三超神がアクマイザー3から受け継いだもの

こんにちは。
今日は、超神ビビューンがアクマイザー3から何を受け継いだのか?について記事を書きたいと思います。

作品をご存じの人のなかには、
知恵と力と勇気では?
と思う方もいるかもしれません。

私はそう思っていました。

しかし、媒体によっては表現の仕方が微妙に異なっており、どういう捉え方が正しいのか、という疑問にたどり着きました。
多くの人で作り上げるという作品の構成上答えはないと思うのですが、自分の備忘録として、まとめておきたいと思います。

まず、OPの歌詞から見ていきます。
作詞は石ノ森章太郎さんがされています。

(一番)※主にビビューンについて歌われている
知恵と力と勇気のほのおだ
世界をてらせ 正義のひかり
もえるもえる もえる三つ星
(二番)※主にズシーンについて歌われている
知恵と力と勇気のほのおだ
世界をになえ 正義のちから
いかれいかれ いかれファイトだ
(三番)※主にバシャーンについて歌われている
知恵と力と勇気のほのおだ
世界をみたせ 正義のこころ
たたかうたたかう たたかう勇気だ

『斗え!!超神ビビューン』より一部抜粋

歌詞を見ると、
①ビビューンは知恵、ズシーンは力、バシャーンは勇気を受け継ぐ
②全員が「知恵と力と勇気」を受けついでおり、それぞれちょっとずつ特出した個性がある
のかな?という印象を受けます。

また、他の記載もみていきます。
続いてはDVDです。

なんと、DVDには書いていません。
超神は「アクマイザー3の魂が宿り誕生した」としか記載はありません。

続いては、DVDの公式サイト(東映ビデオ)です。
ここにも記載はありません。

DVDは公式の見解に近いと思うので、
公式では「これを受け継いだ」という明確な設定はないのかと考えました。
しかし、他の媒体では記述があるので見ていきます。

まずは、放送当時の本「超神ビビューン図鑑」(徳間書店)。
・ビビューン:ザビタンの知恵と勇気
・バシャーン:イビルのすばしっこさ
・ズシーン:ガブラの怪力
※この本は、バシャーン→ズシーンの順番で紹介されています

次は、放送当時に販売されていたカード(アマダ)の紹介文です。
※カードは現物を持っておらず、インターネットの画像で確認しました
・ビビューン:ザビタンの知恵と勇気
・ズシーン:ガブラの怪力
・バシャーン:イビルのすばしっこさ

次は、PSのゲームソフト「アジト3」。
・ビビューン:ザビタンから勇気と知恵
・ズシーン:ガブラから怪力
・バシャーン:イビルから素早さ

次は、「アクマイザー3 超神ビビューン大全」(双葉社)。
・ビビューン:記載なし(p108)
・ズシーン:怪力(p109)
・バシャーン:素早い動き(p110)

なぜか、ビビューンに「勇気」が受け継がれ、バシャーンがイビルから「素早さ」を受け継いでいます。
素早さは、作中では描かれなかった水中戦と、イビルの特性を考慮した結果かな?と考えています。
でも、言葉だけ素直に受け取ると、OPの「知恵と力と勇気」が「ビビューン、ズシーン、ビビューン」の組み合わせになるのでバランスが気になりますよね。

ちなみに、Wikipediaでは、
・ビビューン:知恵。剣術と魔法力
・ズシーン:力
・バシャーン:勇気。身のこなしと射撃の腕前
となっています。
出典は不明ですが、個人的にしっくりくる書き方だと思います。

今、わたしが調べられたものは以上です。

各媒体の記述を考慮すると
・知恵も力も勇気もみんな受け継いでいる
・ビビューンは魔法力、ズシーンは(特別な)怪力、バシャーンは素早さを別に受け継いでいる
という考えが良いのかな~と考えています。

OPの知恵は、剣術や射撃の腕・その他戦術などで、
力は妖怪と戦う力というイメージですね。

「たたかう勇気」を受け継いだという設定は、
明るい大学生が変身する超神らしくて好きなので、
大切にしたいなと思っています!