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【非ディープ産駒】マイルCS血統見解

初めましての方も、初めましてじゃない方も!
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今週は地方重賞が少ないので、中央競馬の血統分析をします。
普段は地方重賞の見解を書いていますので、そちらも遊びに来てくださいね!!
それでは、第37回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)の血統見解をしていきましょう!

マイルCS血統見解

【お品書き】
・阪神競馬場(1600m)の特徴
・馬場状態
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・血統見解
・今年のマイルCS馬の中では・・・(2頭)

展開や馬場状態は当日やってみないと分からない不確定要素ですが、コース形態・競馬場の砂の深さ・スタート位置は基本変わりません。
この変わらない条件から、求められる適性を探っていきます。
その上で、展開予想を含めて好走可能性の高い馬の見解を述べていきます。

阪神競馬場(外周り,1600m)の特徴

スタートは向正面からで、最初のコーナー(3角)までは500m弱と長い。
直線まではほぼ平坦で、4角終わりから直線のゴール前200mまで約2m下る。
そこから急激な上り坂となり、約100mで2m登る。
直線は473mと長く、急坂もあるので差しが決まりやすいコース。

また、本noteは地方競馬がメインなので芝コースについての基本情報も補足しておくが、芝戦はダート戦とは真逆の適性で瞬発力が重要となる。
ダート戦は先行力が重視されるので、スタートセンスが重要。
一方、芝戦はダートに比べ馬場が硬いので瞬発力が求められる。
よってラスト3Fでどれだけ爆発できるかが勝負を分ける。
阪神外回りコースは直線も長く、起伏もあるので、それがより顕著。

今年で言えば、逃げ馬にレシステンシアがいる。
この馬は2歳の阪神JFで前半33.7という超ハイペースで逃げたにもかかわらず、レコード勝ちをした馬。
桜花賞も前後半3F34.9-38.1という超前傾ラップでありながらデアリングタクトの2着に残っており、気分良く逃げた方が好走するタイプ。
この馬の特徴を考えれば、今回はペースが流れるといえるだろう。

馬場状態

今の阪神コースはとにかく時計が速い。
先週のデイリー杯は1:32.4は2歳の阪神コースレコード、日本レコードの1:32.3と僅か0.1秒差。
エリザベス女王杯は2:10.3でコースレコードの2:10.1より0.2秒遅れているだけ。
とにかく時計が速い。
今週は金曜に雨予報だが、土日は晴れなので良馬場で行われるだろう。
となると、先週に引き続き高速決着が想定される。

したがって、最近の阪神1600mで高速決着且つ上がり勝負になったレースから血統傾向を探っていく。
推奨馬はコース・馬場適性も考慮します。

【検証レース】
・2020/6/21 米子S(L) 1:32.7(35.1-34.7)
・2020/4/11 阪神牝馬S(GⅡ) 1:32.9(34.5-34.5)
・2019/9/22 1勝クラス 1:32.2(35.7-33.4)

①意外とディープ産駒じゃない
この3レースの3着以内9頭のうち、ディープ産駒は3頭。
このうち2頭は重賞阪神牝馬Sの馬。
(重賞になるとディープ産駒は強いですが、これは血統というよりも能力の絶対値だと思います)
多いといえば多いが、阪神1600mというディープ産駒の瞬発力がいかんなく発揮される舞台を考えると少なく感じる。
むしろ目についたのがディープの後継種牡馬の1頭ディープブリランテの産駒。
9頭中2頭がこの産駒だが、ブリランテ産駒はズブイ印象がある。
瞬発力というよりも、パワーで押し切るタイプ。
それでもナリスは1勝クラスで上がり33.3で2着、ミッキーブリランテは米子Sで上がり33.6で3着と瞬発力で好走している。
→イメージではパワー系種牡馬だが、実際は瞬発力のある産駒という特徴がある

②欧州系種牡馬
キングカメハメハと同じキングマンボ系のキングズベストの産駒やモンテロッソ産駒が好走している。
前者は英2000ギニー勝ち馬で凱旋門賞馬ワークフォースや日本ダービー馬エイシンフラッシュの父に当たる。
後者はUAEでキャリアを送っており、ドバイW杯勝ちが主な勝ち鞍だが、独ダービー勝ちを含め欧州でも活躍した馬。
いずれも欧州由来の血で、パワー型のイメージの強い種牡馬の産駒が好走している。
先述したディープブリランテにも通じるが、ここでもぱっと見ズブイ血統が好走している。

また欧州系の父にはサンデー系の母系はマストである。
1勝クラス3着のリーゼントアイリスははキングズベスト産駒で母父にはステイゴールドを持っている。
米子S2着のラセットはモンテロッソ産駒で母父にはアグネスタキオン。
いずれもサンデー系の母父で、かつ日本のリーディングサイアーでも常に上位にいる(いた)種牡馬。
→欧州系の種牡馬に日本の高速馬場に適応した母父という組み合わせが〇。

ご協力のお願いの後に、①と②から1頭ずつ、今回のマイルCS出走予定馬からマッチした馬を紹介する。

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スカーレットカラー

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①に該当した馬。
サンデー系だが、ダート馬も多く輩出しているのがネオユニヴァース産駒。
その後継種牡馬が本馬の父ヴィクトワールピサ。
ネオユニに比べて芝に偏った産駒の成績だが、それでもディープやハーツクライ、ステイゴールドといった瞬発型のサンデー系とは少し異なる。
自身も現役時代は瞬発力勝負でダービーを敗れたり、ドバイW杯や有馬記念を勝つなど、パワー型の馬だった。
逆に産駒のスカーレットカラーや産駒唯一のGⅠ馬ジュエラーは瞬発力に長けた馬。
自身のキャリアがパワー型であったのに対し、産駒は瞬発型が多いというあたりはディープブリランテっぽい種牡馬である。

スカーレットカラーは瞬発力に長けている。
重賞勝利は府中牝馬Sでほぼ最後方から上がり最速の33.2の脚を使って勝利している。
しかも稍重馬場でこれだけの脚を使っている。
阪神コースとも相性が良く、今年の阪神牝馬Sは2着。
3歳時には本格化前でありながら中山のフェアリーS2着もあり、直線の急坂に強い。
鞍上も関西の岩田騎手なので信頼が置ける。
例年に比べてもハイレベルは今年のマイルCSだが、穴としては面白そう。

ペルシアンナイト

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父は欧州のキングジョージをレコード勝ちしたハービンジャー。
種牡馬として日本でも成功した、近年では数少ない欧州系種牡馬。
母父はサンデー系の始祖サンデーサイレンス。
言わずもがな、日本の競馬を変えた大種牡馬である。
まさに欧州系種牡馬×サンデー系母系という理想的な血統。

本馬自身、マイルCSでは2017年の勝利から3年連続で馬券に絡んでいる相性の良さを誇る。
阪神コースでもアーリントンC勝ち、大阪杯2着があり、急坂のある中山の皐月賞でも2着と好走歴がある。
叩き良化型なので前走の富士Sからの連戦は良い傾向。
鞍上が関東の大野騎手なので、阪神で行われる今回は関西の騎手に比べると経験値で見劣りしてしまうが、4年連続マイルCS馬券圏内も血統面では十分可能性を示している。 

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以上、第37回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)出走馬見解でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは次の記事まで、ぐっど・ばい✋
(明日はフリー(未定)です)

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