加戸悟市議の市議会だよりと臨時議会の議事録を公開します
市議会をもっと身近に
徳島議会がより民主的で透明性の高い、有権者と信頼関係で結ばれたものとなるよう、徳島の未来を守る会では市議会の動きやさまざまな会派の市議の「市議会だより」や「市議会報告書」を紹介します。
加戸悟市議(日本共産党徳島市議団)の議会だより
日本共産党徳島市議団の加戸 悟市議の「市議会だより」をご提供いただきましたので共有します。
1月に急遽開かれた臨時議会で徳島都市開発株式会社への担保も保証人もなく市税から貸付融資をすることについての問題点をわかりやすくまとめています。
臨時議会での加戸市議の都市開発株式会社に関する質問と徳島市や内藤市長からの回答
1/26に開催された臨時議会での議事録を共有いたします。
【初問】加戸市議
臨時議会なので時間が限られていますので1点に絞って審議します。
徳島都市開発株式会社が、業務委託したJLL(ジョーンズ・ラング・ラサール)について、質問いたします。
まず、「入札で受託した」と、JLLがニュースリリースで広報していますが、都市開発株式会社は
1 いつ、どのように公募したんでしょうか?
2 入札に参加した業者は何社でしょうか?
3 JLL は、いつ落札したんでし ょうか?
4 落札価格は、いくらなのか?
お答えください。
続いて、JLL の「委託業務」について質問いたします。
1 事務所はアミコビルにあるんでしょうか?
2 職員 は何名が常駐されているんでしょうか?
3 いつから業務委託しているんでしょうか?
4 何の業務をされている んでしょうか?
5 その業務に対し、いくら支払ったんでしょうか?
6 来年度、いくら支払う予定でしょうか?
お答えください。
以上、お答えいただきまして、質問してまいります。
【返答】 都市整備部長
徳島都市開発株式会社が業務委託したJLLについてのご質問にご答弁申し上げます。
徳島都市開発に確認しましたところ 従来SOGO徳島店が受諾したテナントの管理業務や イベント広告などの販売促進には規模が大きく専門知識が必要でありアミコビルを地域の賑わい創成に貢献す高い目的にはマネージメント会社が必要かつ不可欠と判断しJLLに令和2年8月から業務委託したとのことでございます。
JLLの事務所につきましては9月から暫定的に8階でいましたが現在7名のJLLの社員がアミコビル6階に常駐し旧SOGO部分の業務や販売促進業務 及びテナント業務を行っております。
なお入札の詳細な概要につきましては契約の関係上公表を差し控えさせていただきたいとの話で話でございました。
先のまちづくり特別委員会で鈴江社長も申し上げておりましたが、今後契約を締結を進めていく中で透明な仕組みづくりを進めていきたいと申し上げておりました。
本市としましても徳島都市開発株式会社とこれまで以上に連携を密にしこれまで以上に(聞き取れず)していきたいと考えております。
以上でございます。
【再問】加戸市議
質問を続けてまいります。
JLLは市民の皆さんも注目しといてください。
この会社は東京都千代田区に本社がある「総合不動産サービス」の大手企業ですが、JLLの「ニュースリリース」は、『徳島都市開発株式会社より「アミコビル」を、また北九州心開発株式会社より「小倉駅前アイム」 の再生リニューアルのコンサルティング、及びプロパティマネジメント業務を受託した」と報じています。
まず、「業務委託」について、答弁されましたが、ハッキリ答弁されたのは「7 名の社員が、アミコビル 6 階に 常駐している」ことだけです。
業務内容についていろいろと答弁されましたが、JLL のホームページ等に一般的な内容として掲載されている ものです。
「具体的に、このアミコの6階で何の業務をしているのか」「それに対し、いくら支払っているのか」「来年度、いくら支払う予定なのか」
噂では莫大な金額!
まったく答弁されません。
また、「アミコビル」に関して JLL は、「2020 年 8 月末、そごう徳島店の閉店に伴い、閉店後の施設再開発について入札が実施され、JLLは商業施設の再生リニューアルのコンサルティング、及びプロパティマネジ メント業務を受託しました」と報じています。
要は「JLL が入札で業務を受諾した」と明記して、広報しているんです。
ところが、この入札について、なんと答弁されたか 。
「入札の詳細や契約額等は、契約の関係上、公表できない」とこう答弁されたんです。
おかしいですね。お尋ねします。
徳島都市開発とJLLの契約には、「入札の公表」について、どのように書いてあるから、答えられないんでしょうか、お答えください。
また市長にお尋ねします。
JLLは市長が深く関与して連れてきた会社、という「ウワサ」が流れていますが、本当なんで しょうか、その点もお答えください。
以上、お答えいただきまして、質問をつづけてまいります。
【返答】都市整備部長
先ほどもご答弁申し上げましたが、公表についてはご答弁もうしあげられません、差し控えさせていただきたいと思います。
【傍聴席 男】ちゃんと答えろよ
【傍聴席 女】答えないよ
【傍聴席男】 市民の税金 使ってるんやで!
【議長】 静かにしてください
【答弁】 内藤市長
JLLに関しましては徳島都市開発が選定したもので、私が関与したものではございません。
【傍聴席】 都市開発のいうこと聞くんか!あんた市長やろ
【議長】 静かにしてください
【再々問】加戸市議
ご答弁をいただきましたので ご答弁というか....(傍聴席から失笑)
質問を続けてまいります。
このJLL との契約書には、「入札の公表」について、どう書いてあるのか、お尋ねしましたが、「契約上、契約は公表を差し控える」の一点張りです。
だから私はまずこのJLLに注目しといてくださいとまず言ったんです。
また、業務内容についても具体的に何も答えない、委託金額についても、まちづくり特別委 員会で聞きましても「契約上の守秘事項」だとして答弁を拒否したんです。
金額が言えない。
落札金額はわかるんではないですか?
でもこれも言えない。
いかに闇の契約であるかよくわかるじゃないですか!
【傍聴席】そうだ! 拍手
20 億円もの莫大な市民の税金を、破格の超低金利0.15%で、都市開発株式会社に貸し付ける条件としたとして、議会に示したのは、「徳島都市開発株式会社に支援(貸付)を行うにあたり、同社には、経営状況を透 明化し、市民や市議会に対し、積極的な情報提供を行うよう要請する」これが条件なんですよ。
でも何もいわないではないですか?
この文書を、20 億円もの莫大な 市民の税金を貸付する条件として、議会に提案したんです。
ところが議会で、JLLについて、まともに答弁されたのは、アミコビル 6 階に事務所があることと、7 名の 社員が常駐していることそのことだけです。
「入札」についても本当に入札をしたの「仕事内容」についても、「いくら都市開発株式会社 から支払い、来年度いくら払う予定なのか」も、まったく答弁されない。
これで本当に市民の税金からタダみたいな0.15%の金利
こんなん決めていいんでしょうか?
これが条件なんですよ
でも何もいわないではないですか?
【傍聴席】そうだ そうだ
今日は 市長に「JLL は、市長が連れてきた会社」という《ウワサ》が流れているんですが、本当なのかと、質問したんで すが、(JLLの)市長答弁で 私は関与していないと明確に答えました。
これから私のこれからの追及課題になりました。
要は、「JLLとはキチンとした入札もせず、市長の深い関与で、 都市開発株式会社と JLL が委託契約を結んだ」、という「ウワサ」が流れているから今日はわざわざ質問したんです。
このウワサは非常に信憑性が高 いんじゃないか、ということです。
改めて思いました。
しかも、委託金額も答弁を拒否する
まさに、「闇」を抱えた都市開発株式会社。
そうじゃあ ないですか。
そんな都市開発株式会社に、20 億円もの市民の税金をまさに超低金利で貸し付ける。
そんなことは、断じて 許せません。
また、コロナの中で苦しんでおられる市民の方々からは、「そんなにお金があるのなら、中小零 細企業に融資に回せ」「コロナから市民を守るためにお金を使え」との怒りの声が大きく広がっています。
市民は、こうした悪政を、決して許さないでしょう。
「闇の深いJLL との関係」については、更に調査を進め、引き続き追及していくことを表明し、質問を終わ ります。
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