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【佐賀競馬】6分(3700字)で全頭分析~佐賀王冠賞(2020)編~

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
2018年に重賞に昇格し、今回が3回目。
秋の九州大賞典、暮れの中島記念へとつながる、佐賀中距離戦線の重要な1戦となります。
今回はRKBラジオ杯 第3回佐賀王冠賞(重賞)の全頭分析をしていきます。

本記事は予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)

佐賀王冠賞全頭分析

1~5番枠

1ハーベストゴールド(好位)
3走前に1800m戦で勝利していますが、昇級後にはクラスの壁にぶつかっています。
直近2走4,7着と奮わず。
前走水無月賞では3角で失速しており、スタミナ不足を露呈。
このクラスだとスタミナが足りない印象です。
ちなみに3走前は相当スローな流れを2番手で先行し、上がりもそこまで速くない中での勝利と、展開に恵まれた感が強いです。

2コスモハーキュリー(先行)
2走前のアレキサンドライトカップで1ハーベストゴールドに差されています。
しかもこの時は本馬が斤量1kg軽い状態で。
今回は重賞なので斤量は同じになります。
横の比較的に、いきなり昇級後いきなり好走は難しく思います。

3スーパーノヴァ(追込)
・スタートが絶望的
出遅れます。
スタートだけで3~4馬身くらいは差ができてしまうので、もったいないです。
その分、前半で脚を使わざるを得ません。
距離が延びればその分巻き返す時間ができますので、2000mという距離は良いのです。
道中で幾分は出遅れをカバーできます。

スローペースになれば尚良い。
追走が楽になることに加え、本馬は上がりの脚が使えます。
スローの瞬発力勝負となった前々走錦江湾特別では、上がり2位の37.7をマーク。
上がり最速は9ウノピアットブリオの37.0と抜けていますが、同3位は38.2で、上がり37秒台は本馬とウノの2頭だけです。

道中でどれだけ出遅れをカバーできるか。
それにかかってます。

4スーパージェット(追込)
・直近の凡走
2走前は1年以上の間隔が開いた中でのレースなので、凡走は致し方ないです。
馬体重も20kg近く減っていました。
前走は本馬の苦手な展開であるスローの瞬発力勝負。
いつもとは違って先行策をとっての5着。
展開を考えればまずまずといったところです。

・2000m巧者
3走前は2000mで勝利しており、佐賀2000m戦においては(3-1-0-1)と素晴らしい実績。
しかも、唯一の着外は交流重賞の佐賀記念ですから、佐賀所属内ならば連対率100%です。
さらにさらに、2着の時も勝ち馬は元中央馬で中央重賞2勝、移籍2戦目のグレイトパールですから、相手を考えればしょうがない。

上がりのかかる展開が得意なので、2000m、というか距離はあればあるほど良いでしょう。
2500mの九州大賞典で2着という実績も持っています。
前走の敗戦から、スローの瞬発力勝負にならなければ、ここでも戦えると思います。
まだ終わった馬ではありません。

5アンバラージュ(好位)
・万能型に近い
どちらかといえばスタミナ型だが、瞬発力勝負も位置取り次第では対応できる。
前走水無月賞では大外9番枠ということもあり1周目の3~4角で外を回されていた距離損があります。
それも今回は5番枠なのでないでしょうし、スタートが上手いので好位につけられると思います。
また2000mに距離が延びることにより、1周目の3角までの距離が延びます。
よって先行争いが緩やかになることが想像できます。
これは本馬にとっては好都合で、距離ロスなく進めるのでは。

前走は流れた展開からのスタミナ勝負で3着に好走。
その前の1800m戦に当たる7走前の福寿草特別ではスタートが決まらずに後方からの競馬となり4着に敗れています。
好位からの瞬発力勝負ならともかく、後方からまとめて差し切るというような瞬発力は持っていません。
1750m戦ですが、春望賞ではスローの瞬発力勝負を道中2番手から2着に好走しています。
スローだろうが、ハイペースだろうが、好位にいればそれなりの見せ場は作ってくれます。
なので、本馬を万能型と判断しました。

・懸念点
後方になることが懸念点ですが、2000mという距離なので、先行争いはそこまで激しくはならないでしょう。
先述したように、スタートの位置が2000m戦は2角ポケットからで3角までに約300mもありますので、それも先行争いが緩くなる要因となります。
なので本馬が先行できない可能性も下がりますので、あまり懸念点はありません。
能力の絶対値で敗れるということはありますが、本馬のパフォーマンスを最大限に発揮できる舞台といえます。

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6~9番枠

6シゲルノマオイ(追込)
2000m戦は(0-0-0-2)、直近で好走もない。
掲示板にすら載れていないですからね、ここは軽視で良いかと。

7イザ(逃げ)
今回の逃げ馬候補。
1400m戦でも馬なりでハナを切れており、しかも道中行きたがるそぶりも見せているので、おそらく2000m戦だと道中かかってしまいます。
それを防ぐには手綱を緩めて馬なりで進むのが吉ですが、それだとほぼ間違いなくスタミナが持ちません。
かといって手綱を締めると、それはそれで道中の折り合いでスタミナを削ってしまうので、いずれにしても好走は難しいと思います。

ただ本馬がどういう風に逃げるか(スローに落とすのか、馬なりでペースを作るのか)は、後続の馬たちに影響をもたらします。
個人的には、馬のストレスを考えてある程度流れた展開に持っていくと思っています。

8オイカケマショウ(先行)
・2000mへの対応
2000m戦は2月の嘉瀬川OPで3着というのがあります。
前走は900m戦ですが、2000mも対応できています。
900-2000mまで対応できる理由、それは本馬のスピードの持続力とスタミナにあります。
本馬は長く良い脚が使えます。
900m戦はワンターンのスピード競馬でペースの緩急というのは皆無なレース。
2000m戦は緩急が生まれやすいレースですが、本馬が好走した嘉瀬川特別はペースが流れていました。
スピードの持続力を活かせる展開になれば、中距離でも好走が可能です。

逆にいうと緩急のある展開を苦手としている、といえるでしょう。
前々走錦江湾特別(1800m)はスローの瞬発力勝負。
道中5番手で先頭集団の最後方にいた本馬は、向正面の仕掛けどころで集団から遅れをとっています。
それでも持続型の長くよい脚を使い、3角で本馬よりも前にいた馬の2頭をかわして4着に入っています。
緩急があると仕掛けどころで遅れてしまう分、レースはしづらくなります。

・理想的な展開
900m戦でも戦えるので、テンのスピードは中距離戦では上位です。
なので好位を取ることができるでしょう。
その上で、ペースが平均以上で流れれば持続力勝負となり本馬の得意な展開となります。
スローの瞬発力勝負になってしまうと、やりづらいです。

9ウノピアットブリオ(差し)
・連勝中だが完全無欠ではない
中距離戦で目下2連勝中。
実績、勢い的に人気になるでしょう。
ただ、3走前の重賞佐賀スプリングカップで3着に敗れているように、圧倒的に強い馬ではありません。
本馬には弱点があります。

それは追走力。
3走前は直近2戦に比べてペースも速く、上がりも速いという展開。
因みに直近2戦はスローの瞬発力勝負で制しています。
閑話休題。
道中の追走に苦労しており脚を使わされています。
仕掛けどころでは進出を試みるも、すでに脚を使わされているので伸びを欠いて4着に敗れています。
勝ち馬とは0.7秒差、3着には0.2秒差をつけられています。
本馬は差し馬ながら、上がり3Fは9頭中3位。
2着馬には後方から差されています。

・瞬発力には自信あり
ここ2戦の勝利はスローの瞬発力勝負。
この「スロー」というのが本馬の場合は重要です。
なぜなら追走力がないから。
道中でなるべく先頭集団から離されない位置が取れるかどうかが、勝利のカギになります。
2走前の高千穂峰特別(1750m)では、ペースが上がり道中は先頭集団から大きく離れた5番手の追走でした。
先頭グループから10馬身は離されていたと思います。
レースレベルと本馬の瞬発力により差し切れていますが、重賞で同じ芸当は難しいでしょう。
とにかく、ペースが上がってしまうと道中でついていけません。
ただ瞬発力はあるので、スローの瞬発力が良いのです。

その観点でいくと、2000mという距離はプラスに働くと思います。
距離が延びれば延びるほど、ペースは緩みやすいからです。
本馬視点で考えると、道中での追走が楽になる、ということです。

以上から、距離延長はプラスで、ペースはスロー熱望。
ペースが流れてしまうと、追走力が足を引っ張って苦労するでしょう。 

予想について

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以上、RKB杯 第3回佐賀王冠賞(重賞)全頭分析でした。
ご覧頂きありがとうございました。


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