【全頭分析】6頭4分で読める九州ダービー栄城賞(2020)(逃げ先行編)
※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
第62回九州ダービー栄城賞(アジアエクスプレス賞)の全頭見解(逃げ・先行編)をしていきます。
内容量が多いので逃げ先行編と差し追込編に分けることにしました。
今年はアジアエクスプレス賞が副題ですので、優勝した馬の生産牧場には当馬の種付け権が与えられます。
1着賞金700万と佐賀競馬では高額レースで一昨年から200万アップ、一時は350万まで下がってしまっていたので、佐賀競馬も売り上げが伸びているのでしょう。
それでは九州のダービー馬、見つけていきましょう!
差し・追込編はこちらから是非!
九州ダービー栄城賞見解
4アイノウィストリア
ミスカゴシマかこの馬かが逃げ馬として挙げられるが、個人的にはこちらが逃げると思っている。
というのも、戦績的にミスが圧倒的だから。
ミスに逃げられたら捕まえることは困難で、勝つ確率がかなり高くなる。
逆をいうと、ミスに逃げさせずに自分の競馬をさせないことが、アイノ自身の勝つ確率を上げることにもなる。
枠も本馬の方が内枠で逃げやすいので、こちらが逃げると思われる。
前走鯱の門特選では逃げて勝利をしているが、2着の5スターオブグリーンは佐賀皐月賞で10着に大敗した馬。
スターは減量騎手を乗せていたので53kg(本馬は56kg)で軽い斤量だったということもあるが、それでも着差が0.1秒というのは心もとない。
佐賀皐月賞でスターは勝ち馬ミスカゴシマに3.3秒差をつけられている。
テンのスピードも逃げ馬にしては速いわけではない。
スターオブグリーンを比較対象にすると、佐賀皐月賞ではミスカゴシマの逃げに追走するのを苦労していたスターだが、鯱の門特選でのアイノウィストリアへの追走は楽にできていた。
直線でも最後までスターを突き放すことができておらず、佐賀では3戦3勝だがそこまでの圧倒的感はない。
その前の2戦が1400m戦だったが、こちらの方がパフォーマンスは良い。
佐賀競馬レベルならば1400mの短距離でも先行でき、距離適性的には短距離向きなのだろう。
そう考えると、2000mへの200mの距離延長はプラスではない。
佐賀ではまだ底を見せていないが、底はある程度見えたと思われる。
9ミスカゴシマ
佐賀では負けなしの(9-0-0-0)と今回も大本命の馬。
逃げても良し、番手でも金沢シンデレラCで2着、佐賀でも2歳時に経験しており負けていない。
今回の逃げ馬は4アイノウィストリアと先述したが、地力の先行力ならば確実にこちらとなる。
打倒ミスカゴシマでかなりのマークにあうこと、競馬をしづらくするといった意味で本馬に逃げを打たせないという思惑が働くと思っている。
ただ金沢シンデレラCでは2番手から2着に入れており、ハナをきれなければダメという馬ではない。
敗れるとしたら瞬発型の馬で、金沢では道中4番手にいたミステリーベルン(門別)に差されている。
前走佐賀皐月賞でも、直線で2着トップレベルに最後はタイム差なしにまで追い詰められている。
併せ馬だと強いが、一瞬でぶっちぎられると対応できない。
200mの距離延長は逃げ・先行馬よりも差し・追込馬に有利に働く。
逃げ争いも前走以上に厳しくるので、条件的には前走の方がパフォーマンスを発揮しやすかったと思う。
それでも中心的存在では変わりはないが。
5スターオブグリーン
ミスカゴシマよりも内枠に本馬と4アイノウィストリアがいることが、ミスを苦しめると思われる。
本馬も先行力はある馬で、前走佐賀皐月賞では枠の差でハナをミスカゴシマに譲ったが、内外逆の枠ならばもっと積極的にハナを主張していた可能性はある。
今回減量騎手の金山騎手を乗せるが、重賞なので減量の恩恵は受けられない。
前走鯱の門特選で3kg差をもらって4アイノウィストリアに敗れており、佐賀皐月賞でも10着に大敗しているので、ここでは力不足だろう。
好走できるとすればハナを切っての逃げ残りくらいだが、ここ2走で逃げられていないのでそれも厳しい。
6リバイブ
本来ならば逃げ・先行馬。
前走カーネーション特別では5か月ぶりの休み明けということもあり先行できずに8着に敗れている。
ただ酌量の余地はある。
というのも、前走は古馬と戦っており、しかも斤量差がなかった。
中央競馬で考えると、古馬と3歳馬が戦うようになるのは夏になってからで、斤量差も3歳馬は2kgは軽い。
休み明け+古馬との初対決と、条件が悪すぎたといえる。
佐賀に移籍後は4戦して2度の逃げ、1度の先行をしており、前々走カペラ賞(1800m)では3番手からトップレベル、スターオブグリーンらを下して勝利している。
なので、先行できれば能力自体は世代でも上位。
叩き2戦目で同世代との対決なので改善の余地は十分考えられるが、もうひとつ気になるのは馬体重。
前走は休み明けにも関わらず馬体重は2kgしか増えていなかった。
3歳のこの時期で、これだけの休養を挟みながら2kgしか増えていないのは成長を疑ってしまう。
もう+10kgくらいは欲しかった。
これ以上馬体重が減るようだと軽視で良いかと思うが、叩き2戦目でベテランの倉富騎手に乗り替わるので上積みは見込める。
11ジャナイト
特選レースで馬券圏内がなく、今回出走するメンバーとも多く対戦しているが先着できていない。
特に直近5戦で4度スターオブグリーンと戦っているが、1度も先着できていない。
スターオブグリーンですら佐賀皐月賞で10着なので、その馬に先着できていないジャナイトはもっと厳しいだろう。
3エアーポケット
エンジンのかかりが遅いので、200mの距離延長はこの馬にとってはありがたい。
先行グループの後ろ、中段よりも少し前くらいから競馬をするが、向正面途中からギアを変えてスパート仕掛ける。
ただ加速するまでに時間がかかり、前走佐賀皐月賞ではその間に後方からトップレベルに追い抜かれており、併走していたオドルキツネにも出し抜かれている。
ただスタミナがあるのでエンジンがかかれば最後まで良い脚を使って伸びることができる。
前走は4角4番手からオドルキツネを差して3着だった。
前々走古馬との対戦だった軽暖賞(B1,1800m)でも仕掛けどころで先頭集団の中では真っ先に仕掛けているのに反応が悪く不安にさせる場面があった。
なので2000mに変わる今回は、前走よりもよりスタミナ色の強いレースとなり、ギアチェンジ要素は薄れるので上昇が期待できる。
位置取りも中段やや前くらいなので、どんなペースにも対応できるという利点がある。
勝ちきるまでには決め手に欠けるが、馬券圏内という意味では信頼が置ける。
予想について
予想は見解の答え合わせ、競馬の醍醐味でもあります。当日の馬場状態を見たいのでTwitterで当日レース1時間前頃にツイートします。気になる方はそちらをぜひ!& Follow me!!
以上、第62回九州ダービー栄城賞(アジアエクスプレス賞)全頭見解(逃げ・先行編)でした。
ご覧頂きありがとうございました。
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