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【Profiling】ソロユニットの個性・適性・弱点とは

ソロユニットProfiling

近走の内容から、本馬の個性について探っていきます。

エーデルワイス賞(JpnⅢ)2020/10/15

門別1200m=1着
前半3F34.2-後半3F38.0=1:12.2(1:13.0)
トラックバイアス:-1.5

重馬場発表ということもあり、相当速い馬場だった。
トラックバイアスは-1.5秒で、レースの勝ちタイムは1:12.2。
このタイムはバイアス調整なしで古馬の良馬場JpnⅢ並み、調整ありでもA1~OP並み。
相当優秀なタイムである。
展開的には相当速い前半だったが、それでも短距離戦なので前目有利。
勝ち馬の本馬が道中3番手、2着馬は後方2番手の14番手、3着馬が2番手だった。
ハイペースでも前目の決着だったのは、差し・追込勢が前半の追走で脚を使わされてしまったことにより最後の直線で脚が余っていなかったことが挙げられる。
1200mの短距離戦なので、後方にいる馬は脚を溜めるためというよりは、単純にテンのスピードが足りないことが多い。

本馬はスタートセンスがあるので、馬なりでも3番手を確保している。
スタートで押し出していないので、スタート直後は5~6番手の位置だったが、そこからスピードに乗り3番手好位となっている。
3~4角で逃げ馬が垂れて、2番手の馬がハナに、本馬が2番手になる。
直線では逃げ馬に並びかける間もなくかわし切り、そこからは一人旅。
2着に0.8秒差をつける完勝だった。
こと1200mに関しては相当な能力で、テン良し・ナカ良し・シマイ良しである。

新馬戦2020/6/17

門別1000m=2着
前半2F24.6-後半3F38.0=1:02.6(1:02.6)
トラックバイアス:+0.7

この日は非常に時計のかかる馬場で、トラックバイアスは+0.7。
勝ちタイムの1:02.6は古馬戦ではC4~C3並みで、バイアス調整を入れると五C2に近くなる。
1000m戦なので行った行ったの競馬になりやすく、このレースも例外に漏れない。
勝ち馬は逃げ、2着馬は2番手、3着馬は3番手と隊列がそのまま着順となっている。

本馬はスタートを2番目の速さで決めるも、外側にいた逃げ馬の方がスタートダッシュを決めてインに入り込んできたので、一旦コース取りを外側に持ち込み進路変更をしている。
そこから逃げ馬を1馬身ほど後方でマークし、直線では追い比べに持ち込む。
直線入ってすぐに逃げ馬を捉えたものの、そこから勝ち馬が強烈な勝負根性を見せ、本馬はなかなか差せず。
直線を併走したままゴール板を越えるも、最後はアタマ差の2着に敗れる。

完全に本馬の勝ちパターンだったが差し切れなかった。
敗因は馬場かと思う。
時計のかかる馬場に苦しんでおり、直線でも差し切れなかったのではないかと思う。
その後1000m戦で連勝しているが、勝ちタイムはいずれも1:00秒台とこの時よりも2秒以上速い。
急激に能力が上がることはないので、これは能力の向上ではなく馬場の差だろう。
門別競馬場はただでさえ時計のかかるタフな馬場だが、この時は平均以上に時計がかかっていたので、それに苦しんだと考えるのが妥当。
ちなみにこの時勝った馬は次走(1200m)で本馬の5着に敗れている。
決して強い馬ではないことからも、馬場適性の差で本馬は敗れたと判断する。

ソロユニットの総評と東京2歳優駿牝馬予想見解

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