時間ができたが、オリンピックなんぞ見たくもない!
退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。
オリンピックが東京で行われると決まったとき
オリンピックが東京で行われると決定されたのは、何年前でしたでしょうか? 2度の敵前逃亡をした首相がにやにや笑って喜んでいたことを思い出します。
そのとき、私は「それはそれで良かったなぁ」くらいにしか思いませんでした。さまざまな問題が伴うとはいえ、オリンピックが日本で行われることはめでたいことだと思いました。楽しいことってのは、たくさんあったほうが良いからです。もちろん、それに伴う問題はあるでしょうが、それは、他のイベントでも同じ。マイナス面とプラス面をあわせて考えれば、なんだかんだとプラス面の方が多いってのが事実ですから。
で、ひとつ思ったのは、次のようなことでした。
自分は、生でオリンピックを見ることができるか?
です。
退職する時期と、東京オリンピックの開催時期が近かったからです。で、計算してみました。……オリンピックが2020年、退職するのが……2021年4月でした。残念! 仕事をしていたら、簡単には観に行くことはできません。退職しいれば、平日に見に行けるのでチャンスも増えるはずなのにぃと思いました。
コロナのために2021年にオリンピックが延期された
しかし、昨年、新型コロナウィルスの感染が世界的に広がったため、オリンピックは延期されることになりました。単純に言えば、私の退職後にオリンピック開催が延ばされたので、生で観に行くチャンスができたわけです。でも、延期が決まった時分はそれどころじゃありませんでした。勤務校を含め教育現場は、大騒ぎでした。休校があり、休校明けの対応があり、子どもたちの安全確保に専念せざるを得ませんでした。
オリンピックの延期など他人事であり、自分が見に行けるかもしれないなどと考える余裕など持てなかったのです。中止にならなくてよかったとか、延期するなら2年にすべきだとか、1年延期がだめなら中止にするって変だとか、そんなことを考えた程度でした。
オリンピックなんぞ見たくもない!
オリンピックは、退職後に開催されることになったのですから、生で観に行くチャンスはできました。2021/06/05(土)現在、観客を入れるかどうかさえ未定ですが、観客を入れることが決定し、海外から来るはずだった人たちの分の席が売り出されれば、見るチャンスは生じるわけです。退職して自由になる時間が増えた私は見に行けるようになるかもしれません。
でも、私は考えます。
オリンピックなんぞ見たくもない
と。
それは、生で見るということだけではなく、TV観戦もしたくないということでもあります。
理由は、日本人やアスリートたちの命よりも、自分の利益を大事にする者たちのいやらしさがみえたからです。
詳細は書きませんが、国や東京都のダブルスタンダードは何でしょう? IOCのゴリ押しは何なのでしょう。いくつもの報道から、自らの利益を守ろうとしているのが見え見えです。
オリンピックに出るために優れた才能を人並み以上の努力によって伸ばしてきたアスリートや関係者の方々には敬意を表します。オリンピックに出るというのは、並大抵の努力でできることではありません。それは、よくわかっています。
でも、私には、次のように見えてしまいます。
オリンピックとは利権を持つ者が、アスリートを搾取している大会
オリンピックに出ることも、入賞することも、名誉あることなのだと思います。そのために、アスリートは多くのものを犠牲にして精進しています。そして、一般の人々はそれに感動し栄誉をたたえます。問題なのは、その構造をいいことに、自身の富につなげようと搾取する者がいて、その利権を手放そうとしないことなのです。
今回のコロナウィルスの広がりにより、それが見事にあぶり出されました。
唾棄に値する者がいるかと思うと、いくらアスリートのパフォーマンスがすばらしいとわかっていても「オリンピックなんぞ見たくもない」と思ってしまいます。
故に、オリンピックが実施され、私が暇になっていたとしても、オリンピックは、生でもTVでも見ません。見たくもありません。
池江璃花子さんたちアスリートの活躍は、別の機会に見るかもしれませんが、とにかくオリンピックだけは、全く見ないことにします。
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