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09/04:ホームとアウェー

仙台から帰ってくるとき、今回は友人と車を相乗りしたのだけれども、南下するにつれての湿度が上がってきている感じがなんとも不快というか、地域差というものの存在を連続して感じていた。

これが新幹線だと外の変化を感じずに一気に移動の前後差がドンとやってくる。じわじわとした変化としてではなく。時間はかかるがポータルのような感覚だ。点と点を直接結びつけて、間のグラデーションを認識しない(先日の記事ではそのグラデーションに触れているが、今日のは皮膚感覚のほうだ)。

自分が主催しているイベントは全国……というか東北から中部くらいまでの幅で実施しているのだけれど、サービスが終了して長いゲームと言うこともあり、どこの地方に行っても会うメンバーはわりと同じことが多い。

でも、やっぱりそこがホームの人ってホーム然とした印象を受けるし、その人が別の会場にいれば旅先にいるような雰囲気をまとう。ホスピタリティ意識の変化などの、地理的な要因でない部分も多分にあるだろう。けれども、慣れ親しんだ場所かそうでないかというのは、思った以上に、そして意識の外で本人に影響を与えているのではないかと思う。やっぱり故郷からは……あるいは故郷でなくとも、縁というものからは逃れられないのだろうと思う。更新することはできるのかもしれない。でも、それは縁と言う概念で言えば連続性があって、どこかに縛られていることをやめることはできないだろうなと。

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