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(有料級)トレーダー泣かせの1つ、「レンジinレンジ」

レンジトレードは基本やらなくても良いが、ある程度レンジ幅が広ければ利益は十分狙える。
しかしレンジの中に更にミニレンジを形成されると話は変わり、せっかく狙えた値幅を制限してくるビンボー神が降臨するといっても良いぐらい邪悪な存在である。

今回はリアルトレードっぽいような流れで説明し、ミニレンジが形成されるまでをどうぞ。



★トレードプラン「レンジ下段から上段に向けてのロング」

レンジ下段から上段に向けてロングをしたいので、まず誰でも確認できる直近戻り高値を抜くまでを静観する。
ここでは水色線がそれにあたる。



ローソク足実体ではなくヒゲで戻り高値を超えているので、相場参加者からすれば明確な上抜きと判定してくれない割合もなかなか高めな可能性があるので、ロングを打ってくれる人は少ない可能性があることから、素直に上に行ってくれないかもしれない。


しばらくするとこのような波形に。
この波形が、もう少し明確でわかりやすい短期下落トレンドもしくは短期ダブルボトムであればロングを打ってもいいが、形が汚いしこれだと揉まれる確率が極めて高くなるので、買いにくいと見て静観することが1番の選択肢だと思う。




それにここまで形成されると、黄色線ミニレンジの存在として認知出来てしまい、このゾーンにいる間は方向性が分からないため、抜けを待つしかない。
抜け待ちとなればこのミニレンジを抜けてからとなるが、上に抜いたとしても当初見込んでいたレンジ下段から上段まで取れるはずが、緑矢印ぐらいの値幅しか取れなくなる。
よって旨みは少ない。

これがレンジinレンジで、自分の場合このパターンが出ると毎度「うーわ、出やがった」となる。


★レンジinレンジでエントリーしてしまっている場合は?

ミニレンジになる前はそもそもミニレンジになるかどうかも分からないし、ある程度チャートが完成してからようやく正体が分かるので、当然買ってる人もいる。

なのでエントリーしていれば伸び悩みに遭遇することになるので、リスク回避のために撤退が一番良いとみる。

もしエントリーした場所がミニレンジ下段に近ければ上抜け期待でホールドするのも多少アリ。
仮に逆行しても買った場所が良いわけだから、損切り幅も浅いので負う傷も軽い。


★レンジinレンジはやり過ごし、トレードはその後

レンジ上段到達までは放置し、上段から下段に向けてショートが打てそうならそれに構える。
もしくはレンジブレイクをしそうなプライスアクションならロングを打つといったトレードプランにするだろう。
ただ、レンジブレイクは見極めが難しいので、とりあえずショートに絞ったほうが良いかもしれない。


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