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やっぱ好きやねん


私はやしきたかじんさんが好きだ。

北新地やオーパスワンや酒の席やタバコは
巨人や青汁や合コンやゴキブリくらい嫌いだ。

好きな人や、
その人に憧れや未練があるからと言って、
テレサテンみたいには、
時の流れに身を任せたり、
あなたの色に染められたりはしない。


人間は本当はひとりだからだ。

私は親にはなれなかったが、
母親は文字通り一人で私と妹を育ててくれた。

11歳のときに家を出て行った父親は、
私の誕生日や結婚記念日にLINEを送ってくれるが
対面であったのは8年くらい前になる。


したがって、
母親も父親もひとりだ。


私はいつか小さいカウンターの店を開く。
コーヒーを飲みながらごはんが食べられる。

土日にわざわざ行くような店ではないが、
誰かの日常により近いところを狙って投げる。


店名は決めてある。

インスタント コーヒー だ。
instant coffee

2号店はお弁当屋さんで

コンビニ 弁当 だ。
convenience lunch box


ストライクからボールになる球が来る。
ツーアウト満塁ツースリーの場面でもだ。
それが勝負の世界だ。

誰にも打たれない球をストライクゾーンに
たったの27球投げられるだけでいい。

AIやガラクタのChat GPTでも、
そんな答えは出てこない。

経営やビジネスやコンサルタントは
小難しく考えるのを許されてきた。

バランスシートはバランス良くなくていいし、
P/Lは血圧計みたいなものだ。


型にハマったり、
誰かの色に染められたりできるのはスキル。

自己犠牲によるモノマネを商品化して、
まねだせいこさんが高めた芸能のひとつだ。


金持ちは肥満で通風。
それ以外は色黒で歯白でブランド品を着てる。

相変わらず安物のプラスチック製の
ひまわりの種みたいな形の爪をつけて乾かす。

カメラロールの中でだけ睫毛と顎を強調した、
10年前の高校生の時のままの顔で生きていて、
肉と寿司とワインと美容を交互にアップする。

そんな型にハマった伝統芸能を、
継承しておられる皆様はみんな尊い。


それは界隈の多数の飲食店が、
相互に潤っていくために不可欠な要素だ。

日本人の彼らの、
日々の内輪での活動が気高く、
羽振りよく、鎖国的だから、微かに品が残る。


微々たる気品がステイタスになる。
オレたちには1ミリもないあれが。

いまさらながら、
北斗の拳のオープニングは
クリスタル先生だが、最近「大都会」が熱い。

THE FIRST TAKEや、
街中やTikTokで優里やワンオクを歌う
ガキどもにはぜひカバーしてもらいたい。

「大都会」は深い。
「時の流れに身をまかせ」も深い。

24時間テレビはサライではなく、
大都会を四六時中歌う🎤方がリアルだ。


そんな私がブランドのロゴを作った。

Yappskynn
やっぱ好きやねん

「やっぱ好きやねん」を猿之助は歌えない。

しかし、
大阪万博では歌うべきだ。

タモリさんがトランペット、
たけしさんがピアノ、
さんまさんがギター、
小籔がドラム、
岸辺一徳がベース、
司会はダウンタウン。

歌うのはもちろん、
ロボットやしきたかじんだ。

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