見出し画像

【脱1強】第34回東京プリンセス賞(2020)有力馬見解

※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
第34回東京プリンセス賞(SⅠ)の有力馬見解をしていきます。
大瀧詠一を聴きながらブログを書いていたらずいぶんとはかどりました。
耳にやさしいというか、聴き心地が良いですよね。
しばらくは良い相棒となりそうです。
そんなwith大瀧詠一で書いた有力馬見解をどうぞ。

東京プリンセス賞見解

【展開】
距離延長組が13/16頭とほとんどなので、ペースは上がりやすい。
今回の逃げ馬想定はテーオーブルベリー。
2枠4番と枠が良く、テンのスピードも速い。
3走前の東京2歳優駿牝馬(大井1600m)では最初の2Fを23.8で逃げており、これは今回のメンバーの中でも随一のスピード。
他の逃げ馬候補の同タイムは以下の通り。
6番ジュンスピードの2走前(船橋1600m)→26.0
8番カラースキームの前走(大井1600m)→24.8

【トラックバイアス】
月曜のレースではとにかく前が止まらなくなっており、つまりはインが伸びるトラックバイアス。 

4テーオーブルベリー

軸として信頼できるのはこの馬。
3歳牝馬王道路線の東京2歳優駿牝馬→ユングフラウ賞→桜花賞というローテで、順に振り返る。
東京2歳優駿牝馬では前後半3F36.4-42.2という超がつく前傾ラップを逃げて勝ち馬に0.7秒差の2着。
この時の大井コースは差しが決まっていたトラックバイアスで、実際に勝利したレイチェルウーズも外差しをしている。
展開・TBともに全く合っていない中での2着は中身が非常に濃い。
ユングフラウ賞では休み明けに加え、55kgの斤量(54kg7頭、55kg3頭、56kg2頭)、そして12頭立ての9番枠で外枠且つボンボンショコラがいたことで、ハナを切れずに5着に敗れている。
終始外々を回して砂を被らないコース取り、ゆえに距離ロスが多く全てのコーナーで大外を回されていた。
トラックバイアスもインを走った馬が上位にきているので合っていない。
5着も敗因に言い訳がきく内容。
桜花賞でもボンボンショコラが3番枠、テーオーが4番枠だったので逃げれず。
浦和1600mは3角スタートの内枠が圧倒的に先行しやすいコース形態なので、枠が出た時点でボンボンにハナは譲る気だだったと思われる。
ボンボンが2番手を離しての逃げだったこともあり、実質逃げのような隊列で競馬ができたことで、2着に好走できている。
勝ち馬とのタイム差もわずか0.1秒だった。

この3走で分かることは、ハナをきれればかなり強いということ。
今回は幸運にもボンボンショコラもおらず、ハナをきれそうな内枠4番。
1角までの距離が短い大井1800m戦なので、内枠はかなりハナをきるうえでは優位。
さらにトラックバイアスも味方してくれる。
これだけの馬で前日最終オッズ32.9倍は破格の数字。

13レイチェルウーズ

この馬の場合は前走桜花賞(5着)の敗因を探れば良い。
なぜ前々走ユングフラウ賞でトップハンデ(56kg)を背負いながら勝ったのに、同斤量の桜花賞で敗れたのか。
考えられる敗因は2点。
1点目は枠。
3角スタートの桜花賞では6番枠で、先着を許した4頭は全て自身よりも内枠の馬だった。
スタートである程度の位置を取りに行った分、脚を溜められなかった。

2点目は緩急。
桜花賞の映像で見ると、向正面のペースアップで目一杯に追ってもついていけていないレイチェルウーズがいた。
ユングフラウ賞と桜花賞の比較、ペースアップがされる残り800mと600m。
ユングフラウ賞:12.7-12.0(0.7秒)
桜花賞:13.0-11.8(1.2秒)

ユングフラウ賞に比べて、桜花賞は緩急がきつかったことがわかる。
1400m戦ということもあり、全体的にペースの速かったユングフラウ賞では楽に追走できていたのに対し、1600m戦で途中ペースが緩んだ桜花賞ではうまく追走できていなかった。
無敗で制した東京2歳優駿牝馬もハイペースで流れての勝利だったことを踏まえると、この馬は緩急のつく競馬が苦手。
逆に淀みない流れからの瞬発力勝負にはめっぽう強い。

大井1800m戦は1角までの距離が短いが、浦和1600mほど有利不利の激しいスタート地点ではないので、枠という懸念点はない。
緩急についても、大井外回りコースは直線が約400mと長いので、浦和のような向正面での急激なペースアップということは考えづらい。
つまり、コース替わりはこの馬にとっては大きくプラスに働く可能性が高い。

11アクアリーブル

レイチェルウーズの逆で緩急で強さを発揮する馬。
前走は完勝だが、勝因には2つの運も重なったに感じる。
1つ目は枠。
5番枠と内目の枠を引けたことで、差し馬ながら好位を取れている。
その好位を取れた要因が2つ目の運、スタート地点。
コーナースタートということでスタートから加速しづらい構造になっている。
この2点の運が重なり、差し馬でテンが決して速くはないアクアリーブルながら、内目の枠で加速しづらいスタート地点のおかげで後手を踏むことがなかった。
それが道中4番手という好位確保につながり、ひいては勝利につながっている。

今回は11番枠からのスタート。
スタート地点は3走前の桃花賞(3着)と同じで、その時は出ムチをいれても6番手までだった。
差し馬なので距離延長は歓迎だろうが、前走ハマりすぎた感が否めない。

10ルイドフィーネ

前走からの上積みという点ではこの馬は魅力的。
上積みポイントは2点挙げられる。
1点目は休み明けだったこと。
桜花賞は東京2歳優駿牝馬以来の3か月休み明け、ぶっつけでのレースながら3着に好走。
叩き2戦目の今回は、単純に状態が上向くだろう。
2点目はトラックバイアス。
桜花賞では道中外を回した馬が好走しており、勝利したアクアリーブルは3~4角で大外を回している。
逆に最内を走った馬では逃げたボンボンショコラが4着と人気を裏切る結果に。
そんな中、ルイドフィーネは最内を走りながら3着と好走している。

2走前の東京2歳優駿牝馬でも、外が伸びるトラックバイアスで最内を走り4着と、ここ2戦でトラックバイアスとかみ合っていない。
それでも粘り強く掲示板は確保している。
今回は先行馬有利のトラックバイアスなので、恩恵を受けられるハズ。
能力の絶対値という点で勝ちきることは難しいかもしれないが、前走以上のパフォーマンスは大いに期待できる。

8カラースキーム

前走桃花賞の勝ちっぷりが良いが、どういう要素で勝利したかを見てみる。
不安要素はそこから見えてきた。
2着との着差は6馬身で見栄えのする勝ち方なので人気にはなりそうだが、結論から言うと過信は禁物な勝利だと思う。
それは2,3着を見ると克明になる。
2着エンジェルパイロ、3着アクアリーブルはともに次走でユングフラウ賞を選んでいるが、着順はそれぞれ11着、2着。
桃花賞とユングフラウ賞で着順が入れ替わっているわけだが、その要因はペースにある。
桃花賞はスローペースの前残り競馬で、逃げたカラースキーム、2番手のエンジェルパイロのワンツーで、中段から差してきたアクアリーブルは展開が向かないながらの3着という結果。
ユングフラウ賞は、同じく2番手からの競馬をしたエンジェルパイロが11着、逆に1角時点で11番手にいたアクアリーブルが3着にまで食い込んでいる。
つまり、桃花賞は逃げ・先行有利で、ユングフラウ賞は差し・追込有利の展開だった。
のちにアクアリーブルは桜花賞を制するわけだが、それも含めると桃花賞は相当に前有利だったのではと考えられる。
ユングフラウ賞のエンジェルパイロの惨敗も、それに拍車をかけている。
以上から、カラースキームの桃花賞は実力でもあるが、展開の恩恵も存分にあった上での勝利だった。
今回はハナをきれるかも微妙なので、自分の競馬も前走よりは確実にしづらくなる。
ローテも3か月の休み明けであり、ウイルスの影響でテン乗りの乗り替わりと、不安要素は満載。 

予想について

予想は見解の答え合わせ、競馬の醍醐味でもあります。当日の馬場状態を見たいのでTwitterで当日レース1時間前頃にツイートします。気になる方はそちらをぜひ!& Follow me!!

以上、第34回東京プリンセス賞(SⅠ)有力馬見解でした。
ご覧頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?