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【Profiring】ナリタミニスターの個性・適性・弱点とは

ナリタミニスターProfiling

近走の内容からナリタミニスターの特徴を探っていきます。

笠松グランプリ(SPⅠ)

2020/12/3、笠松1400m=3着
3F35.7-3F37.8=1:26.0(1:26.2)
笠松1400mOP戦連対平均:1:26.7
トラックバイアス:-0.5(独自調査)

道中4番手以内の馬で1-3着が決まる行った行ったの展開。
小回りコースらしい決着。
笠松1400mOP戦の連対平均が1:26.7なので、トラックバイアス調整を入れても1:26.5と水準以上の勝ちタイムではある。
本馬の走破タイム1:26.2も、調整後でも連対平均と同タイムなので悪くない。
タイム的には笠松OP戦の平均並み。

本馬はスタートで出していき、道中は外目3番手から。
仕掛けどころの3角で前を行く2頭との差を広げられるも、4角ではその差を埋めている。
ゴール前までその差を詰めるも、逆転まではいかずに3着だった。

仕掛けどころでの加速で逃げ馬から差をつけられているので、本馬はギアチェンジが苦手といえる。
しかしながらじわじわと長く良い脚を使えるので、ゴール前では差を詰めることができている。
この特徴から鑑みると、砂の軽い馬場よりも深いタフな馬場の方がパフォーマンスが上がるだろう。
硬い馬場の方が時計が速くなり、瞬発力のある馬が好走しやすい。
反面、タフな馬場の方が時計がかかり、スタミナ型の馬が好走しやすい。
笠松競馬場は砂が軽く、笠松GP当日は平均以上に時計が出ていたので、本馬の得意な馬場ではなかったように思う。

ゴールド争覇(SPⅠ)

2020/10/29、名古屋1400m=1着
3F36.3-3F39.8=1:28.2(1:28.8)
名古屋1400mOP戦連対平均:1:28.6
トラックバイアス:-1.1(独自調査)

この日はとにかく時計が速かった。
トラックバイアスが示すタイムは-1.1秒。
ただ、本レースの勝ち時計は1:28.2とそこまで速くない。
バイアス調整を入れると1:29.3で、名古屋OP戦連対平均の1:28.6よりも0.7秒も遅い。
タイム的には平凡以下。

本馬はスタートを決めて2番手で進んでいる。
砂の深い馬場を好む馬なので、笠松GP時よりも出脚が良かったのだろう。
仕掛けどころでも笠松GP時よりは離されていなかった。
それでもギアチェンジでは後手を踏んでいたが。。。
ただ、大きく離されなかったので4角出口では既に逃げ馬を捉えられる位置にまで押し上げられていた。
最終的には2着に0.6秒差をつける快勝。
レースの上がりが39.8とかかり、スタミナ勝負になったことも本馬の味方をした。
上がりのかかる展開では強い。

園田チャレンジカップ(重賞Ⅱ)

2020/9/11、園田1400m=1着
4F49.2-3F38.9=1:28.1(1:28.2)
園田1400mOP戦連対平均:1:29.2
トラックバイアス:-0.1(独自調査)

トラックバイアスはほぼない中での1:28.1は優秀。
園田1400mOP戦の連対平均は1:30.2なので、それよりも2秒も速い勝ち時計となっている。
ちなみに兵庫ゴールドトロフィーの平均連対タイムは1:27.4なので、それとは0.8秒差。

スタートから5番手の位置も、内ラチ沿いを確保。
先頭集団の最後方で道中は進み、向正面からロングスパートを仕掛ける。
4角までは内ラチ沿いを走り、4角出口では馬群の隙間を縫って内目3頭分のコースを取っている。
ここでも仕掛けどころで少し離されているが、そこは砂の深い園田の馬場に助けられた。
馬力のいる戦いには強い馬なので、パワーで優位性が出た。

適性舞台

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