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あなたに訊かれた7つのこと #2

さて、日付が変わってしまったので、もしかしたらこの記事は時間切れになってしまうのかもしれないのだけど、それでもとりあえず、Google formsで答えた回答を元に、眠い目を擦りながら書き上げておきたいと思います。

1. あなたにしかわからない自分が不機嫌な時のサインをこっそり教えてください。
A. 指を耳で塞いでいたら機嫌が悪いです。
これは本当に私のよくないところで、機嫌が悪くなると途端に態度に出てしまう。顔にも出てしまう。というわけで、この質問に上手に答えられるほど、「私にしかわからないサイン」は無いと言ってもいいのですが、強いて言うなら「指を耳に突っ込んで音をシャットアウトしていたら機嫌が悪い」です。
これは前職に就いていた時に気づいたことです。イライラしている時ほど周りがうるさく感じられることはないんだなと思いました。とても静かなオフィスだったので、ちょっとの雑音も響いてしまうような環境で、中には人のタイピングの音が煩過ぎると内々のクレームが起きるほどでした。そんな中では、集中力が切れているときや切羽詰まっている時には何もかもがうるさく、煩わしく思えて、人差し指を耳に突っ込んで何とか遣り過ごそうとしていたものです。考えてみれば、その態度は何だかとても子供っぽいですね。
2. 頑固者、優柔不断、せっかち、のんびり屋、あなたをイライラさせるのはどんな人ですか?
A. 頑固者
私が頑固者だからです。とはいえ全部自分に当てはまってしまうので、共感性羞恥やら同族嫌悪やらで、結局のところイライラしてしまうのかもとも思いますが……。ただ頑固者としての自分に一番苛つくので、それはきっと外を向いても同じなのだろうと思います。
頑固者のあの融通の効かなさ、つまり私のこの融通の効かなさ、本当にどうしてくれようかという気持ちになります。
3. あなたの最も好きな建物について教えてください。
A. メルボルンのセントポール大聖堂。
この記事のカバー写真がその大聖堂のステンドグラスです。尖塔も前室のタイルも、立つだけで荘厳な空気を感じられる身廊も、袖廊に飾られたタペストリーも、高く抜けた交差部も、側廊の壁にずらっと嵌め込まれた一連のステンドグラスも、存在感のある綺麗な赤茶のパイプオルガンも、その全てが大好きです。飽きずにずっと見ていられるし、毎日だって通いたいくらい。

これは建物そのものよりも場所の思い出話になるのですが、7年前、たった10カ月間ではありましたが、語学留学のために渡ったメルボルンで暮らしていました。一番最初、到着した次の日に初めて町の中心部を訪れた時に、吸い寄せられるように入ったのがこの大聖堂でした。有名なフリンダース・ストリート駅の斜め向かいに位置するこの教会はなかなかに観光客向けで、連日たくさんの人が訪れる場所なのですが、「最初に訪れた場所」というその印象深さはしっかりと私の中に焼き付いていて、ことあるごとに足を運びました。(本当は「みんなが行くところ」は避けたいタイプのひどい天邪鬼なのに。) ホームシックに苦しんだ時も、満足に英語が伸ばせなくて悩んだ時も、祖母の訃報を受けて落ち込んだ時も、どうしようもなく満たされて浮ついていた時も、特に行きたいところはないのに外に出たかっただけの時も、いつもこの教会を訪れてはステンドグラスを眺めたり、回廊の窓から差し込む光を見つめてみたり、パイプオルガンの音色とクワイアの賛美歌に涙してみたりしたものです。
帰国前、最後に訪れたのもこの場所でした。今年短い旅行をした時も、最初と最後に訪れたのはこの場所でした。クリスチャンではない私でも、その場にいるだけで何だか心が凪いでいくような、そんな大好きな、たいせつな場所です。

4. 潔良く引き上げる、最後まで諦めない、実際のところどちらの方が実りが多かったですか?
A. 潔良く引き上げる
こうは答えたものの、実際まだ私はその答えを出せてないような気がします。わかるのはこの命を終える時でしょうか。
たとえば少しだけ対象を大きめにして、キャリアの話。私は新卒で勤めた会社を1年3ヶ月で退職しました。それは潔く引き上げたのだと思っていますし、自分自身にとっても良かったと思っています。でも、それが実りに繋がったかと言うとそうでもないです。1年3ヶ月で販売・接客業を退職したというのはどうにも厄介で、事務やオフィスワークではなかなか就職先が見つかりませんでした。そのあと最終的に派遣で3年間大企業に勤められたけれど、さらにその後、今となっては、まだ派遣で、しかも前職よりも格段に給料が落ちる。社会に出てから私の収入は転落の一途を辿り、「これがレールから外れてしまうことなのか」と絶望にも似た気持ちを抱え込む日々です。さて、それが「実り多き結果」でしょうか?難しいところです。やっぱりこの一生を終える頃、総括して「実りある人生だった」と思えるかどうかで答え合わせをしないといけないような気がします。
でも夜中にブログを書きあぐねて粘っているよりかは、行き詰まった時点で潔く引き上げて寝てしまう方がいいものが書けるようには思います。
5. もしもあなたが調味料だったら、どんな味がすると思いますか?
A. ちょっと苦いはず、多分。
渋いとかかっこいいとか、そういうことではなくて、そういうビターではなくて、単純にちょっと苦い。それは頑固さだったり、少しだけ強めなこだわりだったりする。気難し屋と言うのかなんなのか。好き嫌いが分かれるのも苦味、そして私。そんな感じがします。たぶん。
6. 今、明日、未来、脚元、手元、最も優先して照明の光を当てるとすれば、どこに当てますか?
A. 脚元
今にするか脚元にするかで悩みました。明日や未来を照らすほど将来展望はないし、手元を照らして何ができるだろう、と不安になったから、「今」か「脚元」か。なぜ私が結局「脚元」を選んだか。それは、「今」よりもピンポイントで私が進むための照明が欲しいと思ったからです。仕事にしても環境にしても、いつまで今の状態が続くかわからない。自分がどの方向にどう進もうとしているのかも定かではない。そんな中で、脚元を照らしてくれる光があればどれほど安心できるだろうかと思ったのでした。落ちないように、間違わないように照らしてくれる光があれば、一歩を踏み出すことも怖くないのに、と思います。
7. あなたの最も身近な友人は、あなたのことをどんな人だと思っていると思いますか?
A. 「感情移入が上手」「生きるのに不利」
どちらも同じ友人に確かに言われた言葉ですが、どちらにももちろん悪意はありません。私をうまく表現してくれた言葉だと思います。
感情移入が上手、に関しては先週書いた通りですが、「生きるのに不利」という言葉について。これは、些細なことですぐにしゅるしゅると空気が抜けたように落ち込んでしまうような私が、「生きるのが下手とか傷つきやすいとか、客観的に言われるのであればいいけど、自らを称して言うのはなんか違う気がする」と主張したのを受けて、友人が考えてくれた一言です。これ以上しっくりくる言葉はないなと思いました。気に入っています。
あとは、気分屋、とかでしょうか。どうしてもプラスなイメージの言葉が出てきません。結局、優しいとか面白いとか、そういうことは自分で思えてない、もしくはそれを自分の口で言うことが憚られるような気がしています。

いつの間にか文字数が3000を超えていました。7つ答えたので今日はこの辺りで。半分寝落ちしそうになりながら書いていたので、割と中身がぐちゃぐちゃになってしまっているかも知れません。
ではまた、明日にでも。

文章作成と思考整理のリハビリ中です。他愛もない日記のようなものですが、読んでいただけたら幸いです。