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【適性】セントウルS&京成杯AH~甘く危険な人気馬たち~

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
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今回は第33回産経賞セントウルステークス、第64回京成杯オータムハンデキャップの上位人気馬にフォーカスして適性分析をしました。
2重賞の上位3頭×2の6頭を分析します。

セントウルS

タワーオブロンドン(想定1人気)
2走前の函館SSからスプリント戦に参戦していてここまで(0-1-1-0)。
複勝率100%といえば上出来ですが、期待値を上回る実績とはいいがたい結果。
これまでの重賞勝利は2歳時の京王杯2歳S、アーリントンC、京王杯SCとなぜか京王の社杯に強い馬。
この3重賞に共通するところは、高速馬場・直線の長いコース・鞍上ルメールということ。
逆に着外に敗れているのはNHKマイルC(12着)と東京新聞杯のマイル2戦。
1400mがベストでマイルだと長い、1200mだと短いという悩ましい距離適性が惜敗を生んでいると思われます。
前走キーンランドCは外差しが決まるので多くの馬が外を回す中、インを突くというルメールのファインプレー。
直線の短さを上手くカバーする好騎乗でした。
今回は阪神内回りで行われる1200m戦。
しかも開幕週でパンパンの良馬場、前走のようにインを突くことはできないでしょう。
外を回して直線356mで差し切れるか、焦点はそこです。

ミスターメロディ(想定2人気)
重賞勝利はいずれも中京コースのファルコンSと高松宮記念。
重賞2着では今回と同じ阪神競馬場で行われる阪神Cがあります。
同じ舞台の阪神Cで2着、阪急杯で7着、ここにこの馬の特徴があります。
阪神Cは逃げ馬ダイアナヘイローが勝利したように勝負根性の戦い、阪急杯は最後方のスマートオーディンが制したように瞬発力勝負でした。
この馬自身先行馬ということもあり、瞬発力勝負よりも速い流れを押し切る持続型のタイプだと思われます。
前走高松宮記念も前半3Fが33.2という速い流れの中を道中4番手で先行しながら押し切っています。
ただこの時はイン有利の馬場で1-3着がいずれも道中内ラチ沿いにいた馬の決着でした。
枠にも恵まれての勝利ですが、速い流れでスタミナ勝負に持ち込めば強力です。
また中京コースに高い適性があるので、直線の長いタフなコース向きでもあります。

アンヴァル(想定3人気)
今年に入ってから(0-2-1-1)、馬券外は4着のシルクロードSのみと安定感が出てきています。
これまで京都2勝、小倉・福島で1勝ずつと比較的直線が平坦なコースでの好走が目立ちます。
逆に直線に急坂のある阪神では(0-0-0-3)とめっきり。
特に京都・小倉は残り600m-800mあたりで下り坂もあるので加速をつけやすいコースとなっていて、差し馬のこの馬には合うのでしょう。
前走北九州記念でも前々走バーデンバーデンCでも仕掛けどころで置いて行かれる様子が窺え、鞍上がしきりに追っている姿が見られました。
阪神替わりになると道中は下り坂なのでこの馬に取ってはプラスですが、残り200mで来る急坂への対応は課題となるでしょう。

京成杯AH

グルーヴィット(想定1人気)
もともとダート戦で2戦2勝しているようにパワー型の馬。
前走中京記念も稍重馬場で勝利しているものの、勝ちタイムは前年よりも1秒以上遅いものでした。
逆に前々走のNHKマイルCでは直線で進路がなくなる不運もありましたが、瞬発力勝負になり10着に屈しています。
時計のかかるパワー勝負にはもってこいの馬です。
また前走中京記念では仕掛けどころでの反応が悪く、4角ですでに鞍上がムチを入れている姿がありました。
それでも結果的に勝利しているのは、むしろこの馬の強さが際立つものでしたが、それは直線の長さがあってこそのものなのではとも思います。
直線が310mほどしかない中山コースで果たして同じことができるか。

クリノガウディー(想定2人気)
グルーヴィットと非常に似たタイプで、より先行力が増したのがこの馬です。
1勝馬ながらGⅠ朝日杯FS・中京記念で2着と重賞でも戦えるポテンシャルを持っています。
好走した2重賞はいずれも時計のかかる馬場で、逆に良馬場だったNHKマイルCでは14着と大敗している。
この馬もまた瞬発力勝負になると厳しく、スタミナ勝負向きです。
またこれまで中山では(0-0-0-2)ですがこれは距離適性外の皐月賞とスプリングSなので参考外。
この馬、新馬戦こそ1800m戦で勝利していますが1800m以上だと(1-0-0-3)とめっきりです。
マイル、もしくは1400mの馬だと思います。
今回開幕週の中山ですので先行馬であるこの馬に取っては内ラチ沿いで馬場の良いところを走れるので有利に働きますが、高速決着への対応、瞬発力勝負になりやすい舞台ですので適正面は果たして。。。

プロディガルサン(想定3人気)
中山コースは(2-2-2-0)の複勝率100%。
この中には重賞セントライト記念(3着)も入っています。
前走エプソムC(6着)、7走前の多摩川S(1600万下、6着)では同じような負け方をしていて、超の付くスローペースで直線だけの上がり勝負に屈しています。
逆に展開が流れた方が好走しています。
兄のリアルスティールもそうでしたが、スパッと切れる瞬発力というよりかは中段やや前くらいの位置から切れる脚を使うタイプなので、究極の瞬発力勝負には向きません。
近走は惜敗が続いていますが、スムーズな競馬がなかなかできておらず直線で進路が妨げられるケースが多いです。
それでも2・3走前は上がり最速をマークしていますので能力自体は疑いの余地がありません。
ただスタートがあまり上手い馬ではなく仕掛けどころの難しい馬ですので、鞍上との相性が重要となりそうです。
その鞍上は今回が初騎乗となる三浦皇成騎手。
パンパンの良馬場、中山適性、展開面含めても好材料が盛りだくさんですが、テン乗りは騎手云々難しい馬ですので気にはなります。

こちらも併せてぜひ!

以上、第33回産経賞セントウルステークス&第64回京成杯オータムハンデキャップ~甘く危険な人気馬たち~編でした。
ご覧いただきありがとうございました。

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