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ハンドメイド作家 イベント出展の持ち物について

Petit écrin étoile(プチエクランエトワール)のeriと申します。ハンドメイド作家として活動をはじめて一年が経過したところです。

今日は初イベントの話を中心にイベント参加の準備について書きます。
私も当時noteやブログで先輩クリエイターさんの記事を沢山見ながら情報収集させていただいたので、誰かの役に立てるといいなと思って発信しています。

この記事をどんな方に読んでもらいたいか

・初出展の準備をしていて、何を持っていけばいいのか調べている方
・作家活動をはじめたばかりでイベント参加の検討をされている方
・初出展を控えて不安になっている方
・まずはとにかく無事に一日を終えたい方

に向けて書いています

まだ2年目の駆け出し作家が今このタイミングでこの話題の記事を書くのに理由があって。
それは初めてイベントに出る前に知りたかったことを今はまだ覚えている状態だと思うからです。
それから活動年月や規模的に、これから初出展を迎える方・この記事を読む方に比較的近い立ち位置で話ができると考えています。


同じハンドメイドでもジャンルによっても違いますし、私の話のみでは不完全な部分もあるかもしれません。
作家さん・クリエイターさんの数だけ準備のやり方もあると私は考えているので、他の方のこういう記事を沢山読んで自分に合う部分などを参考にされると良いと思います。

今の私の状態について

・イベント参加は6回
・アクセサリー類を中心に製作
・価格帯は2000〜10000円程度(100円単位の値段設定)
・会計は現在現金のみ

絶対持っていってるもの

・販売するもの
布製品は種類ごとにOPP袋に、イヤリング等は100均の仕切りケースに入れて搬入しています。
透明なのでわかりやすく、設営がスムーズに行えます。
普段の保管もそうしているので作品の種類が増えてきた今、イベント用のピックアップがとても楽です。

・ディスプレイ用品

ディスプレイは人によって異なる上、私自身はまだまだ模索中の段階です。

初めての参加は机に全て平置きでしたが、自分の経験上でも他作家様を見ても"平置きだから"が理由でお客様が足を止めてくれないというケースは少ないように感じています。

初イベントの時の写真です

今は100均DIYをやってみたり雑貨屋さんに通ったりしています。
ちょっとずつアップデートしているところです。

直近のディスプレイです

他の方々はどうしているのか調べると「目線の高さに」「手に取ってもらいやすいように」「段差にすると見やすい」等様々な考え方がありましたし、「ずっと平置きにこだわっています」という方もいらっしゃいました。
私もきっとやりながら自分のスタイルが固まっていくんだろうなと思っています。

・OPP袋(サイズ違いで数種類)
・養生テープ・マスキングテープ
・筆記用具・ハサミ
・ショップカード

・ゴミ箱とビニール袋
OPP袋のテープを剥がした紙やちょっとしたメモなどを捨てるためのゴミ箱を簡易的に用意しています。
100均の畳める不織布ボックスにビニール袋をセットしています。
販売で出たもの以外のゴミは別の袋を用意するようにしています。

・鏡
顔周りのアクセサリーを中心に展開しているので、装飾が少なくお顔がしっかり映るサイズのものを持っていっています。
段などで机より少し高めの位置に置くことが多いと思います。平置きにした作品の後ろに鏡を置いたところ、作品が鏡の邪魔をしてしまった経験があるのでそうしています。(真剣に悩んでいればこそ、試着や似合うかのチェックをしてる際にそれを邪魔してくる存在ってあまり魅力的に思えないですよね)
ディスプレイを組んだ後、ブース前に立って鏡に自分の顔が映るかチェックし、位置の調整をしています。
鏡を置く分商品を置くスペースは減りますが、活用してくださるお客様が多いので私の中では必須だと思っています。

・お釣り、電卓、釣り銭トレー
お釣りをどれくらい用意すれば良いのか、初イベント前に沢山調べて悩んでいましたが、こればかりは他の方も仰る通り、その人その人の販売価格によって異なると思います。十円単位の方は十円玉が必要ですし、千円単位の方はほぼお札だと思います。
私は毎回○万円分などキリのいい数字で用意しておき、イベント終了後に集計がしやすいようにしています。
釣り銭入れは100均の仕切りつきケースやフラットポーチを利用しています。そしてお手洗いで席を外す際などにスムーズに持ち運べるよう、離席時に持ち運ぶ袋はそれらがちゃんと入るサイズのものを持っています。

電卓は計算ミスをしないように持っています。緊張したり嬉しくなったりすると頭で計算するのって大変だと思っているからです。せっかくなのでお客様にも画面が見えるよう、シンプルで大きめのものを選んでいます。

コロナ禍なのでお会計のやりとりは基本的にトレーで行うことにしています。

・手指消毒液
なるべくご協力いただけるよう、一目で消毒液だとわかるものを選んでいます。
自分もお金を触った後など使いたいので手の届くところに置いたり、もう一つ持ってたりします。
ズレたりボトルが落っこちないように底を養生テープでとめています。

念のため持参しているもの

・予備の値札と台紙

・手提げ袋
エコバッグ等をお持ちでないお客様や鞄に入らないお客様に渡す時に使っています。
現在100均で購入した細い取っ手がついた紙袋を利用しています。他のブースもまわったりするだろうなと思い、持ちやすさで選びました。

出番はわずかですが喜ばれたことがあったので私は持っていくようにしています。

・領収書
求められたことはないですが、自分がとても心配症なので念のために持っています。
そして心配症なのでさらに念のために宛名・金額・但し書きを書いたらすぐ渡せるようその他の必要事項を2枚分書いて準備しています。
あくまで念のためなので文房具屋さんでかったコンパクトなサイズのものを選んでいます。
これで心配のタネがひとつ減るならお安いもんだ、と思っています。

・問い合わせ先を書いた紙
最近、万が一商品に何かあった場合の問い合わせ先を書いた紙をお客様に渡すようになりました。(これも心配症ゆえかもしれません)
私はプリンタを持っていませんが、名刺サイズならラクスルで安く印刷できるためラクスルで注文して持参しています。
その紙を購入品と一緒にOPP袋にいれてお渡ししています。

・キャスターつきの板
何故か突然役に立つことがあるので個人的におすすめです。
私は無印良品の「キャスターもつけられるフタ」と「キャスター」を持参し、会場で組み立てて使用しています。

鞄などを床に直置きしなくていいし、机の下にしまった物などを引き出しやすくできたり、(重いものは無理ですが)簡易的な台車代わりになったりしました。

SNSでのお知らせ

初イベント前に苦労したのがSNSでのお知らせです。

その時の私は作家活動を始めたばかりでSNSにも慣れておらず、フォロワーさんも10人いらっしゃるかどうかだったと思います。
郷に習ってハッシュタグをつけたりお品書きを書いてみたはいいものの、当日までいいね等のリアクションがゼロの投稿が多く、「誰もブースにきてくださらないかも」と震えながら会場へ向かいました。

けれどブースに来てくださるお客様の中に「SNSを見てきました」と言ってくださる方がかなり多く、悩んだけど無駄じゃなかったんだ、投稿続けて良かった、と実感しました。
特にTwitterを見たと言ってくださった方が多かった印象です。
考えてみれば当たり前ですがこの世の中、気になったからってすぐフォローやリアクションをしてくれる方々ばかりではないですね(私もお客さんの時は気配を消したいタイプです)。

お知らせ・お品書き作成で私が心がけているのは以下です
・イベントのハッシュタグを活用する(運営様がメールやSNS上で「ぜひこのハッシュタグを使用してください」と案内していることもあるため、まずはどのタグが使われるのかを把握することが大切だと考えます)
・自分のできる範囲で、なるべく実物に近く作品が魅力的に伝わる写真を使用する
・作品紹介の際は「ネックレス」「ピアス」「ブローチ」等のアイテムの種類を記載する

こうは言いつつ私も毎回不安だらけです。
けれど多かれ少なかれその投稿を「見てくれている」お客様は必ずいらっしゃるので、諦めずに続けて損はないと感じます。

最後に

初めてのことをする前ってどんな時も不安はつきものだと思います。

私もうまくいかない日の時は無駄ではなく、伸びしろがあるってことだなと捉え、次に繋げるように努めているところです。
自分自身の作品を好きでいることがとても大切だと思うので、たとえどんなに落ち込むことがあってもせめて一日が終わるまでは作品たちを目一杯愛してあげてください。

楽しい一日を過ごせますように。

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