「短歌人」2018年12月号

髙橋小径

サリサリと枯れ葉をさわる子らのいて秋、幸せはかそけき心地
仙台の小田原旅籠町を往く旅館千登勢屋一軒のこる
あそこにもここにも本屋があったなと独り言ち往く仙台の街
からみつくものがワカメであったとてアフロディーテ貴女は美しい
ろうそくの芯は火が点くその時につやつやとした輝きを産む

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