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あなたに訊かれた7つのこと #1

さて、私がnoteを始めるきっかけになったある音楽家のプロジェクトがスタートしました。
彼が毎週7つずつ、11週にわたって質問を拵えて、それに対するいろんな人の答えでもって一冊の本に仕上げる、というようなプロジェクト。詳しくはこちらをご覧ください。

というわけで、金曜日の夜、ほとんど提出期限ギリギリで、自分がGoogle formで答えたものをさらに掘り下げて書こうと思います。(質問は原文ママ)

1. 差し支えなければあなたの名前を教えてくださいませんか?(もちろんペンネームのようなもので構いません)
A: なちゅん と申します。
大学の頃からか、そう名乗るようになっていました。もう10年もののニックネームです。
本名は「夏音(なつね)」と申します。今でこそ増えてきている名前ではありますが、私が幼かった頃などには少しだけ変わった響きの名前で、近頃まで「なつめ」と聞き間違いをされることも多々。(何なら高校の合格証明書にまでカタカナでナツメと書かれていました。どんな仕事してんだ。)幼い時分にはそんな名前が何だか気に入らなかったのですが、大人になってからはすっかり気に入っています。28年経ってもまだまだ珍しい名前を、字面のとびきり綺麗な名をつけてくれた母には感謝してもしきれません。
2. 子供の頃のあなたについて教えてください。どんなポーズで写真に写っていましたか?
A: 今も昔もずっとピース。もしくは拾った木の実などを摘んで写っていました。小さなものを摘むOKサインのような手の形と、生まれ持っての仏顔のせいで、何だか阿弥陀像のような写真になっていました。諸事情で葬儀に立ち会えなかったので見ていませんが、大好きだった祖母の棺に入れられたそうです。
3. 今まで自分自身が流した涙と、人に流させた涙、どちらか多いと思いますか?
A: 流した涙
何せ泣き虫なのです。人を悲しませたり傷つけたり喜ばせたりなどいろいろしてきた人生ではありますが、それ以上に自分自身が一番泣いているように思います。友人曰く「感情移入が上手」。その時はとあるアーティストのライヴで演奏されたウェディングソングで、自分にはそんな予定は一切、微塵もないというのに、信じられないくらい号泣したのでした。
ちなみに一番最近泣いたのは今日の仕事中です。介護施設の方と電話で話していた時に、その施設の利用者さんが3年前に亡くなった旦那様を想って「愛しさと寂しさが募ってたまらない」と悲しまれるという話を聞いて、思わず涙ぐんでしまったのでした。
4. 報告、連絡、相談、あなたの苦手な順番に並べてみて下さい。
A: 報告→相談→連絡。報告は一度自分側で物事を完結させなければならないから。相談と連絡はコミュニケーションが成立するものですが、報告は一方的な発信のように思われます。一旦私が完結させた物事について報告をしたら、それに対して文句を言われるんじゃないかと常に怯えているようなところがあります。
5. あなたのくしゃみの音を文字に起こしてみてくれませんか?
A: ぁっっっくしゅん!!!
と、書いたような気がします。どう回答したか忘れてしまいました。小さく可愛らしくまとまったくしゃみをする女子になりたい人生でしたが、残念ながらそこそこ豪快にするタイプに育ってしまいました。なんなら、今となっては、あの可愛らしい「クチュンッ」のくしゃみはあんまりスッキリしなさそうなイメージさえあります。
6. もしあなたが音楽家だとして、とてつもなくお腹の調子が悪い日のあなたは、どこでライブがしてみたいですか?
A: 地元のライブハウス。
なぜって、勝手知ったる我が家のような環境で、ホームのような環境で本当にまずい時にはトイレに駆け込めると言うのはOPP芸人の私にとっては最重要事項と言っても過言ではないからです。(過言です)
とはいえそんなホームでトイレに駆け込むなどというのは孫子の代まで語り継がれるお笑い種になってしまいかねないので、やっぱり大きい会場で一夜の伝説のようにしてしまうのもアリかもしれない、と今になって書き直しつつ思うのでした。だとすれば東京ドームですね。間に合いますように。
7. 天秤、物差し、体重計、顕微鏡、など、幸せをはかるものがあるとすればどのような形をしていると思いますか?
A: 温度計。私が幸せを感じる時、いつもあの赤い液体が目盛りをぐんぐん上がっていく様子がイメージとして浮かぶのです。重さよりも長さよりも、温度。胸に満ちる優しい温もりも、胸が痛むほど激しく愛する熱も、どちらもそれはそれで幸福のかたち。私の中では「幸せ」と「好き」はほぼ同義な気がします。幸せが振り切れたらきっと、薄いガラスでできた計測器は ぱりん と割れて散ってしまうのでしょうね。キャパオーバーにならないように、温もりから熱まで大事に感じていたいものです。

私が人から与えられたお題に答えるのが好きなのは、自分の思考を整理できたり、気付いていなかった考えに行きついたりできるからだと思います。
それでは今日はこの辺りで。
もし偶然この記事を読んでくださった方がいらしたら、BIGMAMAのファンでもそうでなくても、来週からでもぜひ参加してみてくださいね。


文章作成と思考整理のリハビリ中です。他愛もない日記のようなものですが、読んでいただけたら幸いです。