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【門別競馬】15頭6分で読める北海道スプリントカップ(2020)全頭見解

※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
農林水産大臣賞典 日刊スポーツ賞 第24回北海道スプリントカップ(JpnⅢ)の全頭見解をしていきます。
今回は分析に時間がかかりました。
交流重賞は、中央馬の初ナイターや初の地方競馬、今回の場合は中央→北海道への移籍馬も多く、冬はホッカイドウ競馬は休みなので休み明けも多いと、とにかくファクターの多い分析となったのがその要因でしょう。
それでは全頭見解へ行ってみましょう。

北海道スプリントC見解

逃げ・先行勢

9マテラスカイ
おそらくスタートからの速さは世界一だろう。
前走サウジアC(1200m)でもハナを切れていた。
問題は最後の直線、この馬は手前を替えない。
ゆえに最後の最後で差されることがしばしばある。
なので直線は短いほうが良い。
門別は直線が330m、コーナーも緩いので、差しが届きやすいコース。
京都コースに似ているが、一昨年のJBCスプリント(京都1200m)では最後の最後でグレイスフルリープに差されている。
それでも中央で重賞を勝ち、海外GⅠでも2着が2回ある実績、今回のメンバーで中央・交流重賞を勝っているのが本馬と7ノボバカラのみというメンバー構成から考えると負けられないという表現が正しいだろう。

12スズカコーズライン
この馬の分析は最も時間がかかりました。。。
逃げ馬兼先行馬といった感じ。
今回9マテラスカイがいるので、バッティングしないように番手競馬をすると思われる。
番手競馬でも中央OPで勝利しているので、それはさして問題ではない。
砂を被らなければ大丈夫。
外目12番枠なので大丈夫。
焦点は、地方競馬が初めてなのがどうかということ。
ナイター競馬に関しては、こればかりはやってみないと分からない。
地方の砂に関しても然り。
ただ位置取り=先行力が求められる地方競馬において、逃げ・先行脚質というのは合っている。

凡走パターンは外から被された時。
前走天王山S(京都1200m)では、終始外からサクセスエナジーに被されており、直線すぐにかわされている。
そこで競争力を削がれて失速(4着)。
昨年の新潟1200m戦NST賞(4着)でも同じ負け方をしている。
もともと逃げ馬なので、直線向いてすぐに前に馬がいるとやる気をなくしてしまうのだろう。
それでも前走は4着に粘ってはいるので、完全にやる気を失うということはない。
今回でみると、マテラスカイをマークする形となるであろうが、理想を言えば2番手でも逃げっぽく走れる併走が望ましい。
枠の並び的に本馬が外側になるので、外からマテラスカイに被されるということは考えられない。
そうなると直線に向いてすぐに被してくる馬がいないので、凡走は考えづらい。

11フジノパンサー
前走キンシャサノキセキ・プレミアム(門別1200m)で先行して勝っている手前、今回も先行すると思われる。
というか、中段以降からだと切れ味で他の門別馬に劣る。
しかしながら、今回は中央馬のめちゃめちゃ速い先行馬9マテラスカイがいる。
それに12スズカコーズラインが続くので、ペースは流れる。
となると先行馬にはかなり厳しい流れとなる。
前走が前残りの展開で勝ったことも踏まえると、同じ舞台だがレースのペースが異なる。
追走するだけで手一杯になるのでは。

14スティンライクビー
岩手競馬所属馬で元中央馬でもある。
中央時代は1勝もできていない。
今回中央でOP入りした馬が半数近く出走するので、単純に能力面で厳しいだろう。

8キタアルプス
門別限定の重賞経験なし、直近のレースでも今回出走するソルサリエンテ、フジノパンサーに後塵を拝している。
地方交流重賞の今回ではまだ足りない。

2ジョウラン
前走ジャスタウェイ・プレミアムは1人気ながら5着と人気を裏切った。
ただ8か月ぶりの休み明けで+20kgということを考えれば酌量の余地はある。
2走前のエトワール賞では3歳ながら11フジノパンサーや6ソルサリエンテらを完封している。
本来の能力を出し切れれば、門別勢では最上位の力はある。
先行馬には厳しい流れにはなるが、門別1200mを初めて走った3走前が0.7秒差、2走前の重賞エトワール賞では1.1秒差がその証明。
それでも、できれば外枠が欲しかった。
これまでの勝利は中央時代も含めて、逃げか外を回しての好位差し。
馬群を捌いての勝利はない。
なので内枠を活かした競馬というのは経験がないので賭けに近い。
レベルの高さから負けが許される今回の交流重賞で、イン突きを試すということも考えられるが。。。
激しい流れで先行しつつ、仕掛けどころで外を回し、なおかつ好走するのは至難に思う。

6ソルサリエンテ
近走がたまたま外枠ばかりなので、大外分回しで好走しているが、これは内枠だった6走前エトワール賞でも同じだった。
しかもこの時は出遅れているので、普通に考えれば距離ロスのないインを突きそうだが、それでも外を回してきた。
これをみるに、この馬は馬群を捌くのが苦手なのではと思う。
そして今回は真ん中よりも内の6番となった。
この馬の特性を考えると、外枠希望だったであろう。
内目に入った分、内から外にまわすという余分な工程が入るので、外枠だった近走よりもレースがしづらい。
加えて中央馬相手。
厳しいと思う。

1オールドベイリー
前走が門別移籍初戦。
+20kg増、出遅れ、道中の折り合い、直線での前詰まりと、とにかくちぐはぐなレースだった。
その分、2戦目での上積みは見込める。
もともと中央時代は先行グループの後方からの好位差しが勝ちパターンだったので、前走は全く異なるレース内容となってしまっていた。
直線でも前に壁ができてしまい追えていなかったので、着順はあてにならない。
中央時代の良い頃のようなレースができれば。
最内枠を活かしたロスのないコース取りからの好位差しができれば、馬券圏内までなら考えられる。
馬体が絞れていれば抑えておきたい。

差し・追込勢

10ガンジー
門別移籍初戦の前走キンシャサノキセキ・プレミアムでは特に不利もなく先行法で走っての5着。
移籍初戦ということを考慮しても見どころのない内容だった。
2戦目の上積みはいくらかあるにせよ、中央時代は3勝クラス止まり。
中央OP級が5頭はいる今回、チャンスは限りなくない。

7ノボバカラ
さきたま杯が先週の水曜日に行われたので、中央的にいえば連闘になる。
栗東所属でどういう経路で向かったかはわからないが、中々にタフなローテ。
加えて今年は58kgという斤量も背負わされる。
能力的には上位だが、斤量にローテと不安要素が多い。

3ニットウスバル
前走は門別移籍初戦で5か月の休み明け、58kgを背負いながらの勝利と、交流重賞の今回でも期待のできる内容だった。
中段からの差し切り、馬群を捌いての勝利は、今回も活かせる戦法。
中央勢の逃げ先行が強力でペースが上がるのは差し馬の本馬にはレースがしやすく、3番枠なので距離ロスなく馬群を捌いてインを突ける。
4走前のながつきS(中山1200m)で出遅れているので、その点だけが懸念点だが、前走のようにスタートが五分に決まれば勝負になる。
1400mだと長くてスタミナが持たないが、1200mならばまだやれると思っている。

13メイショウアイアン
昨年の2着馬。
外差し馬なので13番という外枠は良い。
因みに昨年は大外16番枠だった。
9マテラスカイ、12スズカコーズラインという強力な先行馬がいる今回は、展開面では差し優勢。
ゆえに本馬にとって展開は向くと思われる。
門別1200mに関しては複勝率100%と安定感があり、脚質的にも今回は向くとなると、昨年同様馬券圏内のチャンスはある。

5ハヤブサマカオー
元々1400mの馬であったが、近走は1200mも走らせている。
大きく崩れているわけではないが、馬券に絡むこともないという、4,5着の掲示板馬。
ニットウスバル同様、馬群を捌けるタイプなので内目の5番枠は良い。
大井所属なので、大井と門別の比較が必要。
大井は直線が門別よりも56m長く、その他は向正面スタートで平坦、コーナーゆったりと似ている。
本馬は差し馬なだけに、直線は長いほうが良い。
なので適性では大井>門別だろう。
それに加えて今回は大井(東京)→門別(北海道)への輸送もある。
つまり輸送面では中央馬と同じような条件で戦うということ。
その割引をかき消すほどの能力は感じない。

4ショーム
内枠は良くない。
1200mは前走(中山1200m)が初めてで、それにしては4着とまずまずの内容だった。
ただその時は大外枠、前々走勝利したバレンタインS(東京1400m)では8番枠ながらほぼ最後方から直線で外に出していた。
この馬は道中は脚を溜めることに徹し、直線では外に出してのびのびと走らせた方が力が出る。
逆にイン突きだと3走前のギャラ櫛ーS(阪神1400m)で9着と不発に終わっている。
この時はさらに道中位置を取りに行き、4番手からの競馬だったということも敗因だろう。
なので理想は外枠で前半は脚を溜める展開だった。
4番枠と内目の枠に入ってしまったので、どのように直線までに外に出すかがカギとなる。
ペースは上がると思われるので、位置取りよりも脚を溜めることに徹し、追込にかけた方が好走できそう。

15ツルマルパラダイス
門別で最上位クラスになれていない。
門別限定の重賞でも厳しいであろうに、交流重賞の今回はさらに厳しい。 

予想について

予想は見解の答え合わせ、競馬の醍醐味でもあります。当日の馬場状態を見たいのでTwitterで当日レース1時間前頃にツイートします。気になる方はそちらをぜひ!& Follow me!!

以上、農林水産大臣賞典 日刊スポーツ賞 第24回北海道スプリントカップ(JpnⅢ)全頭見解でした。
ご覧頂きありがとうございました。

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