グランアレグリア

【予想】サウジアラビアRC(2019)~どのハーツか~

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第5回サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)の予想です。
予想のポイントは以下。
馬場(Aコース):開幕週かつ晴れ予報なので高速馬場想定
東京1600m:スタートから3角まで約500m→先行争いは軟化ぎみ
重視:高速馬場適性、瞬発力勝負
血統:①トニービン、ディープインパクト持ち、母系は父が短距離系でなければ短距離系、父が短距離系なら中距離系
ここらへんを踏まえて予想していきます。

サウジアラビアRC予想

◎サリオス

・アブソルティスモを子ども扱いした新馬戦
新馬戦でアブソルティスモといきなり対決していますが、ここでは完勝でした。
舞台は今回と同じ東京1600m戦、逃げたアブソルは1000m通過を1:03.5と逃げ馬としては理想的な展開に持ち込めましたが、道中5番手にいたサリオスは直線でエンジンをかけると天性の加速力で残り200mの時点ですでに先頭に。
最後は追うのをやめて流してフィニッシュしていますが、上がりは最速の33.1。
最後まで追っていたら32秒台の上がりをマークしていたと思われます。
スローペースになれば基本的には前有利になりますが、この馬に取っては関係ありませんでした。
瞬発力もさることながら、エンジンのかかりが速くて一気にトップギアに持っていけるのがこの馬の強みに思います。
ちなみに新馬戦の上がり2位のアブソルティスモとの上がり3Fのタイム差は0.8秒もありました、最後流していても。
瞬発力勝負ならこの馬でしょう。

・少頭数なので
今回は新馬戦で勝利した舞台でもありますし、前走と同じ少頭数でのレースとなりますので前走のパフォーマンスを再現しやすいです。
展開的にもう少し流れるとは思いますが、それでもハイペースが得意な馬は見つかりませんので、大崩れすることは考えづらいです。
鞍上の乗り替わりは2歳馬というまだ幼い馬を扱うという点では不安ではありますが、新馬戦を見る限りでは気性面に問題もなさそうなので問題にはならないかと思います。
1度レースをして気性が荒くなる馬がたまにいますが、それはやってみないと分からないですし、ほかの馬も同じような境遇なので何とも言えません。

・血統
父がハーツクライなのでトニービン持ちという点で〇。
母系は母父がニジンスキー系、母母父はデインヒル系で欧州の中距離路線で産駒を輩出しています。
父が中距離馬なので、母系には短距離系が理想的という点では、母系が中距離系なので血統から見る距離適性は2000m以上なのかなと思います。

〇クラヴァシュドール

・新馬戦の上がりはサリオスと同じ33.1
新馬戦は阪神1600m戦で前半1000m通過が1:01.9という流れ。
道中は3番手から追走し、直線に向くと一旦は進路の切り替えで差をつけられますが、そこから加速して上がりは最速の33.1で2着に0.2秒差をつけて勝利しています。
この馬も直線がスムーズなら上がり32秒台を出してもっと楽に勝てていたのではと思わせるレース内容でした。
東京と阪神でコース形態や馬場状態が違うので一概に比較はできないのですが、サリオスが東京マイル戦で出した上がり33.1と同じ上がりを阪神コースで出せています。
瞬発力で言えばこの馬もサリオスに引けを取らないものを持っているといえます。
ただサリオスは6月の時点でのタイムで、クラヴァシュドールは9月でのタイムという点で、仕上がりの早さという点ではサリオスの方が現状は上なのかなとも思います。

・中内田厩舎の関西馬
2歳馬で初輸送というのは懸念点になりやすいですが、中内田厩舎が送り込んでくるという点に懸念点が軽減できます。
中内田厩舎はとにかく勝率が高い=レース選択が上手な厩舎です。
2歳戦で関東への長距離輸送という懸念は当然厩舎サイドも思惑としてあるでしょうが、それでも送り込んでくるということは馬の精神面を推測してのものだと思います。
レース選択の上手な厩舎の推測なので、的外れなことは考えづらい、つまりそこまで不安要素とはなりづらいと考えられます。

・血統
父はサリオスと同じハーツクライ産駒なのでトニービン持ち。
母父はストームキャット系のジャイアンツコーズウェイ(産駒はマイルCS勝ち馬エイシンアポロンなど)なおんで短距離血統。
母母父はサンダーガルチは米国の中距離血統、日本では2007年の全日本2歳優駿勝ち馬イイデケンシンを輩出しています。
サリオスに比べて母系が短距離系なので、血統面ではこの馬に分があります。

▲エンジェルサークル

・良馬場外差し向き
新馬戦は直線でインを突き、途中から外に切り替えての5着。
勝ち馬との着差はありましたが、最後まで脚色は衰えずに伸びてはいたので脚を余していた可能性があります。
前走未勝利戦は新潟の1600m戦。
新馬戦と同じような位置取りで道中は9番手追走、終始馬群の外目に位置し歳gの直線でも馬を外に向けています。
追ってkらの反応は素晴らしく、1頭だけ次元の違うスピードを見せて上がりは最速の33.9で勝利。
同2位が34.6なので、上がりタイム差は0.7秒もあることになります。
しまいの瞬発力で勝負する馬なので馬場はパンパンンの良馬場向き。
さらに前が開けている外側からの差し・追込の方がストレスなく走れてこの馬に取っては良さそうです。
今回は少頭数なので外からの差しでもそこまで距離ロスは出ないでしょうし、開幕週の良馬場なのでその点も〇。

・血統
父は短中距離血統のロードカナロアなので母系は中距離系が理想。
母父はハーツクライ、母母父はMt.livemoreという馬で自身は米国の短距離馬で産駒も米国の短距離馬が多い。
短距離よりの血統構成で自身の脚質的にロードカナロアが近いので距離はマイルまでか。

△アブソルティスモ

新馬戦でサリオスに完敗しており、前走札幌1500mでの未勝利戦では上がり最速をマークしながらも辛勝という内容だったので能力的な疑問はぬぐえない。
レイデオロ・レイエンダの下なので血統的には魅力だが、父がダイワメジャーに変わったことで瞬発力よりもよりスピード持続型に寄った印象を受ける。
強力な馬が皆差し・追込馬なので、先行して自分の展開に持ち込めれば2着まではあるかなといった程度の期待を持ちます。

買い方
◎サリオス
〇クラヴァシュドール
▲エンジェルサークル
△アブソルティスモ

【馬単】
◎⇔〇▲
◎→△
計5点

予想を終えて・・・

結果的にハーツクライ持ちに重い印を打つことになりました。
トニービン持ちはこのレースと相性が良いのでデータ的にも合致しているのでその分自信にもなりますが。
ディープインパクト産駒が1頭も出ないという珍しいのか、時代の変化なのかは分かりませんが、時代の変化と捉えるとハーツクライの時代が瞬間的には来るかもしれません。
ロードカナロアの成功、デュラメンテ、ホッコータルマエ、サンデーの持たないレイデオロなど今後も可能性に秘めたキンカメ系に比べ、サンデー系の隆盛にかげり網江自初めているので、ディープなき今ハーツクライが頑張ってくれるのではという期待と馬券的中の期待を込めて馬券を買おうと思います。

以上、第5回サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)最終予想でした。
ご覧頂きありがとうございました。

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