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【中央競馬】9頭5分で読めるヴィクトリアマイル(2020)有力馬考察

※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
第15回ヴィクトリアマイル(GⅠ)の見解をしていきます。

【取り上げた馬】
12アーモンドアイ
18サウンドキアラ
1ラヴズオンリーユー
5プリモシーン
16ノームコア
14スカーレットカラー
2ビーチサンバ
3シャドウディーヴァ
8ディメンシオン
作成して感じたこと、良いメンバーが揃いましたね!

VM見解

12アーモンドアイ
重賞馬になってからの敗戦は昨年の安田記念(3着)と前走有馬記念(9着)。
安田記念はスタートでかなり大きな不利がありました。
気になる方はJRAのHPで見てみてください。
それでもそこからマイル王になるインディチャンプにタイム差なしの3着なので、むしろアーモンドアイは底力をみせつける形に映りました。
前走有馬記念は、結果的に適性がかなり低かったのが敗因と判断しました。
キャリアを通じて、勝利したレースで最も着差が低かったのが秋華賞の0.2秒差。
秋華賞は京都の内回りコース、つまり直線の短くその長さが中山に近いコースです。
この馬は差し馬で飛びが大きい馬なので、直線が長く瞬発力勝負に強い。
秋華賞は本来差せない位置からの差し切り勝ちだったので、これまた強い勝ち方をしたなと思いましたが、能力が拮抗してくるにつれて直線の短いコースだと苦しくもなるのでしょう。
逆に最も着差があったのが昨年の天皇賞(秋)で0.5秒差。
いわずもがな、直線の長い東京コースでの勝利です。
秋華賞と天皇賞(秋)からみるに、直線が短く急坂もある中山コースは適性が低く、距離適性・馬場状態などもあったうえでの有馬記念9着だといえます。
逆に最も得意な舞台がパンパンの良馬場での東京コースです。
JCの世界レコード、先述した天皇賞(秋)の圧勝劇、負けて強しの安田記念とどのレースでも東京コースならハイパフォーマンスを見せています。
追い切り分析は得意ではないので他のブログ等を参考にしていただきたいですが、状態が良ければ不安要素はないです。

18サウンドキアラ
重賞3連勝で器用さが売りの馬。
前走阪神牝馬Sでは2番枠を活かした距離ロスのない競馬での勝利、前々走京都牝馬Sも外差し有利のトラックバイアスを活かした17番枠からの差し切り勝ち。
器用さや自在性がモロにレースに反映されているがゆえに、がっぷりよつの力勝負になるとどうかという点が気になるところです。
大外18番枠に入ったので、これまでのようにトラックバイアスを活かしたレースはしづらく小細工が効きづらい。
OP以降差し馬ながら上がり最速がないというのもどうでしょう。
東京コースも(0-0-0-2)で左回りでの3着はあれど、連対は1度もありません。

1ラヴズオンリーユー
エリ女からのぶっつけですが、そのエリ女もオークスからのぶっつけで3着とまずまずの結果を残しています。
ただ、エリ女は超スローペースの超前残り競馬でした。
本馬は道中2番手からの超好位にいながらの3着。
着順以上の評価は難しいレース内容でした。
直線は瞬発力勝負になったのでこの馬にとってはもってこいな展開でしたが、上がりは下から5番目の33.8。
本来の力を出し切れなかった印象です。
それはオークスからのぶっつけだったからなのではと思っています。
オークスは忘れな草賞を挟んでの叩き2戦目でしたので、この馬は叩き良化型なのではと思っています。
全兄のリアルスティールは休み明けに強い馬でしたが。。。
またエリ女の超スローからのVMというのもレースの質が違いすぎて苦労しそうです。
今回はトロワゼトワル、コントラチェックとスピードのある逃げ馬がいますので、ペースは速くなりそうなので。

5プリモシーン
昨年の2着馬で左回りは関屋記念、東京新聞杯と重賞で2勝しています。
昨年のVMではコース取りの差でノームコアの後塵を拝しましたが、最後は差を詰めていましたので能力的には僅かな差でした。
今回内目の5番枠を引けたことにより、2走前の東京新聞杯をインを捌いての勝利が布石となりそうです。
東京新聞杯は最内1番枠からのレースで終始内ラチ沿いを走っていました。
直線でロスなく外に出しての差し切り勝ち、56kgという実質58kgで勝ちきったことも大きな財産です。
この勝利により、今回も同じようなレースプランが組めます。
鞍上は昨年ノームコアを勝利に導いたD.レーン。
今年も有力馬でしょう。

16ノームコア
昨年の勝ち馬で、その後56kgで富士Sも制している東京マイル巧者。
昨年のVMがレコード決着だったことでもわかるように、超高速馬場に強い馬なので前走高松宮記念は距離適性も含めて度外視で良いでしょう。
舞台適性と能力は疑う余地がないのですが、懸念点は鞍上との相性です。
VMも富士Sも外を回しての差し切り勝ちと、大味な競馬で勝利しています。
こういった馬は剛腕系の騎手があっていると思うのですが、今回の鞍上は剛腕というよりも敏腕なイメージのヨコノリさん。
展開の読みや道中の位置取りで勝負する騎手なので、大味な競馬をするノームコアとの相性は△かなと思います。
枠も外枠なので大味競馬をするしかなさそうですしね。

14スカーレットカラー
こちらは岩田さんからの乗り替わり。
岩田さんとともにのし上がってきた馬なので、乗り替わりは悔やまれますね。
ただ石橋脩騎手は良くも悪くも正統派な騎手なので、後方一気の本馬とは手は合っていそうです。
この点はノームコアとは違いますね。
前走阪神牝馬Sも道中ロスなく立ち回った馬が上位にきている中で、本馬は外を回しての3着。
着差も0.2秒で最後まで差を詰め続けていたので、東京コース替わりはプラスでしょう。
府中牝馬Sで稍重1:44.5の好タイムで勝利しているくらいなので、コース適性・高速馬場適性は高いといえます。
前走でマイル戦もこなせることが証明されました。
というか、若駒時代は新馬戦が1400mでアルテミスSやフェアリーSを走っているくらいですから、マイラー気質が高かったです。

2ビーチサンバ
前走阪神牝馬Sは勝ち馬のすぐ後ろでレースを進めての4着。
このレースだけを見れば、サウンドキアラに勝つことは難しいと思いますが、ビーチサンバはアルテミスS2着、クイーンC2着という東京マイル実績があります。
特にクイーンCの勝ち馬は秋華賞馬で今年の大阪杯でも2着に好走したクロノジェネシスですから、相手を考えると意味のある2着といえます。
しかもこの時ビーチサンバは出遅れていますからね。(斤量差はあったとはいえ、、、)
この馬もプリモシーン同様、前走で内ラチ沿いからロスなく立ち回れることを証明しましたので、2番枠を存分に活かせるはずです。
鞍上はコントレイルでクラシック完全制覇を果たし、穴馬ワイドファラオをかしわ記念で勝利に導いた絶好調福永さん。

3シャドウディーヴァ
穴っぽいところで面白うそうなのがこの馬。
2走前の東京新聞杯ではプリモシーンの2着に入るわけですが、2kgの斤量差はあったとはいえ牡馬相手の2着は賞賛すべきです。
ロスなくインを捌いていたので、今回の3番枠は◎。
上がりはプリモシーンよりも速かったのも特筆すべき点です。
そしてこの馬、東京コースが得意な馬でもあります。
(1-4-1-1)という戦績で、唯一の着外はオークスの6着。
東京新聞杯、フローラSでは2着に好走しています。
マイラーっぽくないキャリアも、東京マイルはマイル以上の距離適性が求められるので好材料。

8ディメンシオン
想定14人気、大穴です。
推奨の根拠としては、前走の阪神牝馬Sや京成杯AHで示されるように、流れたペースを先行して粘り込める持久力です。
東京コースは直線が長いですし、今回は逃げ馬が速いので前にいる馬は持久力が求められると思っています。
先行できないと京都牝馬SやターコイズSのように崩れてしまうので、スタート次第ですが先行できれば面白いと思います。
書きながら思ってしまったのでもったいないので消しませんが、先行はできなさそうですね。
両サイドの枠が内にスタートの良いダノンファンタジー、外が先行力のあるセラピアなので枠的に先行するには結構な労力が必要です。
となると、、、難しいかな。 

予想について

予想は見解の答え合わせ、競馬の醍醐味でもあります。当日の馬場状態を見たいのでTwitterで当日レース1時間前頃にツイートします。気になる方はそちらをぜひ!& Follow me!!

以上、第15回ヴィクトリアマイル(GⅠ)有力馬考察でした。
ご覧頂きありがとうございました。

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