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【盛岡競馬】11頭6分で読める東北優駿(2020)全頭見解

※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
第28回東北優駿(岩手ダービー)(コパノリッキー賞)(M1)の全頭見解をしていきます。
南関勢の移籍で若干ややこしいですが、地元同士の決着付けは済んでいる印象です。
見解も書きやすかったですし、現時点の印象ですが予想も組み立てやすそうです。

東北優駿見解

逃げ・好位勢

8グランコージー
今回の逃げ馬にして中心的な馬。
地元での唯一の敗戦が4走前の南部駒賞。
この時は北海道勢から終始マークにあい、被されるように斜め前の外側を走られていた。
プレッシャーがきつかったのか、仕掛けどころの3~4角ですぐに手ごたえがなくなり、見せ場のない8着。
敗因はレースレベル。
タイムも速かった。
本馬の盛岡マイルの持ちタイムが1:39.5なのに対し、南部駒賞での勝ちタイムは1:38.4と1秒以上速い。
因みに本馬の南部駒賞での走破タイムは1:39.8と、持ちタイムとそん色ない。
つまり、北海道勢が参戦(11頭中6頭)したので単純にレースレベルが高かったゆえの敗戦といえる。
今回は地元岩手勢同士の戦いなので有力なのは当然。
懸念点としては400mの距離延長がどうかだが、前走ダイヤモンドカップはペースの速いタフなレースだったが、最後まで脚色が衰えていなかったのでスタミナは豊富だろう。
血統面でもベルシャザール産駒なので、距離延長はむしろ良いのではないか。

この馬が作るペースだが、初めての2000m戦ということもあり、鞍上の心理としてはそこまでペースは上げたくないはず。
ただスローで逃げた時よりも淀みのない流れを作った時の方がパフォーマンスが良いので、道中はスローで向正面からのロングスパートが理想的。
直線ではある程度消耗戦に持っていきたい。
逃げ先行有利の展開と予想する。

7マルケイヘイロー
ハナを切らなと好走が難しい馬。
しかしながらスタートがあまり上手くない逃げ馬なので、逃げへの安定感がない。
ゲートの出があまり速くなく、そこからの鞍上による押し出しによって逃げるタイプなのがその要因。
仮に逃げられたとしても、前半で体力をある程度使ってしまうので、2000mの距離はこの馬には合っていない。
これまで以上のパフォーマンスは望めない。

4サンエイキングダム
3走前の寒菊賞(12月)では斤量差はあれど8グランコージーに0.6秒差の5着で2-6着は0.3秒以内の接戦だった。
この時はメンバーも揃っていたので、その中での5着は評価できる。
それが前走ダイヤモンドCになると、同斤量で勝ち馬グランコージーに2.6秒差の4着。
3着1リュウノチョッパーにも0.8秒離されている。
斤量によるものなのか、それとも成長力の差なのか。
負け方としても、直線でスタミナ不足を印象付ける垂れ方をしていたので、400mの距離延長もプラスには思えない。

11エムワンモンスター
南関からの移籍組。
1200m戦からキャリアをスタートさせ、前走の船橋1500m戦が初めての1200m以上。
道中2番手から楽に勝ちきっている。
今回はその前走よりもさらに500mの距離延長となる。
1200m→1500mの距離延長は全く問題なかったので、距離に関しては今回もこなせると思う。
ただ、懸念点が一つある。
それは直線で手前を替えないこと。
船橋コースと盛岡コースは直線の長さはほぼ同じだし、左回りという点で共通点が多い。
しかしながら、500mの距離延長に対して直線で手前を替えずにスピードが持続できるか。
心肺機能(スタミナ)としては持つと思っているが、手前を替えられないとスピードの持続力で不安が募る。
手前を替えられない距離延長は東京ダービーのウタマロ(12着)がまさにそうであったが、直線で沈んでいる。
ウタマロの場合は前走まではマイル戦からの2000m戦だった。
本馬は1200m→1500m→2000mの距離延長。
不安である。

6マイランコントル
これまで砂を被ってのレース経験はないので、砂を被らない先行策が濃厚。
無敗馬なので弱点が分かりづらいが、初戦・2戦目は2着に1秒以上離していたのに対し、前走ORO開幕特別(1800m)では2着に0.3秒差のみだった。
仕掛けどころの3角で強めに追われている2着馬に対し、本馬は馬なり。
直線に向いてから追われ出して突き放しにかかるも、残り200m辺りで2馬身差をつけてからは脚色が同じになり、結局そのままの着差でフィニッシュしている。
3~4角の手ごたえの割に、直線で差を広げられていない。
これは瞬発力の問題だろう。
この時はスローペースだったが、スローの瞬発力勝負は好ましくない。
ただ、今回のにげ馬8グランコージーもどちらかというとスタミナ勝負型の馬なので、そういったペースにはならなそうではある。
そうなると凡走というのは考えづらい。
ちなみに、砂を被ったことがないので出遅れれば崩れる可能性は十分にある。

先行勢

9トゥーナブロッサム
南関で重賞にも出走していた馬なのでもう少しやれてもおかしくはないが、前走ORO開幕特別はスタミナ不足を感じさせる5着。
中段あたりから仕掛けどころの3角で3~4番手に押し上げ、直線は3番手で迎えるものの、そこからの伸びを欠き最後は2頭に追い抜かれている。
距離延長は不安である。
移籍2戦目の上積みは幾分ありそうだが、スタミナ面で不安があるのでここは軽視。

1リュウノチョッパー
スタートが良くないので鞍上が一杯に追っても中段あたりの位置を取る。
前走ORO開幕特別(1800m)では3角で鞍上の手が動いていながら、最後まで勝ち馬に食らいついての2着と、スタミナがあることは証明した。
しかも1~2角では馬4頭分の外々を回す距離ロスもあった。
上記から、距離延長はプラス。
スタートでの追走が楽になるし、距離が伸びる分キレよりもスタミナが求められるので能力を発揮しやすい。
長く良い脚を使えるので、3~4角が下り坂でスタミナ勝負になりやすい盛岡との相性は良い。
適性面で上位勢に食い込むチャンスがある。

2フレッチャビアンカ
前走ダイヤモンドカップで8グランコージーに完敗したが、それでもスプリングCでは楽勝しているように能力は上位。
外からまくりたいので、できれば外枠の方が良かった。
距離延長も若干不安。
短距離馬のキンシャサノキセキ産駒ということもあるが、前走ダイヤモンドCでは勝ち馬8グランコージーに仕掛けどころで並びかけるも直線で一気に突き離されての2着(1.5秒差)。
さらに、最後は3着の1リュウノチョッパーにも差を詰められていたので、脚が上がっていたことがわかる。
道中はリュウノチョッパーと併走していたので比較しやすいが、仕掛けどころの反応は本馬が上回るが、スタミナ面ではチョッパーだろう。
門別時代には2歳で1700mを走って3着に好走しているので、2000mもこなせないことはないであろうが、盛岡コースは距離に加えて起伏が激しいのでスタミナを消耗しやすい。
しかも向正面から4角にかけては下り坂、直線では上り坂があるのでスタミナ勝負の直線になりやすい。
逃げ馬8グランコージーもスタミナ勝負になったダイヤモンドCのパフォーマンスが最も高かったので、消耗戦に持ち込むと思われる。
となると、本馬は割引が必要となる。

差し・追込勢

10ピアノマン
南関からの移籍初戦で、前走が3月という休み明けでもある。
この点については、2歳時に門別→南関移籍時に2か月の休み明けで、勝利をしているので問題なさそう。
能力的には、浦和コースを得意としていたのでコーナーからのまくりができる。
その点は同じ左回りで3~4角が下り坂となっている盛岡コースへの適性を感じさせる。
能力比較が難しいが、同じく南関出身の2フレッチャビアンカは門別で1勝しているが南関では2戦して勝利できなかった。
一方ピアノマンは門別で1勝後、南関に移籍し3勝している。
フレッチャビアンカは岩手では2勝、内1勝は重賞スプリングカップである。
南関・門別での実績的にはピアンモン>フレッチャビアンカといえる。
また南関の重賞では6着が最高着順の本馬だが、8グランコージーも南関の重賞では6着だった。
なので、岩手3歳世代においては最上位級の能力はあると考えて良い。
距離については未知。
近い距離では大井1800mで2回走っているが、いずれも惨敗。
ただこれは距離適性というよりも重賞による能力差で、そもそも追走ができていない。
新馬戦以降、1500-1600mをメインに走っている。
これは今回出走する馬のほとんどが同じ状況。
なので、仮に距離適性が低かったとしても、他の馬も2000mがめっちゃ得意という馬がいないので、能力でカバーできると思われる。
南関でもまれてきた馬、ここでは上位。

5アークオブメジャー
近走は自己条件クラスでも馬券に絡めていない。
メンバーのレベル的に最低でも特別戦で馬券に絡むくらいの実績がないと、ここでは厳しい。

3レールガン
追込馬すぎる。
最後方からの競馬となり、道中で先頭グループに離されすぎてしまうので、良い末脚を持っていても届かない。
近走でも3着には入っているが、勝ち馬との着差は大きい。
こういった馬は距離が伸びるのは追走が楽になって良いのだが、それでもさすがに位置取りが後ろすぎる。 

予想について

予想は見解の答え合わせ、競馬の醍醐味でもあります。当日の馬場状態を見たいのでTwitterで当日レース1時間前頃にツイートします。気になる方はそちらをぜひ!& Follow me!!

以上、第28回東北優駿(岩手ダービー)(コパノリッキー賞)(M1)全頭見解でした。
ご覧頂きありがとうございました。

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