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クリノガウディーとキャンベルジュニア~第70回東京新聞杯(2020)穴馬近走報告~

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第70回東京新聞杯(GⅢ)の穴馬探しをしていきます。
現在の人気想定は以下の通り。(2/5時点)
1人気:レッドヴェイロン(2.5)
2人気:ヴァンドギャルド(3.9)
3人気:プリモシーン(6.5)
4人気:レイエンダ(7.8)
5人気:サトノアーサー(8.2)

6人気以下はクリノガウディーが13.6倍と単勝想定10倍以上。
人気馬は直前に分析するとして、今の内に穴馬を探しておこう、そうすれば直前に人気馬の分析に時間を充てられると思い週初めに人気薄馬の分析をすることにしました。
それでは行ってみましょう!

クリノガウディー(13.8)

・マイルCS(前走:7着)
スタートは馬なりながら出脚が良く、道中は9番枠ということもあり外目6番手(17頭立て)で追走する。
この時の京都はインが圧倒的に有利で、実際に1-3着馬は番手は違えど道中は内ラチ沿いを走っている。
それを考えるとクリノガウディーの位置取りはあまり適切ではなく、伸びやすいインではなく距離ロスの多い外側を走らされてしまっている。
前半3F35.3のスローペースなので前有利ではあったが、進路取りが悪かった。
それでも勝ち馬に0.6秒差の7着は、GⅠということを考えると評価できる。

・富士S(2走前:4着)
スタートは五分に出るもそこから行き脚がつかずに道中は後方14番手(18頭立て)を追走。
結果的に位置取りは1-2着馬と同じところにいたので間違いではなかった。
ただ、最後の直線では外に出さずに真ん中を選んだことにより、馬群を捌くのに苦労しており鞍上の思い通りに追えていない。
その証拠にゴール後の脚色も衰えておらず脚を余している。
不完全燃焼といえる4着、というよりもそれでも4着といったほうが良さそう。

ここ2戦が完璧な乗り方でのレースとなっていないので額面通りに判断するのは早計。
朝日杯FS、中京記念で2着に入っているように、重賞でも戦える能力を有しながらなかなか精度を欠くレースが続いている。
今回は鞍上が横山ノリさんに乗り替わりなのでプランが読みづらいが、先行でも差しでも大丈夫な馬なのでレースはしやすいだろう。
高速馬場でも時計のかかる馬場でも、展開の融通も効くオールラウンダーだが、反面決め手に欠ける。
先行して粘る展開が理想。

ブレスジャーニー(58.0)

・キャピタルS(前走:5着)
東京1600m(不)でのレース。
不良馬場でのレースなのであまり参考にできないが、前走なので分析する。
スタートの出はあまりよくなく後方15番手からの競馬となる。
前半3F35.0だが、不良馬場でレースタイムが1:35.8、後半3F36.7ということを考えるとペースは流れたといえる。
馬場的には内外で不利はなく、内でも外でも差しが決まる展開だった。
勝ったドーヴァーとブレスジャーニーはインから、レッドヴェイロン、ソーグリッタリング、サトノフェイヴァーは直線で外に出してい伸びている。
ブレスジャーニーは4角では最後方になっており、最内から直線に向いて外目に出すも進路がないと分かるやインに切り替えている。
最後は内ラチ沿いを走って追い上げての5着だが、展開が向いていた感は否めない。
スタートの出遅れも気になる。

2走前オクトーバーSでは先行しているが、これは東京2000mのコース特性を生かしてのもので、3番枠と内枠だったことが起因している。
2000m戦に比べてスピードの求められるマイル戦では先行は難しいだろう。
となると今のトラックバイアスとはアンマッチで穴を開けるのは難しそうで、上記2頭に比べると可能性はぐっと落ちる。
ただ後方からでもイン突きができるので、馬場の恩恵を受けられなくもない。
内枠が欲しいところ。 

キャンベルジュニア(106.2)

・富士S(前走:6着)
掲示板に載った5頭の道中の位置取りがそれぞれ13,16,7,14,14とほとんどが最後方に近い位置。
馬場というよりも展開が差し競馬だった。
そんな中キャンベルジュニアは最内1番枠から先行して道中は3番手の先行策をとっている。
展開的に向いていない中での5着。
勝ち馬とのタイム差は0.5秒で、スローの瞬発力勝負というのが良かったのかもしれない。

・中京記念(2走前:10着)
中京1600mは2角ポケットからのスタートなので、外枠の先行馬にとっては不利なコース。
加えて中京開催の最終週なのでインが荒れていて外差し有利になりやすい。
キャンベルジュニアは先行馬でこの時大外の16番枠だった。
スタートして果敢に先行して道中は3番手で先行。
直線に入ってすぐにいっぱいになり、そこから鞍上は追うのをやめている。
トラックバイアス、枠、展開と恵まれない要素満載だが、それでも10着という着順は負けすぎ。
この時は稍重馬場だったがそれも影響しているように思う。
良馬場向き。

今回は3か月の休み明けだが、この馬は休み明けは得意で(2-2-1-4)。
東京開催2週目でまだ馬場も良好だろうし、トラックバイアス的にもイン有利と先行馬のこの馬に向く。
状態面は追い切りや当日のパドック、返し馬で判断するしかないが、この馬の好走条件は揃っている。

 

以上、第70回東京新聞杯(GⅢ)の穴馬近走報告でした。
ご覧いただきありがとうございました。

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