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【桐花賞2020】ランガディアProfiling~マイラーの気性と中距離のスタミナ~

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初めましての方も、初めましてじゃない方も!
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。

水沢2000mで行われる桐花賞(M1)。
ヒガシウィルウィンとランガディアの参戦、エンパイアペガサスのリベンジ辺りが注目どころですが、今回はランガディアを特集しました。
前走絆カップではウィルウィンの後塵を拝しましたが、重賞3勝の水沢への舞台変更で逆転はあるか!?
今回はマイラーの気性と中距離のスタミナ”ランガディア”のプロファイリングをしていきます!!

ランガディアProfiling

ここからは近走の内容から、本馬の個性について探っていきます。

絆カップ(M2)2020/11/23

盛岡1600m=2着
前半5F61.9-後半3F35.8=1:37.7(1:38.0)
良馬場時のOP連対平均:1:38.7
トラックバイアス:-0.9

重馬場ということもあり、トラックバイアスは-0.9と強い。
バイアス調整を入れると平均連対タイムと変わらなくなるので、タイム的には平均的。
展開はスローペースの上がり勝負。
前後半4Fで見ると分かりやすいが、前半4Fが49.8、後半が47.9と約2秒後半4Fの方が速い。
上がり35.8というのも、地方競馬ではなかなかお目にかかれない数字。
勝ち馬は道中2番手、2着馬の本馬は6番手、3着馬は逃げと、先行勢の好走が目立つ。
先行力があり瞬発力もある馬が好走したレースだった。

本馬は五分のスタートで道中は中段の6番手。
3角から進出して、勝ち馬で1人気のヒガシウィルウィンのすぐ後ろの進路を取る。
4角では被せに行くが、ウィルウィンの方が瞬発力で勝り、逆に突き放されてしまう。
直線では突き放された差を詰められることなくフィニッシュ。
上がりは最速の35.5をマークしたが、道中の位置取りの差=スタートの差で敗れた。

本馬はスタートの悪い馬ではないが、勝ち馬の方がその点は勝っていた。

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イヌワシ賞(重賞)2020/9/1

金沢2000m=3着
前半7F88.5-後半3F38.8=2:07.3(2:09.9)
良馬場時のOP連対平均:2:10.5
トラックバイアス:-0.2

良馬場ということもあり、この日のトラックバイアスはほぼない。
勝ちタイムの2:07.3は水準よりもはるかに速く、優秀なタイム。
3着だった本馬の走破タイムである2:09.9も水準以上のタイムとなっている。
展開は速かった。
後述する一条記念みちのく大賞典(水沢2000m)と比較すると明白だが、本レースは一条記念よりも前半7Fで7秒以上も速い。
一方上がり3Fは一条記念の方が速いので、本レースは上がりのかかる展開だったといえる。
ただ、勝ち馬は道中逃げ、2着馬は2番手、3着の本馬は5番手と、先行勢が上位を奪っている。
これは単純に能力差が大きかったが故の結果だろう。
先頭グループにいた5頭で上位4着までを独占しているので、脚質というよりも能力の絶対値で位置取りが前にいた馬が能力通りの力を発揮したと捉えるのが妥当。

本馬は五分のスタートを切ると、外枠ということもあり外を回され道中は先頭グループの最後方5番手に位置する。
道中では行きたがるそぶりを見せており、ペースが流れていたうえでこれなので、2000mという距離は折り合い面では合っていない。
仕掛けどころの3~4角では良い脚色だったが、直線では逃げ馬に大きく離された上に、併走していた2着馬にも突き放されて脚が上がってしまっていた。
スタミナ不足というよりも、道中の速い流れ+折り合いで脚を使わされてしまっていたのだろう。
スタミナ勝負も向いていない。

一条記念みちのく大賞典(M1)2020/6/21

水沢2000m=1着
前半7F95.8-後半3F37.2=2:13.0(2:13.4)
良馬場時のOP連対平均:2:11.2
トラックバイアス:-0.3

トラックバイアスは少し時計の速い程度。
勝ちタイムの2:13.0は連対平均の2:11.2に比べると相当遅い。
バイアス調整を入れると2秒以上遅くなるので、タイム的にはレベルが低い。
展開はスローの瞬発力勝負となった。
2000mというダート戦では長い距離でありながら、上がり3Fは37.2と速いことからもそれはわかる。
勝った本馬は道中2番手、2着馬は5番手、3着馬は3番手だった。

本馬はスタートを決めると馬なりで2番手を確保。
同じような位置にエンパイアペガサスがいたが、この馬はかなり押し出して行っての3番手なので、同じような位置取りでも、その位置にたどり着くまでの過程は大きく異なる。
1周目のゴール前では少し折り合いを欠く場面があったが、それは2000m戦のスローペースが原因。
2周目の向正面で自ら仕掛けてペースを上げると、3角では逃げ馬を捉え、4角出口では早くも先頭に立つ。
直線では後続との差を広げての勝利と、完勝だった。

総評と桐花賞予想見解

2000m戦で考えるとスタートは上手い方。
スローペースだった一条記念で折り合いを欠く場面があったので、本来の距離適性はマイル~1800m位だと思われる。
理想はマーキュリーカップのように2000mでペースが流れること。
これが最も能力を発揮できている。
マイラーの気性と2000mのスタミナを併せ持っているのが本馬。
水沢の重賞を3勝、盛岡では0勝だが、適性が高いのは盛岡の方だろう。
中央時代に芝のレースを走っていたので、馬場は堅いほうが得意ということ。(水沢よりも盛岡の方が時計が出る)
絆カップは2着だが、内容的には勝ち馬とそん色ないことからその考えに至った。

また、速い流れによるスタミナ勝負よりもスローの瞬発力勝負を好む。
そういった意味でもマイルくらいがちょうどよい。
2000mのスローペースだと折り合い不安が出るが、マイルのスローペースならば対応できる。
また、絆カップで示したようにワンターン競馬の方がレースはしやすいだろう。
コーナーが多くなるとそれだけペースは落ちやすくなるが、ワンターン競馬ならばコーナーの数が少ないのでペースは落ちづらい。
絆カップで敗れはしたが、盛岡1600mがベストなのではないかと思う。

今回の桐花賞は水沢の2000m戦。
一条記念で同舞台の重賞を制しているものの、適性的にははてなである。
一条記念はスローの瞬発力勝負となり、道中の位置取りも良かった。
加えてメンバーのレベルが今回ほど高くはなかった。
これらが重なっての勝利に感じる。
絆カップで敗れたヒガシウィルウィンとの再戦だが、本馬目線で考えると前走の盛岡1600mの方が能力は出せる舞台だったので、舞台変更はプラスではないだろう。(ウィルウィンの水沢適性に関しては調べていないので分かりません)
ただペースが流れてくれればチャンスはある。
崩れることが少ない馬なので大崩れは考えづらいが、アタマでも買いづらい。  

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以上、マイラーの気性と中距離のスタミナ”ランガディア”Profilingでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次の記事でまたお会いましょう✋
では!!

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