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Voivod "Synchro Anarchy"-かじぃの2022年に買ったアルバム 第6回

カナダのスラッシュプログレメタルの重鎮、ヴォイヴォドの19枚目のアルバム。
これも評価を悩んでしまうバンドのひとつ。
評価は☆4.5。

ヴォイヴォドには名盤がいくつか存在する。
オレが気に入っているのはカオティックなスラッシュメタルから脱却したNothingface。そしてプログレッシブ性を十二分に発揮したOuter Limits。
このSynchro Abarchyはその2枚のアルバムを足して2で割りました的な出来だと思う。
プログレッシブ・ロックの構成はそのまま、Outer Limitsを想起させるかのような楽曲が並ぶ。
しかし、その楽曲の長さはさほど長くなく、長くとも7分もない。
わかりやすくシンプルなプログレッシブ・ロックだ。
さながら80年代以降のRUSHのように。
名盤、Outer Limitsの中でも好きな楽曲が割りとロックしていたオレにとってはかなり嬉しい楽曲が揃っている。
しかし、その音像は音の分離感はクリアだが、ザリザリとしたスラッシュメタル。

したがって、このアルバムも愛聴するとは思う。
思うが、ザリザリとしたスラッシュメタルってところがちょっとな……。
サウンドがどうにもチープな方向に聞こえてしまうのだよな。
結局サウンドプロダクションに「うーん…」ってなった結果、名盤が佳作止まりになってしまった印象がある。
その結果が-0.5という評価。


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