オメでたい頭でなにより 「オメでたカバー横丁～一番街～」－かじぃの2022年に買ったアルバム 第3回

日本のラウド系バンド、オメでたい頭でなによりの……というか、アレだ。
ニコ動の歌い手とか、ホルモンのフランチャイズ二号店のコロナナモレモモのVoとかで有名な「七色の声色を完全に使いこなすヴォーカル」赤飯の所属するバンドと言った方が通りがいいか。

このバンド、赤飯のワンマンバンドかと言うと決してそんなことはなく、各メンバーのプレイアビリティも高いし、楽曲もいいの作るのよ。
この楽曲のPV見てもらえば分かると思う。

そんなオメでたい頭でなによりのカバーアルバム。
一番街ということは二番街もあるんじゃないかと思えるので続編が出るのかもしれない。
評価は☆４。
よく出来てはいるけど、とっちらかった印象は拭えない。
面白いし、それがこのバンドの楽しいところだと言われれば確かにそうなのだけども。

三百六十五歩のマーチ
金太の大冒険
ガラガラヘビがやってくる
WOW WAR TONIGHT　時には起こせよムーブメント
うしろゆびさされ組
マル・マル・モリ・モリ！
恋愛レボリューション２１
明日があるさ
君がいるだけで

楽曲群を見ればわかる「思わず笑顔になる」楽曲群。
そういう意味ではバンドのカラーがよく出てるとも言えるけども。
これらの楽曲をラウドロックとしてアレンジしてるかというと決してそうではなく、色んなジャンルが入れ代わり立ち代わり顔を出すミクスチャースタイル。
評価が別れるとすればここかな。
金太の大冒険なんかは特にその傾向が強い。
アレンジで感心するのはやっぱり米米CLUBの「君がいるだけで」かな。
逆にお巫山戯がないためにこの楽曲だけが浮いている気がしないでもないけど。

コロナの閉塞感をぶっ飛ばすために作ったであろうこのカバーアルバム、聞けばだいたい元気になれます。それだけは間違いない。

マジで赤飯の声のバリエーションは凄いよなぁ。