ばかげた爆発

なんかとても情緒不安定で、小さな悲しいことのせいで簡単に涙を出してしまえるような心持ちでいて、なんでこんな心情なのかな、と思ったら月のものの前だったり。すぐさまホルモンバランスのせいにして安堵するのには過剰なくらい、今の私は安定していなくて、自分の性格がどんなふうだったかもわからない。もう23歳になったのに、自分の性格がわからないなんて私ちゃんと生きていなかったんだろうかと絶望の淵を覗いたような心許なさを覚えてしまう。

久しぶりに文章を書きなぐりたくなっただけで、変に複雑な話でもなくて、単純に合わない人がいてうまく生活を回せないっていうただそれだけの話なのだけど、やっぱりそのまま書いてしまうとすごく小さく見えるな。

本屋の人間関係を改善したり、自分の性格を明るくしたり、話がうまくなるように、というような願いが込められた棚の前は、不自然にパステルカラーが多くて落ち着かないし、読んだところで読まなきゃよかったと思うだけなのは目に見えているので、読まないし行かない。

けれど、外に助けを求める段階まで来てしまっているかも、と思って、とりあえず整理しようと思ってこれを書いている。

大人になったら、小学校や中学校と違ってクラスもないし、極論好きなように生きられるんだから、合わない人とは関わらないようにしたらいいって思っていたけど、それはかなり強気な考え方だったし、私はまだ大人になれていないみたいで、合わない人から離れられずにいる。

世の「合わない人から離れられない人」の離れられない理由は数多あるだろうが、私はその中でもかなり馬鹿げた「一人になるのが怖い」というものだ。書くのも恥ずかしい、でもこの恥ずかしさすら自意識過剰かも。

これまでの大学生活の中で、色々な人と関わる機会やタイミングはたくさんあったけど、それをあまり活かしきれなかった。あまり人と繋がれなかった。もしかして、機会を活かせていても誰とも仲良くなれなかったかも。私のままだったら。

だからその合わない人と離れたら、一人になってしまうんじゃないかと不安。
もちろんこの考え方が間違っているのも十分わかっている。

友達が多い友達を見て、「なんでだろう」と本気で思ってしまう。そのあっけらかんとして、誰からも好かれる性格を手にするまでに、苦しい思いをしたり悩んだり試行錯誤をしたのだろうか、と想像してしまう。誰か教えて欲しい。でもこの答えが出たところで、私の性格は変わらない。変わらないんだなぁ。

生きていることって選択の連続で、その全てに、全てと言ったら大げさかもしれないけれど、間違えて来たような気がする。微妙な間違い。大っぴらにあげつらわれるようなものではないけど、なりたかった私になれる選択肢でもない、みたいな。

選択肢について意識していると、「あ、今また言葉の選択を間違えた」と思って瞬間に悲しくなったりする。問題集をやっていて、間違えたらすぐテキストとかで復習できるじゃないですか。あの時間を人生にも欲しい。そしたらきっと次は間違えないのに、人生は淀みなくするする続いていって、悔やんでいる間にまた間違っているような気がする。

本当に考えていたことをつらつら並べて、なんの関連性もないことだし文章もめちゃくちゃで面白くないのに、ここまで10分くらいで一気に書いてしまった。言葉をえらんで綴るのって楽しいですね。

本題というか、今一番しんどいことを書くか迷っていたんだけれどやっぱり書くとして、合わない人の一挙手一投足が気になってしまって、イライラしてしまって、自分の性格が尖ってきている、現に刺々しい発言をしてしまっている、ということなんです、簡潔に書くと。

しかもその合わない人は最近一緒にいるようになったとかでなく、もう長いこと、3年くらいは一緒にいる。ちょっと諸々が重なって、1日のうちで一緒にいる時間が嫌に長くなってしまって、ぶわっと小爆発を起こしました。

これだけ書いただけでもちょっとすっきり。すっきりしますね!文章にするってすごいな。しかも手書きの日記だったらもう少し時間がかかるところを、こうもスラスラかけてしまうと嬉しくなってきてしまう。

そう言えば最近本を読みました。

舞城さんの本は何冊かだけ読んでいるけど、これは読みやすいなぁというのが最初に出てきて、次になんか辛くなりました。

好きとか愛してるとかそういう、不安定だけど心揺さぶるような感情について書かれていると、ぐにゃぐにゃした文章の方が不意打ちで刺さってきたりする。気がする。

何を言わんとしているのか、みたいなところをきちんと読み取れた気はまるでしなくて、でも病床の恋人とか、なんて説明したらいいか分からないけどロボット的なパートナーを失う時とか、そういう辛い描写が全く上滑りしていなくて、いつもより丁寧で、舞城さんの作品を読んでいて感じたことのない「寄り添う」みたいなものがあるなと思いました。この本はとても好き。

愛とかそういうところをど直球で描いた、恋愛映画(主人公カップルの一人が病気で亡くなる)が嫌いという感情と一緒に成り立つことが可能な気がする作品。

心が荒んでいるときは、本を少し読んだり、音楽を少し聞いたり、漫画を少し読んだりするだけで(少しというのは、疲れないから割と肝要かも)元気になれた気がすること。根本的解決じゃないから気がするだけなんだけど。再発見してすこし嬉しかったです。



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