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【ステラヴェローチェProfiling①】朝日杯2着馬の特徴・適性・弱点とは(@共同通信杯)※2021/2/13まで無料

記事のアウトライン

本記事は、近走の内容をざざっと分析し、その上で本馬がどういう馬なのかについて本質を探っていこう!という趣旨の記事です。

近走のレース内容では展開・ラップ・レースタイム・馬場状態を考慮した上で勝因(敗因)を分析。
そこから見えてくる本馬の特徴や適性、弱点なんかを最後に「総評」としてまとめています。
「総評」欄では出走レースとの相性も併せて載せているので、レースの予想にも役立てていただければ幸いです。

投稿日の24:00までは無料!!翌日からは「総評」部分が有料となりますので、以下の通知をご活用ください。
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サウジアラビアRC(GⅢ)2020/10/10

東京1600m=1着
前半3F35.6-後半3F37.7=1:39.6(2着馬1:40.1)
過去6年のサウジRCタイム順位:6位
馬場差:4.7秒遅い 

この日は不良馬場でとにかく時計がかかりました。
馬場差はなんと+4.7秒!!
時計は度外視で良いでしょう。
ただ、ラップタイムは見ていきます。
前後半3Fで2秒違うハイペースでした。
上位にきている馬を見ても、差し馬が台頭しています。
非常にタフな馬場でペースも上がったので、最後の直線では前にいた馬から順番に脚が上がっていき、後方にいた馬がおこぼれをもらうようなレースって感じですね。

本馬はスタートから行き脚が付かず、鞍上が促しながらなんとか流れに乗れたっといった道中でした。
なので後方8番手にはいたものの、脚を溜められたといった印象は持てません。
それでも、直線では一気に加速し、残り100m位で脚色は劣れますがその前に全頭差し切れていたので勝ちきれています。
ピッチ走法なのでこういった馬場には強いでしょうね。
ただ、残り100m位で急失速したので、長く良い脚は使えないのかなとも思えました。

朝日杯FS(GⅠ)2020/12/20

阪神1600m=2着
前半3F33.7-後半3F35.4=1:32.3(本馬1:32.4)
過去10年の朝日杯FSのタイム順位:1位
馬場差:0.7秒速い

レコード決着。
前半3Fが33.7というハイペースで、なおかつ馬場状態もかなり時計の出やすい馬場だったことも助かってのレコード決着に思います。
それにしても勝ち馬はこのペースを3番手で走っているので、凄まじいですね。
マイル戦という距離、高速馬場だったので脚が上がりづらい環境もあったとは思いますが。。

本馬は道中10番手からの差し競馬をしています。
3~4角では内々を走る経済コースを選択、直線で外に出そうとするも進路がなかったのでインに戻してイン突きをしています。
上がりは最速タイの33.5。
最後まで脚色も衰えていなかったので、この舞台は非常に適性が高かったと考えられます。
あと50mあったら1着もあったかなというゴール前でした。
ワンターン競馬、高速馬場、ハイペースの上がり勝負、時計決着といったところに強みが出るレースだったので、前途洋々ですね。

ステラヴェローチェ総評&共同通信杯との相性

同じバゴ産駒のクロノジェネシスに似ています。
クロノもこの時期(3歳時にはクイーンCで1着)は瞬発力で勝負する馬でしたしね。
ただ、本馬の場合はサウジRCでも示したように不良馬場も既にこの時期にして対応済み。
なんなら高速馬場以上に不良馬場の方が得意なのではと感じます。

それはピッチ走法に由来します。
クロノジェネシスもそうですが、ピッチ走法で飛びが小さい馬はタフな馬場に強いです。
サウジRCでの直線でのキレの違いからも、本馬の不良馬場適性は相当なものがあるでしょう。

パーフェクトホースに感じますが、本馬にも弱点は考えられます。
弱点というか不得手なのは、直線が長いコースでのスローの瞬発力勝負でしょう。
過去3戦でスローペース未経験でもあります。
理由としては2点あげられます。
1点目はサウジRCでの直線での失速。
本馬は長く良い脚ではなく、一瞬のキレで勝負する馬です。
朝日杯FSでも、直線で前が詰まったこともあり、鞍上に追われだしたのは残り300m位からでした。
直線の長いコースでスローペースの瞬発力勝負となると、長く良い脚が使えないと厳しいので、ストライド走法の馬の方が得意となります。
2点目は走法。
過去3戦全てで前傾ラップのレースで好走してきた馬ですが、それはピッチ走法の馬はペースが一定のレースを得意とするからであり、そして本馬はピッチ走法の馬であるからです。
なので、逆にいうとピッチ走法の馬は緩急のある展開はあまり好みません。
したがって、スローの瞬発力勝負が本馬が抱える最も不安な要素といえるでしょう。

ここからは共同通信杯との相性についてです。
東京1800mというコースは3角ポケットからのスタートという特性上、前半のペースが落ちやすいコースです。
なので本馬の不安要素であるスローの瞬発力勝負になりやすい舞台といえます。
また、共同通信杯は皐月賞の前哨戦としての位置づけなので、前半からゴリゴリやり合うような展開にはなりづらい。
コース形態、レースの位置づけ的にペースは上がりづらいと思います。
(ハイペースで逃げたい馬がいれば別ですよ)

距離延長で初めての1800mというのは、脚質的にも差しで後方で脚を溜めたい馬なのでむしろプラスに感じます。
開幕週で高速馬場だったとしても、朝日杯FSをレコードから0.1秒というタイムで走ることができる馬ですから問題なし、仮に馬場が緩くなれば、それはなおさら良しといった馬です。
斤量の57kgに関しても、馬格のある馬ですし、あまり影響はないと思います。

気を付けたいのはトラックバイアス。
前が止まらない馬場だと、差し馬には圧倒的に不利です。
それに加えてスローペースにでもなれば、取りこぼす可能性は一気に上がります。

まとめると、ペースが上がれば好走は確実、スローペースならば取りこぼしもあるといった結論です。
(トラックバイアスは当日のレースを見て判断)
実績からポテンシャルでは頭一つ抜けているので、スローペースでも能力でねじ伏せられてもおかしくはありません。
最悪なケースは、スローペースの瞬発力勝負にになり、かつトラックバイアスが前残りの場合です。


以上、ステラヴェローチェProfilingでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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それでは、次の記事でまたお会いしましょう✋

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