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レースレベルの違いを把握せよ~第68回日経賞(2020)予想見解~

※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
第68回日経賞(GⅡ)の見解をしていきます。
今回逃げ馬がスティッフェリオで、この馬はスローペースに落とすタイプの逃げ馬ですのでスローペースが想定されます。
そして週末は雨予想なので、馬場は荒れると思われます。
そうなると、弥生賞のように外差しが決まりやすくなります。
スローペースの外差し競馬、そこに中山2500mへの適性などを含めて見解を述べていきます。

日経賞見解

ミッキースワロー

・後方からの差し馬
先週のスプリングSは前半1000m通過が1:03.2のスローペースながら、勝利したのは道中5番手(10頭中)にいた差し馬ガロアクリーク。
6人気と実績が乏しいながらの勝利でした。
ここからでも外差し有利というのが分かりますが、今週はさらに雨が降るのでさらなる外差し有利馬場が想定されます。
重馬場だった弥生賞は外差しのサトノフラッグが勝利していますよね。

・AJCC組
日経新春杯はハンデ戦でかつ勝ちタイムもここ10年で最も遅いのでレベルはかなり低かったといえます。
メンバーも重賞勝ち馬が京都新聞杯のレッドジェニアルと中日新聞杯のサトノガーネットの2頭のみでした。

有馬記念、中山記念はそれぞれエタリオウとソウルスターリングのみで、メンバーレベルは高かったもののこの2頭はいずれも先行馬なのでトラックバイアスがかみ合っていませんし
能力的に抜けている印象もないです。

AJCC組はミッキースワローとサトノクロニクルがいますが、この2頭はいずれも4角で不利を受けての4着、5着ですから、評価できる着順です。
時間があったらJRAの公式から映像をみてみてください。

レースレベル的にもGⅠ馬ブラストワンピースを始め重賞勝ち馬8頭と、日経新春杯に比べて明らかにレベルが高いです。
タイム的には稍重馬場だったので出ていませんが、逆に稍重馬場で好走しているので今回に限ってはプラスに働きます。
AJCCで大敗したスティッフェリオに関しては割引が必要です。

・重馬場適性
予報をみると週末の中山競馬場は雨が降る馬場となりそうです。
そこで求められるのが重馬場適性。
ミッキースワローは前走稍重馬場のAJCC4着や稍重馬場で勝った七夕賞など、重馬場が得意です。

差し馬、重馬場、前走レースレベルと、総合的に見てもっとも高く評価できるのがミッキースワローです。 

サトノクロニクル

ミッキー同様前走レベルの高かったAJCC組の差し馬。
4角で不利を受けてブレーキをかけさせながら、それでももう一度伸び直しての5着は立派です。
しかもこの馬の場合、前走は1年5か月ぶりのレースでしたから、ブランクを考えると中身が濃い5着ですよね。
今回最内の1番枠に入れたので道中ロスなく立ち回れ、4角で外に出すという理想的な競馬ができそうです。
因みに中山2500mは外回りの3角手前からのスタートで、すぐに3角がやってくるので内枠有利。
重馬場も未勝利戦ですが稍重で勝利しているので苦手ではないでしょう。

ただ前走では一旦は直線でミッキーとの差を詰めながら、最後は離されてしまっていました。
もちろんブランクはあるのでしょうが、距離延長してプラスには思えない動きでした。

レッドレオン

レースレベルの低い日経新春杯組で2着。
勝ったモズベッロよりも2kg重い斤量ではありましたが、0.4秒も離されているので力負けといわざるを得ません。
ただ前走は直線で一旦進路がなくなって、進路変更をして伸び直しているので、モズベッロとの逆転は考えられます。

ソウルスターリング

前走は超ハイレベルGⅡで復活の3着。
道中2番手で前残りの展開が向いた感はありますが、それでもダノンキングリーやウインブライト、インディチャンプなど重賞勝ち馬7頭(9頭中)、GⅠ馬も自身含めて5頭というハイレベルの中での3着は評価できます。
オークスを勝利しているくらいなので距離も大丈夫かと思われますが、血統的にはフランケル産駒なので大幅にプラスだとは思えません。
ラストランを勝利で飾れるか。 

エタリオウ

前走は有馬記念で10着。
勝ったリスグラシューには離されましたが、2着サートゥルナーリアとは1.1秒差と大きくは敗れていません。
タイム的にも2:32.4はモズベッロの前々走グレイトフルSの2:35.7に比べれば相当に速く見切れない1頭。
個人的には先行策よりも追い込み一気の方が向いていると思っていますが、近走は先行策を取っています。

モズベッロ

前走日経新春杯を勝利も52kgの軽ハンデで勝ちタイムも平凡です。
前走が重賞勝ちなので人気になるでしょうが、過信は禁物。
前々走で中山2500mを経験しており、負けてはいるものの勝ちに等しいのでコース適性は示しています。
まだ4歳馬なので成長力という意味ではまさに今といった感じで、一気に重賞連勝も無きにしも非ずです。

スティッフェリオ

重賞3勝の実績馬も前走AJCCではふがいなさを感じる8着。
スローペースに落とし込んで自分の勝ちパターンに持って行ったのですが、直線向いてすぐに失速。
敗因はいろいろ考えられますが、1000m通過後の600mが思ったよりも速くそこでスタミナを削ってしまっています。
今回は乗り替わりでその点を修正してくるとは思いますが、それでも8着は負けすぎ感があります。
レースの展開的には逃げ・先行馬不利な差し競馬でしたので、展開がハマれば巻き返しも。 

予想

予想は見解の答え合わせ、競馬の醍醐味でもあります。当日の馬場状態を見たいのでTwitterで当日13:00頃ツイートします。気になる方はそちらをぜひ!& Follow me!!

以上、第68回日経賞(GⅡ)最終見解でした。
ご覧頂きありがとうございました。

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