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09/25:便利でコスパの良い旅と、、、

一度切れるとまあまあ切れるということで結構な間が空いての記事。以前は1週間に1度の頻度さえままならなかったことを思えばものの見方も変わったもので、なかなか成長しているといえる。よしなにやっていきましょう。

少し前は仙台に行って、昨日今日は名古屋に行って、駅の近くで地方めいたものを頂いて……という感じで、遠出の多い月だった。

駅で地方の名物を食べると、観光をまったくしなくてもその地方の感覚を味わえた気になれて、多少の齟齬はあれど「コスパのいい」体験であるように思われる。言ってしまえば自分の地方遠征って観光地をほとんど訪れないうえ行く場所が違っても同じ人に会うことも多い(もちろんすべてがそうであるわけではないけれども)。だから駅前で「行先の雰囲気」が完結するのって、空気の味変としてちょうどいいわけだ。

ただ、2点ほど思うことがあって……1つはその地域の雰囲気を味わえると言っても、それはあくまで駅前の、駅前として……つまり移動手段の巨大なハブや観光地として醸成された人工の(ここでは「観光客に見せる意図で構成された」というニュアンスだ)空気でしかないよな、ということ。コスパ(タイパか?)良好な体験で知ったものとその地域の実際の空気は隔絶しているところが絶対にあるから、「これは本物じゃあないな」ということは認識したうえでの楽しみであったほうが良いと思う。

もう1点は駅前で完結されると遠隔地で働く人たちは大変だよな……ということ。別にここで経済のなにやかにやを言いたいわけではないけれど、便利さの享受の裏には、そのデメリットを引き受ける存在はあるよね、ということもまた、意識はしておきたいよねという。インフラとかもそう。何をできるとかしてやれるわけでもないけれど、認識世界の外側に阻害しないように気を留めることが大事……多分。

いずれにせよ、旅先の人々には感謝しましょう、ということです。

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