学生でなくても読む価値あり〜『伝わるデザインの基本』増補改定3版を読んで〜

  今回は番外編です。研究室に新しく入った本を気分転換にパラパラめくって眺めてたら思ってる以上にいい本だったのでメモ感覚で褒めていきます。

  デザインと聞いて「デザイナーや広報の人向け」と思いがち(?)ですが、私のような学生にはお馴染みの発表スライドや会社での書類作成などあらゆる所にデザインのテクニックは使われます。それをシンプルかつグラフィックに紹介しているのがこの本です。

  中身は大まかに、文字の書体・文の行間・表やグラフ、図・配色やレイアウト・手直しの実例の5つに分かれています。各種テクニックはもちろん、それぞれがどのように重要かを図で比較しているため、テキストを読まずとも見るだけでデザインの良し悪しが分かります。また、一般的に使われているPowerPointやWord、Excelでの操作方法も細かく書いてあるため辞書感覚で使うことも出来ます。

  このように、これを読めば分かりやすい資料・伝わりやすいスライド作りには才能ではなくシンプルで簡単なテクニックを組み合わせることが重要だと気付かされることでしょう。定価は1980+税と本としてはやや値は張りますが、日常的に資料を作っていてデザイン性を上げたい人にはおすすめの一冊だと思います。


P.S.

大学生の皆々様は卒論発表の為にもこういうテクニック本は一度は目を通しておくと何かと役に立ちます。買わなくてもいいから図書館でそれらしい本を漁りにいきましょう。

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