「サブセットでもいい」と思って手をつければ大概はうまくいく

毎日やりたいこととやらねばならぬことがたっくさんある

教職を退職して1年と9ヶ月ほど経ちました。退職するとやることがなくて困るという話をよく聞きますが、私はそんなことありません。
朝4時に起きて、やらねばならないこととやりたいことをどんどんやるようにしています。
4時台にやることを列挙してみます。(たすくまのリピートタスクより)

  • iPhoneのBatteryを持たせるために夜聞いていた Overcast を強制終了させる。

  • Logseq の日誌のファイルの重複を防ぐために iPhone で まずは「起床」と入力する。

  • たすくまのログを Slack に送る。

  • 植物に水をやる。

  • 腹筋、腕立て伏せ、踵落とし、スロースクワット。

  • Apple Watch の充電。

  • ポモドーロテクニック用のタイマーの起動

  • Toodledo のチェック。

  • 手書きメモと Slack より Obsidian の日誌へ Lifelog を転記。

  • 今日の予定を確認し目標を立てる。

  • 夏井いつきさんの書籍より今日の季語と作例を日誌に転記。

  • 1日1捨で何かを捨てる。

  • iPhone データ通信量の確認。

  • 前日の投資信託の変化を確認し、転記する。

  • Homepage のチェック。

  • 前日撮った写真をデジカメからiPhoneとiMacへ転送。そのうちのいくつかをプリンタで小さく打ち出す。

  • 日次レビュー(これが長い)

  • 日次レビューのまとめを Joplin にコピー。

  • 日次レビューの要約を Day One にコピー。

  • Obsidian にためた ノートのレビュー

  • 日誌の要約を5年日記に手書き。

  • 本立て、机上、引き出しの中の整理。

  • ……まだある。

上記は毎日やることで、それ以外に週イチ、月イチでやることもこれらに加わります。……例えば、iMac のマウスとキーボードのBattery残量のチェックとか。iMac と Thinkpad のウィルススキャンとか、……。
だいたい4時から朝食の直前の6時半前までにやるようにしています。
朝食後も同様にやることがあります。基本的には午前中を4つに分けて独学を4つ行います。
毎日やるのは、俳句関連の学習です。毎週オンラインの句会が開かれていて、作句、選句、選評をしなければなりません。……シロートなのできついです。
その他には、プログラミングや美術史、論理学、英語などの独学を行います。二胡(中国楽器)の練習も行うようにしています。そうそう、毎日 ANKI のシステムを使って英単語の学習も行っていました。……これが、メッチャきつい。記憶力が皆無なので。
午後は、60分から90分体力づくりのために、散歩かポタリング(自転車の散歩)を行います。自由時間としてガンプラ作りも毎日やるようになりました。

やらねばならないことがいろいろとやってくる。

やるべきことをやればスッキリしますし。やりたことをやるとうれしくなります。でも、全てをやりきれないときもしばしばです。
そして、そんな状況でも、外部からやるべきことがやってきます。
先日は、二胡倶楽部の会場の書類作りを行いました。これをちゃんとやらないと4月から会場を使えなくなってしまいます。
結果としてこの書類作りに午前中のすべての時間を使いました。
当然、独学とか楽器の練習とかANKIとかの時間がなくなってしまいます。

サブセットでもよしとしてやる!

で、こういうときにどうするか? ってことですが、とりあえずサブセットでもいいからやる! っていうようにしています。
たとえば、二胡の練習。普段なら20分以上弾くところなのですが、この日は、現在の練習曲を3回弾いてよしとしました。10分もかからなかったと思います。プログラミングの勉強も10分だけやりました。プログラムを書くことはできませんでしたが、関数の変数の扱いについてちょっとだけ新しいことをメモしました。ガンプラ作りも、太もものパーツをランナーから切り離してゲート処理をして組みました。やはり10分程度で終わったんじゃないか? って思います。

やらないよりも100万倍いいって考える!

サブセットでやったことですので、大きく進展や成長があるわけじゃありません。でも、やらないよりも100万倍いいって思えます。
やらなければゼロ。それを100万倍してもゼロに変わりはありません。でも、やれば間違いなくゼロよりも上になります。
それに、サブセットでいいって考えると、取り掛かることができるようになります。
腹筋をサブセットとして5回だけやろう! ってはじめてみると、5回では終わらずに15回やっちゃったりします。
取りかかれば必ず進展するし、サブセットで回数や量を減らすつもりでも意外と進めてしまったりします。
それに何よりも「自分は逃げなかった!」って思うことができます。
だいたいイレギュラーなタスクが入ってきてそれに取り組んだのですからサボったわけじゃありません。回数を減らしてもちゃーんとやったという事実あり、進歩があり、気分がよくなるわけです。「別の仕事が入ってそれをやったのにも関わらず、普段のタスクもサブセットながら実施した。」それって大したもんなのです。

回数を減らしてしまったから自分はだめじゃん! なーんて思うのは超つまらないことです。
やらないよりも100万倍いいって自分をほめてやればいいんです。
10年日記、5年手帳が14年間も続けられたのは、こういう見方をしてきたからなのだと思います。

イレギュラーな仕事により普段のタスクをやる時間を奪われたら、サブセットでいいから手を付けて、そのことで自分をほめてやればいいんです。
退職後の生活が日々楽しく感じられるのは、こういった考え方をするようになったからだと思います。
……この記事だって、サブセットになってもいいやくらいの気分で書きました。


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