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あなたに訊かれた7つのこと #7 最終回

ついにこの日がやってきました。一番最初の計画からは違うけれど、それでもとても充実した時間だったし、楽しかったです。私にとって大事なのは、この企画の首謀者が最後まで楽しんで続けてくれること、なので、最後までお付き合いできてとても嬉しいです。最初の立ち上げから、ずっと答え続けられたことがとても嬉しいです。たとえ私の答えが何の参考にもならなくても!

さすがは最終回、随分と悩みました。さて、追記とか補足とか、いつも通り書いてみましょうね。

1. あなたがこれから出来るようになる予定のことを教えてください。
A. フランス語が話せるようになります。
いつとは言いませんよ、言ってませんよ。でもこれからきっとできるようになります。ある人の影響で、彼に憧れに憧れて、苦しくなるくらい恋い焦がれて、フランス語とラテン語の勉強を始めました。現在は全然できてませんし、伸びそうにもないのですが、とにかく始めました。そして楽しんでもいます。基本的には自発的な勉強はすごく好きで、書き留めたりノートにまとめたり知識がついてきたりするのが楽しくて仕方ない。なかなかフランス語に割ける時間は現状ないのですが、続けたいと思っています。英語ほど使えるようになるまで習得するのは多分厳しいですが、少しくらい聴き取れるようになれたら良いなと。Xavier Dolan監督も好きなので、彼の撮る映画をフランス語の質感を感じながら見たいなと思います。
2. あなたが抱えている矛盾があれば、一つ紹介してください。
A. 「結婚式は挙げたいけど、結婚はしたくない。」
これは私にとって割と長らく心に巣食っている矛盾なのです。結婚式にはめちゃくちゃ憧れます。友人のに出席した際も、自分だったらここの場面ではこの曲を使いたいとか、お色直しのドレスはこんなイメージであんな色にしたいとか、ウエディングドレスはモナコ公妃グレース・ケリーのようなスタンドカラーでボタンがたくさんあるシックなやつにしたいとか、でも日本人ぽい式場での式と披露宴じゃなくて、映画「About Time」のTimとMaryの式のような、ガーデンパーティースタイルでちょっとカジュアルにしたようなやつもすごくいいなとか、妄想はむくむくと大きく広がるばかり。そもそも新郎になる人がご用意できていませんよ。
とはいえ、その後に続いていく「結婚生活」には全く夢想をしていなくてですね。想像もつきませんし、そういう生活を送りたいと思ってもいないのがまた厄介です。そもそも、人と一緒に住むということが全く想像できない、それどころか受け付けられない、結婚するとしても同じマンションの違う階とか同じ階の端同士とかに住みたいと思ってしまっていて、本当にどうしようもない。自由気ままな一人暮らしの期間があまりにも長すぎて、誰かと一緒に住めば食事にも気を使わなくちゃいけないし、夫婦で互いに協力したとしても、映画を見たりライヴに行ったりする自分の時間を削ってでも家族や家のことをしないといけないし、そんな状況になって日々際限なく続く家事がこなせる気がまるでしないのです。怠惰……。
そんな解決しようのない矛盾を抱えています。

グレース・ケリーのウェディングドレスはこれです。(めちゃくちゃ綺麗)

3. ありがとう、ごめんなさい。あなたが使い慣れているのはどちらの言葉ですか?
A. ごめんなさい。
何だかいつも謝っている気がします。謝れば怒られないだろうとか、とりあえず謝っておこうとか、なんか人の分まで謝ったりしています。私は悪くないのに人の代わりに謝ったりしています。この場の空気を悪くしないために、あの人の態度でこの人の気分を害したようだと察知すれば、何だかそれさえも謝りたくなります。(今日も仕事でそんなことがあって、思わず謝りそうになったけど流石に堪えた。余計なことをして変に媚びを売っているなどと誤解されても嫌なので。)
ほんとは、ありがとうを使い慣れている人でありたかったです。「迷惑をかけてごめんなさい」じゃなくて「心配してくれてありがとう」と言える人に、「私なんかが好きでごめんなさい」じゃなくて「素敵なあなたを好きでいさせてくれてありがとう」と言える人に、なりたいです。先はなかなか遠いようですが。
4. あなたがもし金メダルを獲ったとしたら、それは一体どんな種目だと思いますか?
A. 世界涙もろい選手権(質問に正しい形で答えると「涙もろさ」です)
これは本当に…はい。この企画のかなり最初の方から「涙もろい」とか「感情移入をしやすいたちである」とか、そういう話は挟んできたので、もう今更何かを書き足す必要はないですよね。涙脆さなら負けません。
5. あなた自身が消耗品だとして、最も削れたときの話を是非、教えてください。
A. 大変大真面目な話で申し訳ないのですが、某パン屋さんの正社員だった時です。
休みでも電話は容赦無くかかってくるし呼び出されるし、出勤してもバイトは足りなくて夜中はほとんど1人だし、店長とパートさんたちの間で板挟みになるし、早朝出勤だったり夜中1時まで働いてたりするし、課長に「辞めるって言え」と言わんばかりの圧迫面談を受けるし、気が狂いそうになる程削れました。あの時が一番死のうって思ってました。
かろうじてライヴに行けてた内は頑張ってたけど、どうしても見逃せないライヴに行きたくて休みをとったあと、それを咎められた時点で糸が切れてしまいましたね。そこまでして私の時間を費やすほど、この店も会社も大事になんか思ってねえぞという気持ちが爆発してしまいました。休みを取ったからこそ、その分バイトちゃんたちにたくさんお願いして何とかシフト入ってもらって、それでも足りないから前店長にも助け求めて、それでもダメだったのはもはや私ひとりが休んだせいではなくないですかね?これもゆとりですか?今でも腑に落ちません。
大体その時、辞令のタイムギャップで「前店長異動後&次店長の着任前で店長不在」という大事故が起きてて、2年目の私が事実上の店長代理だったわけですが、他にいたベテラン社員は誰もサポートしてくれず、ただただ休んだことを咎められるばかりで、いやもうほんと、ダメでしたね。削れました。私が消耗品だったら、間違いなくあの時点で一回買い替えてます。

おや、これはただの思い出し怒りではないですか?

6. ただいま、おかえり。どちらの言葉があなたに勇気を与えてくれますか?
A. おかえり
送り出して迎え入れることも悪くはないのですが、何かや誰かの庇護下に帰ること、帰っていい場所があること、そこで迎え入れられることが力になるなあと思います。おそらく私自身がまだ自分の家庭を持たず、精神的に一部親の庇護下にあることも影響しているのだろうとは思いますが……
でもやっぱり、「帰る場所がある」というのはいいですね。待っていてくれる人が、迎えてくれる人がいるというのは、すごくいいです。決して家庭だけの話ではなく、ライヴとか土地とか、何でも、帰る場所があるのは嬉しいですし、「帰る場所がある」と思えることが大きな力になるとも思います。
7. あなたの願い事リスト(PRAYLIST)の77番目にありそうなことを教えてください。
A. 値札を見ずにお洋服を買って、ワードローブを一新できますように(というより、そう「したい」)
やりたいことリスト と 願い事リスト を混同させるとこういうことになります。
どちらにしても、77番目というのが何個のうちの77番目なのかとか、「願い事」の定義とは?とか、何だかそういう風なことが気にかかり始めて、どんどん答えを見失ってしまいました。
実はもう2年くらい、「死ぬまでにやりたい100のこと」のリストを一冊のノートにまとめようと計画しているのですが、まだ一つも書いていません。そんなわけで、それの77番目にきそうだなと思うことを書いてみたのですが、実際に文字に起こしていけば、全然違う結果になるかもしれません。明日あたりから、100個挙げてみようかなあ、今度こそ。
お洋服は全部買い替えたいなあ。

さて、これにて終了です。
ウィットに富んだ、知的で興味を引くような回答をこれまでの77個の質問に対して贈れた自信はありませんが、首謀者・金井王子を始め、誰かの思考の足しになれば幸いです。

私はといえば、最近雨ばかり続くので洗濯が満足にできずイラついています。雨も悪くないなと思えるところは?という問いが以前ありましたが、今の私は全くもってその問いには答えられなさそうです、恥ずかしながら。部屋干し、本当に乾かないんですもん。

どうかこちらをお読みくださった方々が、雨続きの日々の中、ご安全でありますように。

文章作成と思考整理のリハビリ中です。他愛もない日記のようなものですが、読んでいただけたら幸いです。