見出し画像

【Profiling】キャンドルグラスの個性・適性・弱点とは

キャンドルグラスProfiling

近走の内容から、本馬の個性について探っていきます。

JBCスプリント(JpnⅠ)2020/11/3

大井1200m=5着
前半3F33.4-後半3F37.3=1:10.7(本馬1:11.2)
トラックバイアス:-0.2

勝ちタイムは大井1200mで行われた本レース7回の内、3番目に速いタイム。
東京盃(JpnⅡ)の平均連対タイムが1:11.2、東京スプリントの同平均が1:11.3なのでJpnⅠにふさわしいタイムである。
レースは差し決着。
勝ち馬は道中11番手、2着馬は4番手、3着馬は出遅れて最後方からだった。
ラップタイムを見ても超前傾ラップだったので、差し・追込優位だったと捉えてよさそう。

本馬は最も速いスタートを決め、ゲート直後は先頭だった。
鞍上がスタートを苦手とするでデムーロ騎手のテン乗りだったので、それを考慮すると特筆すべき点。
そこからは先行力のある馬に位置を譲り、3角では9番手まで下げる。
これは差し馬なので差し支えない。
3~4角では距離ロスのない内ラチ沿いを走り、直線で追い込むも5着まで。
終始鞍上に追われて追走に苦労していたが、それはJpnⅠのレベルの高さゆえ。
それでも最後の直線では伸びていたので、スピードの持続力は相当なものがある。
GⅠレベルのスプリンターが集まる中で最も速いスタートを切れたこと、3~4角で距離ロスなく走れたこと、差しが決まりやすい展開になったことが掲示板確保につながった。

アフター5スター賞(SⅢ)2020/9/8

大井1200m=2着
前半3F34.1-後半3F37.6=1:11.7(本馬1:11.9)
良馬場時のSⅢ戦連対平均:1:11.6
トラックバイアス:-0.4

勝ちタイムは平均的で、バイアスを考慮すると少々物足りなさを感じる。
レースは差し決着。
先行争いが激しくなり、前半3Fは34.1だがハナ争いをした馬は全滅している。
勝ち馬は道中11番手、2着の本馬は5番手、3着馬は6番手だった。

本馬は4番目の速さでスタートを決めるも先行争いには付き合わず、先頭グループと離れた5番手を単騎で進める。
今回も内ラチ沿いを確保し、3~4角では距離ロスのない進路取りをする。
スタートの上手い差し馬だからこそできる芸当だろう。
直線で良い脚をみせるも、それ以上の脚を使ったサブノジュニアに完封されて2着となった。
後のJpnⅠ馬(57kg)相手に58kgという斤量で1 1/4馬身差ならば上出来の内容。

習志野きらっとスプリント(SⅠ)2020/7/22

船橋1000m=2着
前半2F22.1-後半2F25.2=58.5(本馬58.6)
トラックバイアス:-1.1

勝ちタイムは過去10回で4番目の速さ。
最も速い勝ちタイムが2012年の58.2なので、タイム差はほぼない。
ただ、この日の馬場は速かったのでタイムが出やすかったのも考慮しなければならない。
レースは差し決着。
勝ち馬こそ道中2番手だったが、2着の本馬は道中7番手、3着馬はさらに後方の11番手だった。
1000mという超短距離戦ながら差し決着なので、相当前で競馬をした馬は苦しい展開だったであろう。

本馬は出ムチを入れられながら五分のスタートを決める。
2番枠という内枠を活かし、終始内ラチ沿いを走りながら直線で外に出される。
最後は勝ち馬に猛追をするが半馬身ほど届かずに2着でフィニッシュ。
スタートは五分だったが、1000mのSⅠというクラスではある程度先行力がないと勝つまでは難しい。
本馬はスタート自体は悪くはないが、差し馬なのでそこからの行き脚が付かず、それゆえに届かないというケースが多い。
短距離馬なのでもどかしいところである。

キャンドルグラスの総評と船橋記念予想見解

ここから先は

487字

¥ 150 (数量限定:残り 5 / 5)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?