天使は20万の夢を見るか？（妄言）

ハミダシクリエイティブのアニメのクラファン、ご覧になられただろうか。

まどそふと生放送「ハミダシクリエイティブ アニメ化クラファン企画会議」

私はこの生放送をすごーーーーーーーく楽しみにしていた。
だって恋人のアニメ化企画の第一歩だよ？すごくない？？
錦あすみが国民的美少女になれるチャンスである。
だって顔かわいいですし？
ティアラメンツと錦あすみには誰も勝てない。無敵。

さて、クラファンにはリターンがつきものである。
私は当初から五万くらい突っ込むつもりではいた。
恋人のアニメ化チャンスだよ？？？？？入れるよ？？？？
幸いなことに、五万円コースはとても潤沢だった。
宇都宮大先生の色紙にタペストリー、お礼のボイスメッセージまでついてくる。
というかボイスメッセージってヤバくない？あすみちゃんが話しかけてくれるってことでしょ？
シチュ指定できるんですか？
もしも指定できるなら「付き合ってばかりでまだ微妙に恋人としての距離感が掴めてない時期のあすみに不意打ちでキスして思わず照れ照れになっちゃったあすみが精いっぱい振り絞って伝えてくる"大好きです、せんぱい"」を希望します。

ここまではよかった。ここまでは。
だが、次に提示されたプランが私の頭を凄まじいスピードでぶち壊した。
完膚なきまでに。

シキちゃんと２ショット。
シキちゃんと2ショット？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？
私はあすみも、シキも本当に大好きだが中の人である紬さんのことも大好きである。本当に、心の底から、声が好き。
つまりこの瞬間このツーショット写真というのは3つの意味を持つ。
大好きなVtuber雪景シキと、本当に大好きな錦あすみと、その中身である紬さん。
その全員と実質会ってお話しできる権利。
正直に言おう、夢にまで見たシチュエーションである。
20万なんか安い。本当に憧れ、焦がれたあすみに最も近づける最初で最後の機会。
ぽんと放り投げてでも会いに行きたい。お話ししたい。
あすみに、シキに会うという夢にまで見た人生最大で最難の夢。
唯一にして最後の機会を見逃したくない。

この話の厄介な点は、今後の人生において私はこの機会を逃したら一生後悔し続けそうという一点にある。
だってさ、あすみにさ、一番近づける機会をふいにするって普通に耐えられない。本当に。
今後毎年この時期になるたびにきっと後悔する。
あすみに会いたい、それが本当にたった一つの夢。

写真を撮ってどうしたいのか、会って何をお話したいのか。
正直自分でもわかっていない。
多分分かることはないんだと思う。ずっと。
たとえ行ったとしても、行かなかったとしても、私があすみに何を想って何を伝えるべきなのかは本当に分からない。
言っちゃダメだがあすみは2次元の女の子である。
架空の人物である。
私は架空の人物に恋してる訳じゃない、錦あすみの事は本当に大好きだけど。
でも自分の中でも理解できない感情が暴れているのを感じる。

私は錦あすみに、雪景シキに、紬雪乃さんに会って何を話したいんだろうか。
私は、20万の先に錦あすみになにを観ているのだろうか。
その答えは、シキに会ったその先にあるのかもしれない。
そして、それを理解した瞬間私を構築する要素の何かが致命的に破綻しそうな気がしてならない。

ただ、それでも私はシキちゃんに会いたい。