40歳で結婚したい

たまたまなんだけどメリルストリープの映画を2本見て。

「ジュリーアンドジュリア」
「31年目の夫婦げんか」

思ったことは
40歳くらいでメンタルが安定してから落ちる恋が一番安定して楽しいんじゃないの、ってこと。

恋愛については、まあいろいろいろいろ角度や論点を変えて取り組み続けているので、今回のこれも、またそのうちの一点として。

つまり、学生時代に落ちた恋は
・若気のいたり
・趣味嗜好が経年変化する過渡期
・多感ゆえに感情の振れ幅も大きい
以上を持って鑑みると

お互いに壮年、老年と年をとるにつれ
・当時と同じ気持ちでい続けるのはまず無理
・片方の趣味が変わってしまったことをもう片方が受け入れられない
・若気のいたりだったり、情熱で行動していたことを思い出すとちょっと恥ずかしい

なんか恥を多くかきそう。イメージだけど。
もちろんね、もちろん、一緒に恥を越えてきたからはらからとしての安心感なんかもあるかもしれんし、それをともにできるパートナーやったらそれはそれで理想ですね。

ジュリーアンドジュリアは、壮年時代に知り合った二人の恋愛物語なわけですが、もうめっちゃラブラブ。旦那さんのメンタルがとにかくブレない。太い杉の木のような大木のような精神でたくましいんですね。で、メリルストリープ演ずる奥さんも、ちゃんとそれを尊敬できてついていけるんですね。大人だから。大人の恋愛。大人も恋愛するんだな、って思って嬉しいし、ちゃんと尊敬と敬意を払って付き合える。わたしはこれを目指したいな今から、って思った。

川上弘美の「古道具中野商店」は、
若気のいたり、メンタルのブレ、弱さ、などなどをお互いに抱えてそれでもぶつかろうとして、うまくいかなくて終わる。
んだけど、最後、数年のブランクを経て、結果メンタルの安定と平穏を手にいれた二人が再び寄り添うところでエンドなんですよ。
これは、ありかな、と思う。やっぱり、恋愛において必要なのは精神的安定なんだなあ。だなあ。。(実感)

川上弘美の「センセイの鞄」は、
40歳に近い主人公(女)と、そのセンセイ(おそらく70前後)の恋愛の話だけど、子供みたいな大人、の良いところは、やはりメンタルの幅の広さにあるわけだ。泣くけど喚かない、わめいても傷ついても、ちゃんと元に戻ってしまうことを知っている、知ってることの強みがあるから、ぶつかっていくこともぶつかっていかないことも選べる、その余裕があることが悲しくて、もっとありのままになりたいのに、って思う、惑いのお話だけど。

恋愛は、二人の関係ではなくて、一人一人のメンタルの話なんだな、って思うわけです。終わり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?