今年やった薬局でのLINE活用術

薬局でのLINE活用術

本ドキュメントでは、薬局でのLINE活用術に関して今年僕がやったことをまとめて記載しています。何かに役立てていただければ幸いです。

LINEを外部向けに本格稼働させたのは今年の4月から

現在LINE経由で獲得した新規患者数は延べ56人(12月現在、新患からの継続数45人)となり、そこそこの月間インパクトが出てきました。外部向けに稼働させたのは今年の4月からです。
(もっとインパクト出してる薬局さんもあるとは思いますが、、、)

今まで内部用には活用していたのですが、コロナが長期化していることや近年フォローアップの必要性が増してきたことにより「双方向にやりとりできるLINEが圧倒的に便利じゃね?」という軽い気持ちがスタートのきっかけでした。
(内部アカウントは勤怠管理用、薬品監査用、内部集金用、処方箋値段計算システムなどなど無駄にたくさんアカウントを作っていました。この辺も反響があれば紹介しますね。)

そうは言っても新規集客には向かないだろうなっていうのが最初の考えだったんです。が、ホント気のせいでした。

何ができるかの洗い出し

構築を開始するにあたり、まずはLINEを使って患者さん(顧客)に対して何ができるかの洗い出しをしました。
同時に各社が出している諸々のシステムの問題も併せて書き出しましたが、ここに書くのにはそれこそ”問題がある”ので割愛します。

出来ることとして洗い出したのは


  • 処方箋の受付

  • 服薬フォロー

  • 決済

  • 通話

  • ECサイトへの案内

  • URLの送信

  • 諸々の案内と教育

  • 簡易LPとしての機能 etc…


LINEを使うことのメリットは?

出来ることを書き出した後は、LINEならではのメリットを考えました。
自動応答とチャットの使い分けができることはもちろんのこと、ほとんどの日本人が使っているSNSであることや、わざわざ新しくappをダウンロードする必要がないことが挙がりました。

サービスニーズがあるものを機能に組み込めば、楽に利用ができる分スイッチや新規利用も増えていくだろうと安易に考えていました。

そこで新規利用者の母数を増やす簡単な方法はないか調べていたところ、<LINE友達追加広告>なるものの存在を知ることになりました。

友達追加でそもそも売り上げは増えるの?

そもそも広告を打ってまで友達を増やしたところで売り上げは増えるのか?という疑問が芽生えますよね。

結論から言うと、増えます。

とはいえ初めのうちは新規友達追加者の0.2%くらいしか利用はしてくれませんでした。

友達1人を獲得するのにかけたコスト(広告費)が350円
35万円使って 利用者は2人 技術料2,300円×2=4,600円
いくらLTVが長いからといってこれではまずいと思い、動線の見直しを行いました。

教育とタイミングの重要性

広告などで興味を持って登録しても、いざそのタイミングの時には忘れ去っているのではないかという仮説を立てました。

  • 登録後適切なタイミングでの配信アプローチ

  • 利用方法の説明を配信&確認できるページの設置

  • 普段から利用できるコンテンツの作成

上記に加え

  • LINE上での行動をタグ付けにて分析

利用者の属性の洗い出しなどを実行しました。

その結果、新規流入からの利用率が0.2%→3%まで上昇。

35万円突っ込んで 30人 技術料2,300円×30=69,000円
半年継続で元が取れるくらいまでに劇的に変化しました。
継続率については以前から知見があり70~80%は継続すると予測値を立てていたため、僕の中でこの瞬間何かが弾けました。

来年度に向けて

とはいえまだまだ利用してもらえていない友達が沢山アカウントにはいます。
施策もいくつか考えていますので、利用率の向上、ユーザーの満足度などをupさせて、薬局経営者の皆さんにもお伝えしていければと思います。

500フォローワー達成!!!ありがとうございます!!
LINEの相談無料でやっていますのでお気軽にDMクダサイ!!!

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