【母母父スタミナ】コパノキッキングも良いけどね!第12回カペラS(2019)血統分析
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第12回カペラステークス(GⅢ)を血統を分析しています。
ダートの方が血統が出ますからね。
しかも今回は芝スタートの中山1200m戦。
いかにも得意不得意が出そうな舞台です。
カペラS血統分析
【分析対象】
・11/30 鹿島特別(2勝):勝ちタイム:1:10.5(良)
先週の鹿島特別は2勝クラスにもかかわらず昨年のカペラSにわずか0.3秒遅れ、2017年よりも0.5秒速いタイムだった。
テンが速く最後は持久力勝負になるので、スピードの持続力が問われるコース。
瞬発型や欧州のスタミナ血統は向かない。
時計が速いダート戦なので欧州血統は不要といった印象。
母馬の条件
・ダート短距離(1600m)馬
・芝の中長距離馬は×
ダートの1200m戦、しかも芝スタートなので母馬も短距馬圧倒かと思ったらそうでもない。
ダートの1600m以下で勝利経験ああるのは3頭のみ。
未勝利馬で最先着がダ1600m以下だった馬が1頭、米国産馬で距離不明が2頭。
これらを含めれば最大で6頭となる。
逆に3頭は芝馬ということでもある。
ただ芝の中長距離馬は1頭もいなかったので、これは確実に適性外といえる。
傾向としてはダートの短距離馬の母がやや優勢。
父馬の条件
・芝ダートの短距離馬
馬場は関係なく短距離馬の父が好走馬を輩出している。
ストームキャット系、フジキセキ系は特に良く、次いで良いのがダイワメジャー。
前者2頭は芝でもダートでも活躍馬を輩出している血統なので、芝スタートの中山ダ1200mが合うのだろう。
ダイワメジャー産駒はスピード持続型芝馬のイメージだが、テンが速くスピードの持続力が求められるこの舞台は合っているのかもしれない。
ダイワメジャーが内包しているノーザンテーストはアドマイヤコジーンにも入っており、1頭馬券に絡んでいる。
NTの血も要チェック。
その他持っていたら嬉しい血
母母父はとにかくスタミナ血統。
めったに見ないプリンスキロ系や、凱旋門賞で母系に入っていると良いミルリーフ系など、日本競馬では日の目を見ない血が母系から支えています。
もちろんロベルト系やニジンスキー系といった日本でよく見るスタミナ血統も母母父にいれば〇。
プリンスキロ、ミルリーフ系は父系(父母父)に入っていても良い。
今年の出走馬では・・・
①シュウジ
母馬は米国で6戦して3着が1回の馬。
距離や馬場は不明だが、米国なのでダート戦だろう。
その父はキングマンボ、母父がロベルト系のSilver Hawk。
シュウジからしたら母母父がロベルト系と欲しいところにスタミナ血統が入っている。
父馬はフジキセキ産駒のキンシャサノキセキ、芝の短距離に強かった馬。
フジキセキはカネヒキリも輩出しており芝ダート問わず活躍馬を出している点がこの舞台に強いゆえんだろう。
キンシャサは芝馬だが産駒の勝利数自体はダート馬の方が多い。
血統的には面白い1頭。
②ピップライブリー
母馬はダ1200mで2勝、芝でも2勝している両刀の短距離馬。
フォーティナイナー系なので血統的にはダート短距離馬。
父はスピードの持続力が武器のダイワメジャー。
ノーザンテースト内包なのもプラス。
母母父には米3冠馬にしてGⅠ14勝の超の付く名馬アファームド。
ベルモントS(ダ2400m)を勝っているくらいなのでスタミナは豊富だろう。
父系、母系、そして母母父にスタミナ血統といずれも条件にマッチしている。
③ヒロシゲゴールド
母馬はダ1000mで2勝、芝1200mで3勝した馬。
その父ブラックタキシードは存じ上げなかったのですが、調べてみるとプリンシパルS、セントライト記念を勝っているサンデーサイレンス産駒です。
クラシックではそれなりに期待されていた模様。
父馬はフォーティナイナー系のサウスヴィグラス。
地方競馬のリーディングサイアーなのでダート短距離戦はお手の物。
母母父にはサクラショウリ、これまた歴史を感じる血です。
調べてみると1978年の日本ダービー馬(古っ)、天皇賞(春)2着、そして当時はダート2500m戦だった目黒記念を勝っています。
スタミナ豊富な血統と捉えて良さそう。
以上、第12回カペラステークス(GⅢ)の血統分析でした。
ご覧いただきありがとうございました。
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