ペンの軸ってのは大事

教員をしていたので文具にはこだわりがあります。木軸、金属軸のペンは長く使うことで魅力を増します。


ペンの軸は味

今は退職して隠居生活を楽しんでいますが、それまでは小学校の教員をしておりました。
故に、文具にはこだわりがあります。
特にペンについては、それが大きかったです。
万年筆は30本以上使っていましたし、ボールペンはジェットストリーム以外は使いませんでした。

LAMY 2000 の4色ペンのリフィル(インク)は、みどり以外をすべてジェットストリームに取り替えていましたし、みどりはジェットストリームになかったのでアクロインクを使っていました。

仕事をやめたので、文字を手書きする場面があまりなくなりました.
だから、今はジェットストリームよりも、万年筆を主に使っています。

それで、気づいたのは、ペンはインクやペン先と同様に軸が大事だということ。
ペン軸はさまざまな素材で作られています。ボールペンについて言うと、金属軸と木軸がとてもとても魅力的です。

下のジェットストリームは、オリジナルのものをはずしSMART-GRIP ローレットタイプ レッドに付け替えています。

結構長く使っているので、塗装がだいぶ剥げてきましたが、それが逆に魅力を増すことにつながっています。金属の質感がプラスチックにはない冷たさや硬さ、重さを感じさせてくれます。

こちらは、フリクションのマルチペンの木軸です。
深い色と木の柔らかさがとてもいい感じです。
フリクションは発色の悪さから、あまり使わなかったのですが、それでもこのペンはたまに使います。

持ったときの質感は絶対にプラスチックでは得られないものです。使うたびに木軸はいいなぁって思わせてくれます。

これは、ジェットストリームの木軸です。ウィスキーの樽の気を使ったやつだったか? と記憶しております。
長く使っているために、先の金属は塗装が剥がれ真鍮? の色が出ています。また木軸にへこみなどもついています。でも、使い込まれた木軸はぴっかぴかでとてもいい感じを出しています。

常用しているボールペンの中では一番のお気に入りです。

素材によりペン軸には味が出てくるという感じがしています。さすが、このソリッド感は金属だよなぁとか、木軸はほっとさせるよなぁとか、思わせてくれます。

在職中、私は、1度も百均でボールペンを購入しませんでした。安い道具を使うと人間まで安くなるという気持ちがあったからです。

退職して2年目、使用頻度こそ落ちましたが、それでも、お気に入りのボールペンを使うとき(万年筆も)、買っておいてよかったなぁと思います。

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