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【青藍賞2020】盛岡1600mといえば差しだが、今回は能力差が激しく思います

※画像は先日盛岡競馬場で行われた不来方賞の勝ち馬フレッチャビアンカ&高松亮騎手です。

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は7頭立ての6頭見解です。
それでは、IBC杯 第28回青藍賞(M2)の出走馬見解をしていきます。 

青藍賞出走馬分析

盛岡1600mは2角の奥深くからのスタート。
3角までの直線距離は約850m、コーナー2つでゆったりとした形状。
直線は300m。
起伏のあるコースでもあり、3角までは上り坂で3~4角にかけて下り、直線で少し上る。

差し・追い込み有利。
3角までの距離があるのでペースは上がりやすく、かつコーナーはゆったりしていながら下り坂なので加速しやすい。
逃げ馬にとっては息の入れずらいコースで、最後の直線では上り坂もあるので300m以上に直線が長く感じる。
300mという距離も地方競馬の中では長い方なので、差しが決まりやすい。

今回は7頭立ての少頭数。
前にいる馬が邪魔になることがないので、差し馬にとってはより差し込みやすい。
逃げ馬は割引が必要。

1ヒガシウィルウィン(先行)

2017年のJDD勝ち馬。
前走から岩手競馬に移籍し、緒戦を快勝している。
着差自体は0.3秒だが、大勢決した後は力を抜いていたので、着差以上の差を感じた。
南関時代は差し馬であったが、前走は少し押し出して位置を取りに行っている。
より確実に勝つためであろうが、岩手クラスだと先行力でも上位に来る。
それでいてJDDを勝つほどの末脚をかつては持っていた馬なので、まさに鬼に金棒。
つまりは先行力がありながら、最も瞬発力のある馬となったわけである。

盛岡1600mは差しが決まりやすいコース。
ただ今回はコース云々、能力差が大きくある。
前走の勝ちタイム1:36.9は相当優秀なタイム。
昨年の本レースの勝ちタイムが1:38.3、同じく盛岡マイル戦の絆カップが同1:38.1なので、それよりも1秒以上速い。
それを道中2番手で上がり最速をマークしてしまっているので、ここでは相手がいないように思う。
素直に1着固定で良いだろう。

2レイディルアレナ(好位)

前走はスタミナ切れで4着。
5頭立てで3頭-2頭のグループに分かれ、3頭側で唯一馬券外に沈んだ。
ペースが速かったわけでもないので、単純に距離が長かった印象。
なので、コーナー4つの水沢1600mよりもコーナー2つの盛岡1600mの方がまだ良いだろう。
前々走(盛岡1600m)はスタートで遅れて最後方からの競馬となったが、本馬は好位~先行が本来の位置。
前走は敗れはしたが逃げることができた=先行力が戻ったので、今回スカイサーベルとの逆転くらいは可能性としてある。
ヒモで抑えるか否か、というレベル。

3スカイサーベル(追込)

近走の盛岡では、仕掛けどころの3~4角で置いて行かれている。
スローペースで緩急のあるレースが苦手なのだろう。
一方前走の水沢マイル戦では、最後方から向正面で位置取りを押し上げられており、それが好走につながっている。
この時はペースが速く展開が向いたが、それに加えてペースの緩急がなかったこともこの馬にとっては好走につながったのだろう。

今回の逃げ馬はパンプキンズ。
前走で速い流れを逃げて2着に好走しているので、今回も同じような展開を作ると思われる。
本馬にとって速い流れは歓迎。
緩急が少なくなるからである。
差し脚質は盛岡1600mとも合うし、パンプキンズの逃げとも相性が良い。
ほぼ最後方からの競馬にもなるので、こういった馬はペースの上がりやすい重賞の方が好走しやすい。
今回のメンバーならば、好走するチャンスは十分ある。

4パンプキンズ(逃げ)

前走は逃げて2着。
1:37.2というタイムは優秀で、それを逃げて垂れることなく好走できたのは力のある証拠。
直近で崩れた一条記念みちのく大賞典(水沢2000m)ではスローペースで逃げたにもかかわらず5着だった。
上がりの速い展開では単純な瞬発力で屈してしまうのだろう。
なので、本馬の場合はある程度ペースを作って、後続に脚を使わせる展開が向く。
鞍上は引き続き岩本騎手なので、その点は理解していると思われる。
この馬のマイペースは速い流れ。
ヒガシウィルウィンとの逆転はいずれにしても難しいと思うが、2着確保は堅い印象。

6ヴィグラスムーヴ(好位)

前走は南関からの移籍初戦で8着に大敗。
9頭立ての最後方から見せ場が全くなかった。
前走を見る限りは買い要素なしだが、可能性を見出すとすれば持ちタイム。
本馬は前所属の南関にいる前に岩手競馬に所属していた。
つまり、出戻りである。
南関前の岩手時代に、盛岡1600mを1:37.2で走っている。
この時は重賞の絆カップで3着だった。
この持ちタイムはパンプキンズが前走すずらん賞で2着に入った時のタイムと同じなので、単純比較ならば今回パンプキンズと同じ評価であってもおかしくはない。
あの頃の能力がまだ出せるかは未知だが、前走の酌量余地として7か月ぶりの休み明けだったということがある。
叩き2戦目の今回で上積みが見込める。

前走はスタートで行き脚が付かずに後方からとなったが、本馬は本来は先行馬。
7頭立ての6番枠と外目の枠に入ったので、スタートで前に壁ができることはない。
少し無理をしてでも先行ができれば、以前の輝きを取り戻せるのではないかと思う。

7センティグレード(追込)

追込馬ながら盛岡競馬場が苦手。
盛岡マイル戦は0-0-1-5とほぼ馬券に絡めていない。
逆に水沢では重賞でも好走しているので、本馬は右回り向きの馬なのだろう。
左回りの今回は軽視している。

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以上、IBC杯 第28回青藍賞(M2)出走馬見解でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは次の記事まで、ぐっど・ばい✋
(明日は高知競馬の黒潮菊花賞です)

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