだなってつくづく想った。好きと楽しいで胸がいっぱいになって、ずっと笑ってたの、ライヴ中。 そう、この私がよ。泣き虫で、ことあるごとにぐっずぐずに泣いてしまう私が。笑ってるのに忙しかった。幸せを噛みしめるのに忙しかった。もちろん少しの涙もなかったとは言わない。めちゃくちゃ泣いたところは泣いた。でも、あんまり格好いいもんだから、楽しいもんだから、笑顔がこぼれてきてしまった。強制的ハッピー。ハッピーの伝道師たる笠井皇子は見事にハッピーの押し売りに成功していた。

皇子は本当に自由で純粋で、正直でまっすぐで、素直な人。良くも悪くも、ではあるけれど。こんな人、世の中のどこを探したって笠井裕行、彼以外に存在しないと思うよ。 彼の自由さは信用に値しないと見る人もいるだろうなというタイプの自由。少年みたいに無垢なの。でもとても頭のいい人。たぶん。無垢なふりしてるだけの時だってきっとあるんだと思うよ。ここまで全部推測。それでもね、私は彼を信じたい。信じたい人なんだよ。正直な人だと知っているから、だから信じたい。バカみたいな嘘は、どうせ裏切るような甘い言葉は、決して吐かない人。 昨日のU&Iはとにかく圧巻だった。出会ったあの日聴いて惚れてしまったその曲だけれど、この3年で一番だった。極上の1曲だった。1番までひとりで、いつもと違うアレンジで、心から想いが溢れるかのようなギターに乗せて歌っていた。あの瞬間、DVDの5000円をこの1曲に支払ってもいいと思った。 アンコールも用意せず挑んで、泡になって消えてもをもう1回演るなんて、皇子らしいなあ、プラカーらしいなあと思って私の涙腺は決壊した。「持ち時間の中で全部出し切ってこそでしょ?」っていつだったか言っていたのが印象的で、その言葉を後生大事に胸に抱えてきた。こういうこと言ってくれちゃう皇子がたまんなく好きなんだよ〜って思いながら。それを体現してくれたから、信じてよかったって、私は信じる人を間違わなかったって確信したんだ。

ぱーにいは多才な人で、優しすぎるほどに優しくて、どこまでも私の憧れ。もし私に何か提供できるものがあって、彼がそれを必要とするなら、私はなんのためらいもなく差し出してしまうな。そうしたいと思うもの。そうしたいと思わせてしまう人だもの。彼の心遣いとやさしさは絶大な安心感を与えてくれるのだけど、昨日もそうだった。涙をゴシゴシ拭って俯いていた顔を上げたら皇子の向こう側で笑ってるぱーにいと目があって、その笑顔にものすごく安心した。 ぱーにいも頭のいい人だと思うの、これはほんと。推測じゃなくて。あんなにロジカルかつテクニカルな歌詞を書ける人はいないなって思う。みっちゃんみたいな天才型じゃないんだけど、みっちゃんは逆にぱーにいみたいな歌詞はかけないと思う。そんな言葉選びありかよ!って毎度盲点を突かれるような感じ。あと単純な言葉なのにぱーにいの歌詞の中ではとても煌いて見えたり。彼は信用も信頼もできる人。彼が元気ないと無性に悲しくなってしまう。

KJさんは、もうほんと、大好きな人。あのベースに何度酔いしれたか。弦を撫でるように弾く優雅な指の動きに何度釘付けになったか。微笑みながら弾くその表情を見ているのもすごく好き。あの笑顔だけで何もかも許せてしまうなって思う。もう人として大好きだね。ベースの音も、ベースプレイも、話し方も、話す声も、笑い声も、顔中口にして笑うあの笑顔も、整った顔も、ベース弾きながら下唇噛むあの表情も、全身のスタイルも、いやあもう、全部大好き。本当に彼に関しては何もかも好きすぎてただのミーハーファン。そろそろどこかから怒られてもおかしくない。なんというかもうほんと、ごめんなさい。でもまずその、KJさんのファンなんだけど、そもそも私はKJさんのプレイスタイルとかベースラインがとびきり大好きで、いろんなフレーズ聞いて、世界で一番大好きなベーシストだって思って。上手なベーシストも格好いいベーシストも世界には掃いて捨てるほど、そりゃあもうたくさんいるんだろうけど、それでもKJさんは私にとって世界一なのね。世界一私好みのベースを弾いてくれるベーシストなのね。そう、例えば、あのルックスがなくたって。タンジェントのベースラインは一生聴いてられると思っているし、昨日だってこの時間が一生続けばいいってあの瞬間思っていた。STAY HEREのベースソロは一番好き。息をするのも忘れてしまうほど食い入るように見つめたし、あのベースソロで大体のことはチャラにできるよ私。STAY HEREはソロ以外もベースがものすごく格好良くて、ただただ大好きな曲。だから昨日のセトリの第2ブロック、私得でしかなかった。

そしてけーすけさん。けーすけさんもいつも優しい。ステージの一番後ろでフロアもメンバーも一番よく見ている人。けーすけさんの好きなところは、皇子を後ろからじっと見つめてタイミングをうかがっているところ、誰よりも晴れ晴れと笑ってドラムを叩いているところ、スティックをくるくると回すところ、力強いカウント。 夢という言葉が嫌いです、という一言で始まった彼の言葉は、完全な晴れやかさではなくて、どこか苦しげで、涙声になってくぐもった声になって終わった。なんだかもうそれだけで私は、彼の脱退を受け入れるしかないんだって、1ヶ月半苦悶し続けたのにすんなり悟った。どんなに頭で考えてもできなかったことが、ほんの2、3分の本人の言葉で全部溶かされてできるようになってしまった。けーすけさんは本当にすぐ、会えるような気がしてるんだよ。彼のドラムならどこまでも行けると本気で思っている。テレビで見る日だって近いよ。きっとね。 ただね、けーすけさんじゃないドラムでU&Iは、ちょっと聴けそうにないや。

考えれば考えるほどPRIMAL CURVEが大好きだなあと思うんだよ。たった3年しか知らないくせにね。他のファンの人たちよりずっとニワカっぽくて、ずっとミーハー的で、本当にクソダメなファンなんだけど、でも心から大事に思っているんだよ。私は私なりに、すごくすごく大好き。今までもそうだったし、これからも、そう。ミーハー的なのはちょっと抑えられたらとは思うけど、大好きなのはずっとずっと変わらない。ずっとずっと、大好きだよ。たとえ今立ち止まったとしても、ずっとそばにいたい。そばにいてほしい。帰ってきたら一緒に歩きたい。今までのぶんを取り戻すみたいに、近くで見ていたいんだ。

焦がれてしまうなあ。愛してしまうなあ。 PRIMAL CURVE、魔法とか夢とかそういう、ファンタジックな言葉は似合わない。でも彼らがくれる光には希望があって、それが私には宝石みたいに見える。いつも落ち着いて穏やかな彼らが見せるちょっとした闘志みたいな、ギラついた光にはいつもゾクゾクするし、格好良すぎてくらくらする。
大好きだなあ。愛してしまうなあ。

文章作成と思考整理のリハビリ中です。他愛もない日記のようなものですが、読んでいただけたら幸いです。