ペルシアンナイト

【血統】マイルCSに合う母馬と種牡馬を分析する

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第36回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)を血統を分析しています。
直近の同じような舞台設定で父はもちろん、母の戦績に注目している点がこのブログの特徴です。
ネット社会により血統の情報も入手しやすくなっている良い時代ですね!

マイルCS血統分析

ここでは母馬≧父馬>父母父≧母母父の優先順位で分析していきます。
特に母馬の戦績は産駒に大きな影響をもたらすと考えていますので重点的に見ます。
対象レースは以下、3着以内馬計9頭から分析します。
・11/03 清水S(3勝クラス) 勝ちタイム:1:33.7(良)
・10/05 長岡京S(3勝クラス) 勝ちタイム:1:33.1(良)
・10/13 三年坂特別(2勝クラス) 勝ちタイム:1:33.7(稍重)

母馬に求められるものは芝・1800m以上勝ち・日欧産

3レースの分析から見えてきた母馬に求められる要素はこの3つ。
レース経験のない馬を除く8頭はいずれも日本(5頭)・欧州(3頭)でのレースで勝利経験があり、しかもいずれも芝でのレースでした。
さらに勝ち馬の母馬はいずれも重賞勝ちをしており、能力の高さも必要と思われます。
距離で見ると1800m以上で勝利している母馬は4頭とマイル以下と頭数的には変わらないですが、勝利している馬の母馬の2頭が1800m以上での勝利経験がありました。
加えて、9・13人気と評価の低かった馬の母馬を見ると、9人気の方は母馬が2000mで、13人気の方は1800m戦で勝利経験がある。
共通点として母馬に中距離適性がありました。
マイルCSは1600m戦なので母馬にも短距離適性が必要かと思いましたが、瞬発力とスタミナのバランスが重要なのかもしれません。
スピードまかせの血統では堪え切れないようです。

・芝馬
・1800m以上での勝利
・日本or欧州での勝利
・できれば重賞勝ち
これらの条件を満たしている母馬。

父馬はディープインパクト系圧倒

上記3レースの好走馬9頭の内3頭がディープインパクト産駒、2頭がディープブリランテ産駒。
5/9が父にディープインパクト後を持っていることになります。
京都マイル戦はディープインパクト産駒が得意とする舞台なのでデータ通りではあります。
瞬発力型の種牡馬は相性が良さそうなので、ステイゴールドも1頭の勝ち馬を出しているように良いです。

その他持っていたらうれしい血

注目はロベルトの血。
先述した人気薄馬2頭の血統をみると、9人気の馬はディープブリランテ産駒で母系にロベルトを持っていて、13人気の馬はロベルト系のタニノギムレット産駒です。
2頭ともロベルトの血を持っています。
ロベルトといえばダートでも活躍馬が多いパワー型の血統ですので、そういった血は今の京都マイル戦と相性が良さそうです。
その他ではストームキャット持ちが3頭、ファピアノ・シアトルスルー持ちが2頭と米国型の血統にも注目です。

今年の出走馬では・・・

①ダノンプレミアム
父ディープインパクト、母インディアナギャル、母父Intikhab
母馬はリステッド競走勝利どまりの馬ですが、愛国のブルーウィンドS(GⅢ、2000m)、リッジウッドパールS(GⅢ、1600m)で2着という戦績があります。
距離適性は1600-2000mということが分かり、中距離適性は〇。
欧州で活躍していた芝馬です。
父馬はこの舞台得意なディープインパクト。
さらに母父Intikhabはロベルト系なので持っていたい血も内包しています。
これほどまでに今の京都マイル戦にマッチしている馬はいません。
文句なしのNo.1。

②プリモシーン
父ディープインパクト、母モシーン、母父Fastnet Rock
母馬は豪州産ですが芝のGⅠで4勝している名牝。
1600m,2000m,2500mのGⅠで勝利していますので芝の中距離適性の高い馬。
父はダノンプレミアムと同じディープインパクト。
母父はダンジグ系の馬で、合ったら嬉しい血は持っていない。
その差で2番手だが、それでも十分適性はマッチしています。

③グァンチャーレ
父スプリーンヒーロー、母チュウオーサーヤ、母父ディアブロ
母馬は日本産でダ1700mで勝利経験があります。
1800m以上ではないものの1600m以下でもない。
ダート戦ということを考えると1700mは中距離だと判断しました。
芝馬ではないものの、それ以外は条件を満たしています。
父馬はロベルト系の馬なので今の京都馬場においては穴血統。

④ダノンキングリー
父ディープインパクト、母マイグッドネス、母父ストームキャット
母馬は米国の1勝馬ですのでおそらくはダート馬。
距離は不明ですが米国競馬は短距離偏重の競馬です。
母馬に必要な条件はほとんど満たしていません。
しかしながら父がディープインパクトで母父が持ってたらうれしい血のストームキャットを母父に持っています。
ディープ×ストームキャットはキズナを始め多くの活躍馬を出しているニックスですので、配合面でも〇。

⑤レッドオルガ
父ディープインパクト、母エリモピクシー、母父ダンシングブレーヴ
母馬は1200-1800mで7勝した馬で、複数勝利は1400mと1800m戦。
戦績をみると1400mがベストのように見えるが、1800mもこなしていたので中距離適性もなくはない。
兄弟馬は東京マイル戦で走る馬が圧倒的に多く、逆に他の競馬場ではパッとしないのもこの血統。

以上、第36回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)の血統分析でした。
ご覧いただきありがとうございました。

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