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生活発表会年長さん感動の劇「夢の色って〜どんな色?」作者が語る⑤

ピアノの精ポロロンの場面

ポロロンは「夢の色〜」の最初のお話「ピクシー」の主役でした。他でもない、私が演じていたのですが(笑)「ピクシー」のポロロンはチャラくて間抜けな落第生ですが、園児にチャラい役はさせられず・・・(笑)「夢の色〜?」では真面目に答えを探します。

ピアノの精なので音楽にまつわるエピソードと考えた時、「音楽のチカラ」を表現することにしました。
戦争をしている国に行って音楽のチカラで戦いをやめてもらおうとする音楽隊。
ポロロン「音楽をきいたら、戦いは終わるの?」
演奏者「だって音楽は楽しいだろ?」
ポロロン「音楽をきいてくれるかな?」
演奏者「きいてくれるまで演奏するのよ。」

音楽のチカラ

ポロロンも演奏に加わり、音楽隊が必死に奏で戦いは終わります。
実際はそんな簡単なわけはなく、きれいごとになってしまうかもしれませんが…私の脚本のポリシーです。単純に夢と希望をもてるピュアなお話。そしてこどもに音楽は人を動かすチカラがあるというのを伝えたかったのです。
「きっとみんな笑顔になるよ」「きっとみんな仲良くなるよ」
ちょっとした気分転換にもなれば、悲しい時、つらい時に助けらたり、コミュニケーションに役立つときもあります。
どうしようもない時「これさえ聴けば!」っていう曲をお持ちの方もいらっしゃいますよね? 
私もあります。というより・・・私は役者でもあるので、感情が爆発しそうな時はこれまで演じた役のセリフを言ってみたりして、その時に使った印象的な音楽をきくと・・・すっかり役の気分になって、もともとのいやな気分を忘れてしまう、なんてことがあります。これってただの逃避行動?(笑)

音楽隊のセリフ
「きっとみんな笑顔になるよ」
「きっとみんな仲良くなるよ」

こども達全員でいいます。
「音楽をきいて手をつなげば、戦いなんてなくなるね」

殺伐とした気分になることもあるでしょう。でもこども達には劇を通して、優しい未来を感じてほしいものです。

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