アルゴ -頭のよくなる推理カードゲーム-

自宅待機を強いられている今日この頃、時間を持て余すだろうと判断した妻が、あるボードゲームを通販で購入した
それがタイトルにもある「アルゴ」である

↓ アルゴの公式ホームページはこちら
https://www.sansu-olympic.gr.jp/algo/

このゲームは、各プレイヤー毎に与えられた手札を伏せて並べ、相手の伏せカードに書かれている数字を「推理する」というゲームである
もちろん、自由気まま・不規則に並べたのでは「推理」ではなく「直感」になってしまうため、並べ方は数字の小さい順に限られる
ちなみに、数字1種に対して、札の色が黒と白とある。同じ数字であれば 「黒 < 白」 の順に大小が定義される

詳しいルールやポイントの設定は上記ホームページから調べられるので、気になった方はそちらをみて欲しいが、ここで注目したいのはゲームとしての側面よりも、推理力としての側面である

自分の手札、相手の手札の色や小さい順など、与えられた情報からどんな数字が伏せられているかを推理していくのだが、公式にも「詰めアルゴ」としてパズル化されるくらいに推理力が問われるゲームなのである
私は今日初めてこのゲームをプレイしたが、推理力が問われるこの状況が論理パズルのようで面白く感じ、それは数学を学ぶ上で欠かすことのできない「論理的な思考力」に通ずるものであると確信している


学問として数学をみたとき、知識をインプットする必要があるのは当然言うまでもないが、それと同じくらいに必要なのが論理的な思考力である
与えられた条件から何が言えるか、条件不足だとすれば他にどんな条件があれば示せるのか、すでに得られている条件から新しく示せる性質を増やしていき次の新しい性質がまた示されていく・・・

このように、数学の営みの根幹は論理の力によって知見を広げることにあるのだ


たかがボードゲームかもしれないが、「遊んで学ぶ」と考えてみよう
そうすれば、このゲームを通じて数学の訓練を(知らず知らずのうちに)行なっていると言えるのではないか
それに数学に限らずとも、順を追って一つずつ考える力は実社会で必ず役に立つ

「ボードゲームといって侮るなかれ」と、ゲームをプレイしながら思ったのであった


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