サトノフェイバー

楽しみなのはトゥルーヴィル~第60回きさらぎ賞(2020)穴馬近走報告~

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第60回きさらぎ賞(GⅢ)の穴馬探しをしていきます。
現在の人気想定は以下の通り。(2/3時点)
1人気:アルジャンナ(1.8)
2人気:サトノゴールド(5.1)
3人気:ギベルディ(5.1)
4人気:グランレイ(5.7)

5人気以下はストーンリッジが13.0倍と単勝想定10倍以上。
人気馬は直前に分析するとして、今の内に穴馬を探しておこう、そうすれば直前に人気馬の分析に時間を充てられると思い、週初めに人気薄馬の分析をすることにしました。
それでは行ってみましょう!

ストーンリッジ(13.0)

・新馬戦(前走:1着)
阪神1600m戦。
スタートは若干出遅れ気味も、そこから進路取りと行き脚があったので先段にとりつく。
道中は逃げ馬を見る2番手(13頭立て)、1000m通過が1:03.6のスローペース。
直線まで隊列は変わらず、直線だけの瞬発力勝負を上がり最速の33.1の脚で勝利している。
道中2番手で上がり最速は、ペースを考えると能力があればできる芸当。
一定の能力があることは証明できた。
それよりも、道中の進路取りを踏まえると勝利の評価が上がる。
掲示板に載った5頭の内、この馬以外は道中内ラチ沿いを走っており、この馬だけが一頭分外の進路取りだった。
トラックバイアス的に内ラチ沿いを走るのが有利になっており、ストーンリッジのコース取りも有利目だが内ラチ沿いを走っていたわけではない。
それでも上がり最速で勝利していると考えると、このレースでの勝利の勝ちが上がる。

瞬発力があるので先行でなくても戦える脚を持っている。
外差しの瞬発力勝負になるであろうきさらぎ賞においては強い武器。
少頭数となるきさらぎ賞なので、経験のない包まれる競馬への不安も少ない。
スタートへの課題が残っているが、行き脚が付く馬なので大きな課題ではない。 

トゥルーヴィル(18.0)

・新馬戦(前走:1着)
京都1800m。
五分のスタートを切り、道中は4番手(7頭立て)で先行。
3角までは馬群全体が一旦外に出し、コーナーで内ラチに沿う進路取りをしているので、若干ではあるが最内1番枠には距離ロスとなっている。
前半1000m通過が1:06.1という超スローぺースで、直線だけの瞬発力勝負。
これは新馬戦あるあるなのでしょうがない。
最後の直線では残り400mくらいで馬に挟まれて外に進路変更、そこからは一気に加速して上がり2位の33.9で差し切り勝ち。
上がり最速が最後まで競り合った2着馬の33.8。
直線スムーズなら上がり最速もマークできていたと思われる。
ゴール後の動きをみると、まだまだ余力があるような脚色で、2着馬とは差が広がっていた。
能力を出し切っていないうえでの勝利ということが窺える。

現状不安要素がない馬。
スタートも五分に出ているし、折り合いへの不安もない。
馬群でのレースも経験済みで、進路取りへの融通が利く。
直線で馬に挟まれての進路変更を経験できたのも、経験値を積むという意味ではプラスだろう。
完成度が高く、精神力も備わっている。 

サイモンルモンド(87.5)

・未勝利戦(前走:1着)
阪神ダ1800m。
スタートを五分に出て、道中は16頭立ての14番手。
前半1000m通過が1:02.6、未勝利ダート戦では割と速めのペース。
ラップを見てもスタートからの1F(200m)が12.9、ラスト2Fが13.2-13.4というところからもペースの速さがわかる。
13番枠で後方からということもあり、終始外々をまわす。
4角からまくり気味に進出し、直線では鋭い脚を見せて上がり最速の37.6の脚で差し切り勝ち。
ハイペースだったが掲示板は3-5着が先行馬、2着馬も道中は8番手だがここまでが先頭集団となっており、それよりも後方とは間隔が開いている隊列となっていた。
結果から見るとこの馬のみが後方からで、それ以外の2-5着馬は逃げ・先行馬。
展開を考えると勝ち方が強い。

・新馬戦(2走前:2着)
京都ダ1800m。
スタートは出るも行き脚が全くつかず、追っても追っても馬群に取り付けておらず競馬をしていない。
道中は大きく離れた最後方13番手で、いかにも新馬戦らしい縦長の展開。
向正面でも追っていて、3角突入でやっと馬群の最後方にまで押し上げられている。
さらに3~4角で大外を回す距離ロスもある。
それでも大外から追い込んでの2着。
前半1000m1:02.3のハイペース。
とはいっても掲示板の並びは勝ち馬が道中7番手、3-5着がそれぞれ2,4,1,番手なので前目の決着といえる。
最後方、それも大きく離れての最後方からの2着はポテンシャルの片鱗を見せており、次走の未勝利戦でスタートを五分で出ているので勝利も納得できる。

芝は未知数だが血統的にはダノンシャンティ産駒、母系もサクラローレル×リアルシャダイという配合なので、純粋なダート馬という感じはしない。
新馬、未勝利戦が決して展開が向いてのレースではないにも関わらず2,1着なので、能力はある。
ダート戦に比べ芝のレースの方が展開は緩みやすいので、馬場適性はさておき展開はこの馬に向く。
今の京都の芝は外差し有利。
追込馬のこの馬に、その点も向く。 


以上、第60回きさらぎ賞(GⅢ)の血統分析でした。
ご覧いただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?