市長の政治姿勢について-解職請求署名〜山本市議の質問原稿
3/10、徳島市議会で自由民主党徳島市議団の山本武生氏が登壇し、「市長の政治姿勢について〜解職請求署名」について、内藤市長に厳しく追及しました。
山本市議より質問原稿をいただいたので紹介します。
山本市議の質疑
由民主党徳島市議団の山本です。
会派を代表して、質問します。
内藤市長の政治姿勢についてお伺いします。
去る、1月27日から2月27日までの一か月、内藤市長に対する解職請求署名活動が実施されました。
本来であれば3月議会ですので来年度当初予算を中心とした質問をしたいのですがこの一か月で大変多くの市民の方々とお会いしご意見を聞かせていただきました。
このご意見を放置する訳には参りませんのでこの度は、解職請求署名に絞って質問いたします
さて3月4日、内藤佐和子徳島市長解職請求署名が71530筆集まり、法定筆数70660筆を超えたため選挙管理委員会に提出されました。
内藤市長に対する市民の意思が表面化した結果であると思います。
市民の方々から特にご意見をいただいた内容を申し上げます
何よりも、コロナ禍において市民が疲弊している中、財政が好転したとして自身給与を公約の50%減額から15%減額へする議案を提出。
これは、最悪です。
否決すれば給与50%増額、可決すれば給与35%増額。
どちらにしても選挙公約の給与50%減額という市民との約束をいとも簡単に破ってしまう。
只でさえ、賞与は全額支給を受けているのでそもそも給与50%減額の約束は破っていましたが、ご自身のことなので、いつでも給与50%減額にする議案を提出することは出来るにもかかわらず、その後一切出さない。
記者会見では「公約に入ってましたか」と言ってしまう始末。
しかも、この定例会においては、「感染症の影響が緩和され、景気の持ち直しが期待されることから市税の増収を見込み」と令和4年度予算を作成しています。
基金の取り崩しは最低額とは言いながら、給与50%減額を辞める時は、基金の取り崩しがない事を強調していたはずです。
コロナ禍で様々な事業が出来ない中で予算の執行額が減額するのは当然ですし、本来であれば、こんな時こそ基金を取り崩してでも感染症対策をすべきであるにもかかわらず、「県外ナンバーに対して石を投げないでください」などと根拠のない主張は早々に行っても今後の対応などについては無策無言そんな姿勢が招いたこの署名であったと思います。
署名活動する中で、署名したいが署名できない理由として
などなど、市民が徳島市を信用できないというご意見を市長選挙では内藤市長に投票したという方も含めて本当に多く聞きました。
これは、行政を預かる市長として最悪です。
正常な自治体であれば、「役所がすることだから間違いないでしょ」となります。
市民から信用されない市役所では円滑な行政運営が出来ないことになります。
このようなことを突き付けられた市長として、所信では全く触れていませんでしたがこの現状について市民に対して誠意あるご説明を行うべきです。
この署名活動が実施されたこと、選管提出にまで至っている事信用されない市役所になっていることこれらを含めてご説明ください。
続けます。
現在、選挙管理委員会職員や応援職員により、署名の確認作業が行われています。
市民の大切な意志ですので慎重に行っていただければと思います。
不備があったり重複したりと削除される署名も出てくることがあるかもしれません。
しかし、万が一、法定署名数に至らないことになったとしても、この署名は非常に重い市民の意志です。
初問でも申し上げましたが、署名したくても署名出来ないという方も本当に沢山いらっしゃいました。
そのような方々が署名をしていたならば、10万筆に達していたかもしれません。
この市民の意志を簡単に考えることは絶対にしてはなりません。
昨日のご質問の中にもありましたが、3月5日の徳島新聞の社説に「リコール署名 市政不信は根強い」との記事が掲載されていました。
「有権者21万人超えの徳島市で選管提出にこぎつけたのは異例だ」とし「今回の署名数は、一昨年の市長選挙で内藤市長が得た41247票を大きく上回る。内藤市政への不満と不信は相当強いと言える。市長就任から2年も経たないうちにリコール運動が起き、ここに至ったことを、内藤市長は深刻に受け止めるべきである」と締めくくっています。
その通りです。
今後の市長の一挙手一投足を市民が厳しい目で見ています。
これはSNSで流れている内容ですのであまり言いたくはありませんし全て見る気力もありませんでしたので多くは申しませんが、内藤市長ご本人が語られていますので一言申し上げておきますとご発言の最初に、この署名活動が、あたかも、政争によるものだと受け取れる発言がありました。
本当にそう考えているのであれば市長としての資質はないと言わざるを得ません。
この署名活動は市民が中心となり、自発的に市民の権利を行使している民主主義下において、本当に大切な尊い活動です。
それを「一部の議員がやっている事」「政争が招いた事」と言い捨てることについては政治に携るものとしては「下の下」と言わざるを得ません。
ご自身が今おかれている立場がどのようなものであるかということを十分に熟考・自問していただく事を申し上げて、私の質問を終わります。
ご清聴ありがとうございました。