追想にあらず (1969年からのメッセージ)

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ちらっと、いやかなり気になってた本 見つけて即読んでます。ちらっと読んだ昨夜から続きが気になってちょっと早起きして早速読み続きました。途中起きてきた妻に”サイクリングに行こう!”という誘いを丁寧にお断りして(笑)1人で読んでます。勿論かなり難しい本 そして太く読み応えある本です(653ページ!)小西隆裕さん、重信房子さん、足立正生さん... 分かる方には分かる人たちの話とともにこの本は進んでいきます 面白いというには少し健全(それもどうかと思うけど)じゃ無いかもしれませんが 知ってた話 その当事者しか分からなかった話が満載で本に引き込まれてます さすがヘビーな内容なので部屋にApple MusicでBlue NoteのJazzを流しながら読んでいます


サブタイトルの”1969年からのメッセージ”に最初惹かれました タイトルだけではこの本の存在は気が付かなかったかもしれません 数多くの文献やたくさんのアーチストの曲に"1969"って数字がポイントになっています

(イーグルスのあの”ホテル・カリフォルニア”の有名な一節「そのスピリットは1969年から置いていない」って歌っています ここに作詞したドン・ヘンリーは居ませんがメンバーの故グレン・フライのインタビュー記事を載せておきます

インタビュワー「またそれらのバンドよりもイーグルスはずっと成功も大きく、また息も長かったわけですよね。バンド歴40年ですから。さて『ホテル・カリフォルニア』に出てくる有名な歌詞「そのスピリットは1969年からおいていません」という歌詞を人々はいろんな風に解釈していますが、69年にあって76年に失われていたものとは何ですか? グレン・フライ「ドンがその歌詞を書いたんだ。でも僕らも意味は知っているよ。当時何が起こったかと言えば、誰もがあの時代理想を信じ平和を望んだ。そんな希望に満ちた時代は60年代と伴に幕を下ろした。68年ロバート・ケネディが次期大統領になると聞いたときの希望、また彼が暗殺された時の落胆。続くマーチン・ルーサー・キングの暗殺と、理想は破れ、純粋無垢な理想を失ったというのかな。76年に僕らは厳しい現実を知り、60年代にあった純粋無垢な理想を失った。ドンはそういう風に感じてあの歌詞を書いたんだと思うよ」)

俺はまだ6歳だったけど世の中の空気が何か微妙に濃くなっていたことを子供ながらに覚えています テレビでも学生たちのデモや安田講堂のニュース、アポロ11号の月着陸、ベトナム戦争.... (近い従兄弟が学生デモの途中で我が家に逃げ込んで来たこともあった)、大好きな音楽でもウッドストックフェスティバル、ビートルズのアビーロード(彼らの最後のアルバムだと思っている)....etc   今日中にはこの本をきっと読み終えないかもしれません(こうしてnote書いてるし)けどそれも良いのかもしれない 良い本に出会えたことに感謝してます

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