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ヘッドホンの沼

機材の沼に浸かり出してそれなりに長いですが、今日は自分が使ってきたヘッドホンのお話。
初めてモニターヘッドホンを買ってから今日まで7台ほど使ってきました。
ガチガチのオーオタってわけでも無いのであくまで自分目線なのでご了承ください。


⓵ SONY MDR-CD900ST

FIRST TAKE 等の動画でもよく目にする通称「赤帯」と呼ばれる900ST
今から9年ほど前に購入した僕の人生で最初のモニターヘッドホンです。
何といってもこのデザイン・・・かっこいいよね~!
1989年から発売されているモデルで今では定番のヘッドホンとして扱われています。
重量も軽く200グラムなので使っていて疲れづらいのが自分的には良い所ですね😁
ただし音質は際立って良いかと言われるとそこまででもない印象
低音が薄目でステレオ感も弱い、高音域が目立つのであくまで録音用、確認用なんだろうなと思います。
スタジオ等では立派なモニタースピーカーで作業するのが基本でしょうし。
後イヤーパッドが薄いので左右からギュッと挟まれる感じが僕は使っててつらかったです。。。なのでYAXIから出ている別売りのイヤーパッドに変えると使いやすさは向上しました👏
お値段役15000円

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/241261/


② SONY MDR-7506

こちらは同じくSONY製のMDR-7506 通称「青帯」
900STとは兄弟機みたいな感じのモデルです。
900STが国内で愛されている様に7506は海外で愛好家が多いみたいですね。
低音がしっかり出るので音楽が楽しく聴けますし重量も230グラムと軽い部類に入るので扱いやすく
音質的にも上記の900STよりリスニング寄りのモニターヘッドホンとなっています👏
後今回紹介するヘッドホンの中で一番安く10980円とお手頃なのもポイント◎
900STも側圧が強いのですがイヤーパッドが少し厚めになっており比較的耳も痛くないかなと思います。


③ SHURE SRH840

僕は2016年ころに購入しいまでも所有しているこちらのSRH840
個人的に結構音のバランスも良く、左右の定位も広く感じました。
多分一番長く使ってるんじゃないかな。
イヤーパッドもふかふかで音漏れも少なくしっかりフィットするのが良いですね👏
値段は20000円を切るくらいですが金額と音質のコスパは良いと思います。
音質も低音に少し寄ったフラットって感じで聴く音楽を選ばないのも長く使っていられた理由の一つなのかも。
ただ欠点はヘッドバンドの左右のパーツが壊れやすい(自分は壊れたことはないけど・・・)というレビューが多いのと、ヘッドバンドの皮が脆い点ですかね。
現行機種はマイナーチェンジで見た目も含め進化した840Aというモデルに変わっているのでバンドが壊れやすいなどの欠点は克服したみたいです😁

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/303098/


④ SENNHEISER HD650

お次は開放型ヘッドホンの名器HD650
先ほどまでのは密閉型という部類でこのヘッドホンは開放型になります。
密閉とか開放とかなんぞやって方のために簡単に言うと
ヘッドホンの左右を塞いでいないので音漏れハンパない代わりに音の籠りも少なく空間的な音が出ますよ。という感じ。
お値段は45000円~50000円前後と高額ですがそれに見合ったポテンシャルを持っているヘッドホンですね😁
しゅんぺい史上初の開放型ヘッドホンとなったこの品、音質は申し分無く録音には使えませんが音の表現が綺麗でこんな音鳴ってたんだ!と色んな曲を聴くのが楽しくなりました。
特に余韻というか、リバーブの残響感なども奥までしっかり聞こえてきてさすがベストセラーなだけはあるなと思いました…!
側圧は強めなんですが耳をすっぽり覆うのとクッションが段々自分の頭の形にフィットしてくるのでキツイなーと思ったのも最初の方だけでしたね。
ケーブルが左右から出てるのでそこは若干取り回しづらかったかな?
後は抵抗値(オーム)が300Ωと結構高いのでオーディオインターフェースやDACなどが無いと音がしっかり鳴らないのでその点は注意。
※900st、7506は63Ω 840は44Ω



⑤ NEUMANN NDH20


お次はマイクの王様NEUMANN(ノイマン)から発売された初のモニターヘッドホンNDH20のレビューです。
この高級感・・・たまりませんね~🤣
現在NEUMANNはSENNHEISERが親会社となっており、このヘッドホン
の元になったであろうHD630VBという密閉型ヘッドホンが過去ゼンハイザーから出ていたので音のニュアンスは近いんじゃないかなーと思って購入したんですが、想像以上にいい音でびっくりしました。
全体的にちょうどいい低位感、低音も迫力があるのにボーカルもしっかり聴こえてくる。
うるさすぎない程度に広域もキラキラしているのが好印象でした。
みっちり詰まった音で洋楽を聴くのが楽しかったです😁👏
ただ値段も60000円を超えてくるんですけどね・・・お高い😢
イヤーパッドも低反発素材を使っているのもあってか丁度いい密閉感を維持してくれます。
気になったところと言えばヘッドバンドのクッションが薄いため在ってないようなモンなのと、重量が約400グラムあるので重たいこと重たいこと…はっきり言って長時間付けてると疲れます。
後150Ωの抵抗値があるのでHD650よりはマシですが定番のモニターヘッドホンと比べると音量が少し小さめに感じました

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/263584/



⑥ AKG K712 PRO

お次も開放型ヘッドホン
有名メーカーのAKGからK712 PROです。
これはケーブルを別メーカーのに変えてあります。
上2つが音楽的なメリハリのある音だったのでこのヘッドホンは素朴な印象で最初は違和感がすごいありました。
これも音の好み等含め個人差があるんですけどね笑
低域が控えめな分中高音はとても綺麗でストリングス等の音がすごく綺麗に聴こえます。
控えめとは言えAKGのK7〇〇シリーズでは一番低音が出るのですがNDH20から移ると流石に差がありますね😢
僕は姿勢や頭の形のせいなのかこのヘッドホンが合わなくて首がすごく疲れてしまったのであまり使うことが無く…できればヘッドホンを買う際は電機屋や楽器店で試してみてから買うのがおススメです。
このヘッドホンは62Ωとそこまで抵抗は高くないのですが、感度が93dB/mWとやや低めなのもあってあまり音量が大きくならないのも自分が使いづらく感じた点の一つなのかも。
このヘッドホンの真価を発揮するなら、RNHPなどのドライブできるヘッドホンアンプが必要になるかもしれないですね😜

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/188555/

⑦ SONY MDR-M1ST

最後に現状のメイン機 SONY MDR-M1STです。
900STの後継として発売されたものの、900STは中高音にフォーカスが当たっているのに対してM1STは低域が強く愛好家からは期待と違うと当初言われていたこちらのヘッドホン。
使ってみると直接の後継機種とは言えないなと思いましたが時代の音楽性?ニーズに合わせているのかなと思いました。
1989年と2019年ですから20年も違うので…
ま、そんなことは置いといて使ってみた感想ですが
1 軽い
2 パンチのある低音
3 中高音域も十分ちゃんとしてる
自分にとっては使いやすさも含めて現状最適解な感じで長く愛用していけそうです😁👏
前評判が微妙だったのもあり期待値が高くなかったのもあるんですかね?
思ったよりもかなり高評価◎

ただし、このヘッドホン 内側の耳に当たる部分(ドライバー)が純正イヤーパッドだとガッツリ耳の軟骨を圧迫してきてとてもじゃないけど長時間使えないほど痛くなります。あとドライバーが耳に近すぎて低音倍プッシュで中高音が埋もれます。ざわ。。。ざわ。。。
YAXIのイヤーパッド M-ST


STPAD2

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/241261/

に交換することで耳との空間が生まれて丁度いいバランスになりました。
M-STはバランスがちょうどいいのですがそれでも僕の耳には多少ドライバが接して圧迫感があるので今はSTPAD2を付けています。とても楽です🤣




まとめ

ということで長々と書きなぐらせて頂きました。
大分買い替えてるので散財癖がひどいことが伝わってるかもしれませんが・・・これが少しでもヘッドホン選びの助けになればいいなの気持ち🤣
個人的にヘッドホンをまだ持ってない人が買うならSONYの7506(青帯)がコスパも良くて良いんじゃないかなと思います👏
お値段もこの中では一番安いし手を出しやすいですしね
後蛇足ですが、青帯は宇多田ヒカルさんが自宅スタジオで使っているようで以前テレビ番組で使用している場面が映っていました。
ということで以上終わり!2個目の記事も縦長すぎだろー!!!!

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